市長、新成人へセカオワ・TOKIO熱唱 熊本・阿蘇
熊本県阿蘇市の成人式で11日、佐藤義興(よしおき)市長(65)がJポップ2曲を熱唱した。「式辞では伝えられないメッセージを」という恒例のパフォーマンスだ。
SEKAI NO OWARIの「RPG」と、TOKIOの「宙船(そらふね)」を披露。「世間に惑わされず、自分で決めたことに突き進め」との願いを込めた。
1期目から続けており、今回は10回目。毎年、「今年は何を歌うか」が話題になり、会場では手拍子も。「元気が出た」と新成人の女性(Yahoo!ニュースより)。
SEKAI NO OWARIの「RPG」と、TOKIOの「宙船(そらふね)」を披露。「世間に惑わされず、自分で決めたことに突き進め」との願いを込めた。
1期目から続けており、今回は10回目。毎年、「今年は何を歌うか」が話題になり、会場では手拍子も。「元気が出た」と新成人の女性(Yahoo!ニュースより)。
【ここから私の意見】
阿蘇市長による成人式恒例のパフォーマンスだそうです。ちなみに過去の成人式では、2012年に福山雅治「家族になろうよ」とAKB48「フライングゲット」を、2013年に、ももいろクローバーZ「サラバ、愛しき悲しみたちよ」とAKB48「ギンガムチェック」を、2014年にFUNKY MONKEY BABYS「ちっぽけな勇気」と「旅立ち」を歌ったとのことです。
まあ、よろしいのではないでしょうか。正直なところ、市長の式辞や来賓の挨拶は退屈ですからね。退屈な式辞や挨拶でも畏まって拝聴するのが、大人になる通過儀礼だと言われれば、もっともです。荒れる成人式なんて無様な事態は、嘆かわしい限りです。新成人に媚びることなく、大人としての心構えを叩き込む儀式として、成人式の意義があるという意見を、私は否定しません。
それでも、阿蘇市長の姿勢を非難することはしません。この市長には、自分の言葉では、新成人に大人としての心構えを叩き込むことができないという、潔い諦めが感じられます。嘘っぽい形式通りの式辞で済まそうとするより、ずっと潔いです。
そんな軟弱な人間は市長失格だと勇ましく言ったところで、彼を市民の代表者として選んだのは、大人である有権者ではないですか。市長への批判は、そのまま自分に返ってきます。それを考慮して、代表者にふさわしい人材を選出するのが、大人の態度ではないですか。
ところで、千葉県浦安市の成人式は、今年もディズニーランドで行われるようです。市の主要な税源となっている娯楽施設の見学という意味なのか、それとも、今日から大人になるから、童心に浸る最後の時間という意味なのかは、私には分かりません。ただ、アンチディズニーの私は、浦安市成人式の模様がニュース報道される度、「このバカどもはディズニーランドごと水没しろ!」と祈ってきました。