12月1日から15日までの半月間、「今年一番心に残った記者会見は?」というテーマでアンケートを行いました。投票数は全7票と少ないものでしたが、投票してくださった方々に感謝いたします。
同じテーマで宣伝会議がアンケートを行っていたこと(Yahoo!ニュース参照)を後日知りましたが、私の場合、ブログ開設前に起こった事件について物申すための口実作りで始めたことですので、関係ありません。
それでは結果発表です。
3位:「ゴーストライター」佐村河内守の謝罪会見(3月7日)…0票
記者会見そのものが地味だったことが、記憶に残らない原因かもしれません。
この騒動で分かったことは、作品の本質を見ずに、サイドストーリーなどの付加価値に騙されるバカが多いということです。佐村河内氏の耳が聞こえようがいまいが、音楽作品の質は変わらないはずです。それなのに、彼の作品に感動した輩が、真相発覚後、「騙された!」と言い出すのは、結局自分の見る目の無さを暴露しているだけです。
音楽の専門家は発表時から作品の質に疑問を持っていたようですが、言い出せませんでした。なぜなら、「現代のベートーベン」に感動したバカが「障害者差別だ! 被爆者差別だ!」と噛み付くのを分かっていたからです。
このような“感動乞食”が、泣けるかどうかで作品を評価し、それに作り手も同調するから、困ったものです。
2位:「STAP細胞はあります」小保方晴子の記者会見(4月8日)…3票
小保方氏の色香に騙されて支持したバカは、どこへ行ったのでしょう。STAP論文の共著者だった笹井芳樹の自殺により、勝手に事件の幕引きが図られようとし、真相は闇の中です。
この事件はSTAP細胞詐欺事件になる可能性があります。ありもしないSTAP細胞の存在をでっち上げ、理化学研究所に多額の予算を付けてもらい、その金であちこちに出張したりと我が物のように費消していたのかもしれないからです。その事実を追求していたNHK取材班が取材熱心なあまり、小保方サイドの弁護士から訴えられ、小保方シンパでマスコミ嫌いのバカからバッシングを受けてしまいました。このバカどもの空騒ぎが、科学分野の予算を食い潰す詐欺師をのさばらせ、日本の科学発展を妨げているのです。
私はこんなことを言っていますが、小保方氏が201回目のSTAP細胞生成実験を成功し、大々的に発表してくれたら、前言撤回し、小保方シンパに転向する気はあります。あくまで成功したらの話ですが。
1位:野々村竜太郎元兵庫県議の「号泣会見」(7月1日)…4票
記者会見のインパクトという点では、1位は当然と言えます。あの無様さに惹きつけられて、何の事件だったか忘れてしまうほどです。
この一件によって国会議員や地方議員の金の使い道について、国民のチェックが厳しくなったという点は、プラスの効果があったと思います。ただ、それまでユルユルなチェック体制で税金が私的流用されていたことに、政治無関心な国民は反省すべきです。そして、NHK大河ドラマ「平清盛」はしっかり見てケチをつけるくせに、県議員の政務活動費私的流用は看過していた、井戸敏三兵庫県知事も反省すべきです。
私個人として、この事件は、本当に野々村元県議一人の手によるものなのかという疑問があります。この詐欺のテクニックを指南した先輩県議がいたのではないか? 実は記者会見の号泣パフォーマンスも先輩県議の演出なのではないか?
野々村元県議が雲隠れし、表舞台に出てこない現在、その真相は号泣の声にかき消されたままです。
以上、投票結果発表です。来年は不祥事でなく、良いニュースの記者会見が話題になるといいですね!