続きです。
早速お昼ご飯が出てきて、ベッドの上でいただきました。
そして初めてウテメリンという張り止めの薬を飲みました。
張り止めの副作用らしく、若干の動悸と火照りを感じました。
調べると、人によっては、手の震えや吐き気がでることもあるようでした。
先生が午前の診察を終えて病棟へ。
再度診ていただきました。
1日4回の内服と膣洗浄、膣剤。
これで1週間様子を見るとのことでした。
また横になってひたすら休みました。
夕ご飯。
入院食ではなく妊娠後期のメニューでした。
なんというボリューム
かなりもりもりでデザートも付いていてこんなに食べて良いのかと驚きました。
でもね、全然太らないの!魔法の食事!
親切に向かいの方が色々とこの時間にお茶が出ますよ〜とか、システムを教えてくださったり、メイク落としを貸してくださったりしました。
神かと思いました。
入院してから神がたくさん現れますw
孤独感に苛まれていたので気持ちが救われました。
話を伺うと出血があり入院していたそうで、回復し、明日退院とのことでした。
明日から大部屋に1人ぼっち?
消灯間際、携帯の充電が切れました。
(あぁ、夫大丈夫かな、、、)
うとうと眠りにつきました。
看護師さんに起こされ、
『旦那さんいらっしゃいましたよ。起きれますか?面会時間外なので短めにね』と談話室へ。
大きな荷物を持った夫の顔を見て、またボロボロと泣きました。
夫も朝出掛けた格好のまま。帰って急いで準備してくれたのが分かりました。
「ごめんね」しか言えませんでした。
きっと忙しくて疲れているのに、笑顔で背中をさすってくれる夫。ハンカチを渡されて涙を拭きました。
『大丈夫や。大丈夫。』
その言葉にまた涙が溢れました。
夫は本当に明るくて前向きな人です。
私にないものをたくさん持っている人。
1人じゃないんだって思えました。
帰ってからもベッドの上で涙がしばらく止まらず、色んな気持ちが込み上げました。
不安や心配や後悔が入り混じった悲しい気持ち。
ふと赤ちゃんの産声が聞こえました。
婦人科病棟なので分娩室も近くにあります。
どうやら新しい命が誕生したようです。
私も元気な赤ちゃんを産みたい。
泣き疲れて気付いたら眠っていました。
つづく。