12月頭にあった資格試験が終わり、追い込み勉強のために片手間分だけこなしていた仕事のツケ払いを済ませたら、もう年末。
ようやく落ち着いたので、溜まっているツーリングレポートの消化。
まずは10月末に行った毎年恒例の山形先祖墓参りツーリング(2泊3日)
晴天の下、新居を出発して、圏央道から東北道へ
上河内SAで朝飯にダブル餃子定食を極めて、第10次北海道ロングツーリングの因縁を断ち切る。
今回は御飯より餃子の方が多いぜ!!
二本松ICで高速道路を降りて、土湯温泉を経由して磐梯吾妻スカイラインを目指す。
電光掲示板には『通行止め』と出ているも、SNSで情報を確認すると凍結規制を解除との公式トゥイートを確認
機先を制して、まだガラ空きのスカイラインを駆け抜ける。
山頂付近の日陰の一部がブラックアイスバーンのような気がしたが、幸いにも対向車線だったのでスルー。
以前、Ninja1000で来た時に吾妻小富士は登頂したので、今回はスルー
硫黄臭と硫化水素水が漂う荒涼とした背景に写真撮影。
停車は危険の看板通り、長時間滞在すると意識レベルが下がるので早々に撤退。
『ヘルメットをしていたが少し肺に入った・・・(クラっとした』
山を下りて、麓の商業施設で小休止。
これで去年の完全ホワイトアウトのなかを走り抜けた因縁は断ち切った。
本日の宿はお馴染みの山形側にある蔵王国際ホテル
ルートを確認して、福島大笹生ICから東北道に入って、白石ICで降りて、国道457号線⇒県道12号線・蔵王エコーラインで奥羽山脈を越える。
が、ダメ・・・!
蔵王エコーライン・・・!通行止め・・・!!(おい、嘘だろ)
下調べを怠った判断ミス(その1)
南にある磐梯吾妻スカイラインが凍結していたなら、北にある蔵王エコーラインの凍結の可能性も考慮すべきだった。
末とは言え10月だからと油断していた。
ツーリングマップルでルートを確認。
戻るのは癪だったので、国道286号線にて奥羽山脈を越える最古の峠道を逝くことにする(判断ミスその2)
峠手前までは交通量があったが、峠道には誰も入って来ず、立ち並ぶ【大型車の通行不可】の看板
峠道は基本的に1車線であったが、それでも宮城側の登りではまだ余裕のあるカーブ線形をしていた。
(写真は峠の山頂)
しかし、真の地獄は山形側の下りであった。
笹谷峠・下り(山形側)
ただでさえ狭い1車線を急勾配な下り。
国道なので落ち葉等の清掃はされているが、中に入ればタイヤが滑る事、必死(苔や舗装亀裂等もあり)
道路幅を全てを使ってのアウトインアウトでコーナーを処理していくことになり、処理の最中に対向車線が来ないことをお祈り。
ガードレールを突き破って谷底に墜ちないように、恐怖心をねじ伏せて、進行方向へ顔を向ける。
それでも怯えるあまり曲がり始める起点を過ぎてしまった失敗もあった(リターンしたり、押し歩きで対処)
こんな人通りのないところでバイクを倒したら、傾斜と相まって二度と立たせることができないだろうと思いながら、なんとか走り抜けた。
以前、北にある関山街道と同じくらいの難易度だと思って安易に下道での峠越え選択してしまったが、よくよく見れば道路線形がまるで違う。
高速巡行用にホイールベースが長いH2SXには、砂利道オフロードの次に相性が悪いのが極狭の峠道だったことを忘れていた。
2度と走りたくない峠道、堂々のNo.1をくれてやろう@w@r
既に無料化した西蔵王高原ラインを疾走して、蔵王国際ホテルへ向かうも野生のサルに遭遇。
道脇に避けているなかで、一匹が突撃してくる。
ヒグマですらバイクから逃げていたのに・・・猿と人間の遺伝子は99%同じだが人身事故にはならない
が、轢いた場合はH2SXもサルも無事に済まないだろう・・・それが理解できない事が、たった1%の決定的な違いなのだ!
バイク走行についてはお腹いっぱい
ようやく宿に到着し、いつもの屋根下へバイクを無事に停めて、ようやく一安心。
前日から山形いりをして、当日はゴルフをしてきた両親と合流。
温泉に入って、豪勢な夕食。
昼飯抜きの走りと、峠とサルを越えていただく、山形牛の陶板焼きはとても美味しかった。
食い過ぎ&飲み過ぎ&バイク疲れで、食後に部屋に戻って早々にダウンするも
深夜の大復活で、温泉大浴場を独り占め。
草津温泉以上の強さの蔵王硫黄泉が、僅かな擦り傷や肌荒れにビシビシと響くのが痛心地良い⇒就寝。
後編は四菱紋の墓参りと軍神