毎年恒例の連続10回目となる北海道ロングツーリングのレポート。
初日は今年から住み始めた新居からフェリーが出航する仙台港まで。
9月に入ってから8月の灼熱が嘘のように引いたが、天気は曇天が多く、出発前日は台風の残滓で大雨が降るも
当日は台風一過で秋晴れ
ほぼ高速道路での走行となるが、初日が一番走行距離が長いため、晴天なのは多いに助かる。
実に1年振りとなる大型シートバッグをバイクに括り付けて、普段の出勤時間と同じような時間にのんびりと出発。
去年までは首都高の複雑怪奇なレーンチェンジや、タイトカーブ、壁の低い高架を他車が少ない内に抜けるために、夜明けとともに出発していたが、新居からの今年は圏央道経由での東北道。
圏央道はトラックが多いこと以外は単純な道路線形なので首都高とは違って気楽。
東北道に入って、サイタマとグンマーの県境の利根川手前で追突事故。
『追突注意』の看板位置で追突事故を起こしているのを見て、『貴様等、それはひょっとしてギャグでやっているのか?』と勘繰る。
のんびりスタートによって、結果的にこういう手合いのモノに巻き込まれなかった幸運に感謝する。
仮にこのアホ共に挟まれたら俺とH2SXは死ぬからな
(まぁ灼熱と試練の8月を超えて、ようやく辿り着いた北海道ロンツーの浮かれ気分に対しての事故啓発にはなった)
シルバーウィーク2日目でも、久し振りの好天で例年より交通量が多いと感じる中を慎重に走って上河内SAで休憩。
遅めの朝飯&早めの昼飯に餃子定食。
サービスエリア程度でも美味いと感じる宇都宮餃子。
餃子W定食を頼めばよかった、と余る御飯を漬物でかきこみながら後悔。
多分、同じことを何度か前の北海道ロングツーリング時にも思った(旅日記にも書いた)
10月末の山形墓参りツーリングでは絶対にWで食おう、と今度こそ誓う。
火山灰が堆積して固まった堆積岩⇒凝灰岩の代表的な大谷石。
産地はこのあたりなのかと先日の資格試験勉強の知識で、SA内にあったものを目ざとく見つける。
(知識は荷物にならないのが良い)
栃木県を越えて、福島県を更に北上。
流石に、福島までくると交通量も少なくなってきたが、今度はTHE・昭和なバイク集団に遭遇
蛇行運転をしていたが、自分のようなバイクが来るとさっさと進路を譲るあたり、まぁ利根川を越えられなかった2台よりは賢い。。。のかもしれない
高速道路の休日割引はコロナ(緊急事態宣言延長)によって消滅したので、時間の余裕と経費削減で国見ICで高速を降りた
結局、休日割がなくても渋滞するほど交通需要があるのだから、わざわざ割引を復活する理由がない。
コロナによる不要不急の移動を自粛せよ、という大義名分もあるし
国見ICを降りた最寄りのGSで給油。
流石にバランス型スーパーチャージドエンジンといえど無給油で東京から400km先の仙台までは走れない。
(タンク容量19ℓ*高速道路走行燃費20~22km/ℓ)
今年のハイオク価格は160円代。
何年か前の記録には140円代でも高いとあったが、今年が最高値か?
一気に高速を使うとフェリーの出港まで、大分退屈になってしまうので暇つぶし走行。
福島といえば磐梯吾妻スカイラインなのだが、それは山形墓参りツーリングで取っておく(去年のリベンジ的な意味を含めて)
では、どこを走ろうかと東北ツーリングマップルを確認して、東北道の東側にはなにがあるのか?ということで東側の阿武隈川流域を走行した。
福島県は磐梯山系が強すぎて、こんな機会でもないと東側にはこないだろう。
元提督『艦(娘)の名を冠する各地を巡業して艦隊を無に還す(キリッ!』
写真を撮った先の道のまま行けば国道に出られるだろう、と行ったら一気に荒れた道になり、登り坂途中で停車。
⇒撤退を判断。
無事に停まったはいいが、荒れ道の傾斜地でフル積載状態のH2SX(262kg+荷物)を倒さずに反転できる可能性はゼロに等しいと考え
写真1枚目のデスロード入口までバイクを(引き)退くことにした。
幸いにも交通量は皆無なので、落ち着いてギアを1速に入れたままブレーキとクラッチ操作でバイクをゆっくり後退させる。
楽しい北海道ロングツーリングの初日からバイクを倒したら以降は台無しになると慎重に事を後ろ向きに進めて、無事に脱出。
金ヶ崎の撤退戦並みに生きた心地がしなかった。
なお、この時の経験は後日の北海道ロングツーリング・4日目、VS神の子池に活かされることになる。
阿武隈川の側道349号線を流して(マップル通りに良い道)、仙台へ繋がる国道4号線に合流。
どこかで休憩と思っているとバイク用品店があったので入る。
(バイク用品店は安心してバイクで入れて、置けるスポット)
スタンドゴムマットを使うとバイクが立ってしまうのが、(他のバイクには)ありがたいやら(H2SXには)ありがたくないやら
折角なので、磨き傷・オイル?汚れがあったヘルメットシールド曇り止め用のピンロック交換品を購入。
ペイペイ20%返して、実質2割引き
SHOEIヘルメットはパーツを含めて割引をしないので丁度良かった。
駐車場で交換作業をしていると、他のバイク海苔に『これから北海道ですか?』などと話しかけられた。
フェリー船内で食べるための仙台名物の牛タン弁当を購入した(流石に3,000円は出せない)
買い出しを済ませて、無事フェリー港に到着。
今回は、きたかみ(フェリー)の方が早かった。
夕陽が燃える頃に、バイクの乗り込みが開始され、今回も問題なく着艦。
事前に船内に持ち込む荷物を小分けにしたバッグを担いで、ヘルメットのまま客室フロアへ
今年はエコノミーシングル(去年はGotoやらコロナ警戒で特等和室)
大部屋ではあるが、鍵付きの扉に一段ベッドの新造船ならではの部屋は結構イイ感じ。
お風呂セット袋を片手に船内にある大浴場へ
一番風呂!を極めて、プロムナードにある船入時に場所取りをしておいた席で、ようやくゆっくりと一杯。
流石に陸上よりビールは高めであるが、持ち込みでぬるいビールは不味いからな。
レンチンでホカホカにした牛タン弁当をコンビニ味噌汁を添えて、いただく。
美味い!
食後は船内テレビで鬼滅を観ながら、または甲板にあがって月夜海で酒を飲んでまったり。
過去にIMGとグダグダになりながら、飲んだりしたソファーテーブル。
ネオきたかみギャラクシー階段
そんな感じで、北海道ロングツーリング1日目は北海道へと向かうフェリー内で就寝。