幼魚〜若魚育成術(餌編) | daikiのディスカスブログ

daikiのディスカスブログ

日々の観察を大事にし、経過や変化を記録。

前回はディスカス購入時に注意する点をあげましたが、今回は購入してきたディスカスを綺麗な成魚に作り上げていく為に必要な事を書いていきますね。


飼育モデルは、56cm改良種幼魚(コバルト)10匹購入に設定します。

飼育者は会社勤務のサラリーマン。昼間は魚の世話が出来ません。

水槽サイズは60x45x4590x45x45

餌は主に赤虫、栄養面からおやつ程度にハンバーグ。おとひめなどの人工飼料はなし。

今回は幼魚若魚サイズの10cmまでの過程。

私がディスカスを購入して始めるなら10匹から始めます。

最低でも5匹から。金額に余裕があれば10匹スタートが好ましいです。

理由は下記の通りです。

・給餌の際に小競り合いが少なく、個体の優劣がつきにくい

・ビビらない

・餌喰いが良い(これが1番大事)

・結果、均等に成長してくれる


さて、ディスカスを綺麗に成長させるためには

毎日の給餌が必須ですし、1日の回数と1回の量も多めです。

餌の量と回数を多くすれば、もちろん水が汚れます。なので水替えの量と頻度も上げなくてはいけません。

品評会の採点では、口から胸鰭までのラインがシャープな方が得点が高いと聞いた事があります。

私個人的には、体高を伸ばして厚みがあって、少しハト胸になるくらいが迫力あって好きです()

こんな感じの雰囲気をもった個体が出来るまでの過程を書きます。


今回も私好みであり、個人の意見が強めの経験談なので参考程度に見てってくださいm(_ _)m


10cm到達までは、赤虫がメイン。

ハンバーグは栄養面でおやつ程度にあげるくらいです。割合でいうと8:2くらいです。9:1でもいいくらいです。

体高を伸ばすには、この時期は赤虫飼育と考えます。

赤虫を敬遠される理由として、

細菌がついていてそれが原因で感染症になる。

消化が悪く糞詰まりを起こし、拒食になる。
赤虫に細菌が付いていて感染症を引き起こす。

栄養面が不安。


などの理由から敬遠される方もいらっしゃるかと思います。私は実際に、幼魚期に赤虫のみで育成したこともありましたが、感染症や糞詰まりで拒食を起こしたことはありませんでした。また栄養面でも問題ないと思います。

過去に仮説を立てて飼育したことがありますので気になる方は下記のリンクからご覧ください。

赤虫飼育とその経過

ちなみに、私が使用している赤虫は特にUV殺菌されている訳でもない普通の赤虫です。


餌やりは13〜4回、主に赤虫です。

朝出勤する前に、帰宅後に、そして水替え後1〜2回


休みの日には、プラス1回ハンバーグの計5回です。赤虫もハンバーグも与える時は毎回、腹がパンパンになるくらい与えます。


目安でいうと、

58cmまでは1回の赤虫の量は100gの赤虫パックを1列割って与えます。(1日にパックの半分消費します。)

8cm〜は1回に2列与えます。

健康であれば、腹がパンパンになっても数時間でへっこみます。つまりは消化がめちゃくちゃ早いんですね。そして、その分糞の量も多いです。


そのため、水替えはできれば毎日、私は面倒くさがり屋なので2日に1回ペースでやる事も多々あります。換水量は水槽の半分を捨てて、その分給水です。

ここで気をつけるのは、必ず水槽面やエアーチューブ、ヒーターのヌメリを掃除用スポンジなどで除去する事です。これ、やるやらないで後に、体調面と成長面の結果が全然違います。

面倒な方はセルフィンプレコを1匹入れてください(ほんと驚くほど大活躍します。笑)

この時期の拒食は致命傷です。1日たりとも無駄に出来ないほど、体型を作り込む重要な時期です。

濾過装置は主にスポンジフィルターを使用してます。拒食にならない為のメンテナンス方法は長くなるのでまた後日!

この時期がディスカスを育てる上で1番大変かもしれません。しかし成魚までいけば餌の回数も減りますし、餌やりと水替えを頑張るのはこの時期だけ!10cmまでは体型の土台作りに大切な時期の為、なんとか頑張りましょう。

そして色が上がるのは育成後半です。何度も言いますが、まずは体型作り、色は成魚近くなってから自然と上がってきますから、色揚げハンバーグなどは絶対に与えない事をすすめます。

ディスカスは飼育者が頑張れば頑張った分だけ、結果として応えてくれます。この3ヶ月〜5ヶ月間の努力は、その成果で感じられます。

達成感も他の魚と比べても一段と感じられるはずです。