今回は産卵育成ネタです!実は私のブログが地元新潟のアクアに通づる専門学校の授業でちょっとした参考資料として使われるようで?(アマチュアの飼育記録が参考になるか分かりませんが…^_^; )見て頂いた方に少しでもディスカスに興味をもって頂けるように今回はシクリッドの醍醐味、産卵から子育てを書きたいと思います。
我が家のワットレー第3系統♂×アズーリ♀の産卵から子育ての流れを2ヶ月に渡り、その経過を撮りました。まとめて掲載していきたいと思います。
手前に写るのがワットレー第3系統♂個体です。残念ながら産卵中の写真は撮れませんでしたm(_ _)m100個くらいの卵が産卵筒にびっしり産みつけらてます。
産卵直後は薄透明の卵ですが、時間の経過とともに受精卵は黒くなります。逆にそうでない卵、つまり無精卵は白くなり、やがてモワモワっとしたカビに覆われます。親魚はヒレを卵に向けパタパタと扇ぎ水流を作り新鮮な水を与え孵化まで見守ります。またこの時からは神経質になりますので写真もあまり撮れませんでした^_^;
3~4日で孵化が始まります。
生まれてすぐは産卵筒にしがみつきじっと動かないですが、次第に尾を振り始めます。
産卵筒から落っこちた子は親がパクッと口に掬い産卵筒まで運びフッと吹きかけ、絶えず稚魚を見守る姿は見ていて感動します(*^^*)
この後2~3日もすれば親魚を求め泳ぎだします。
稚魚が体着後、雄雌関係なく親魚は体表からディスカスミルクと言われる粘液を分泌します。ディスカスミルクを多く出すと体表が黒化します。写真では奥のアズーリ♀個体が頑張ってるので稚魚達も♂より♀に纏わりついてますね!
体着後3日目。ようやく♂も本気出してきました。日に日に稚魚が大きくなるのが見れて嬉しいですね~ここまでくればひと安心。1/4水換えします。1/3でもいいかもしれませんが私は少し恐いので1/3を2日繰り返すようにしてます。
体着後4~5日に入ると親魚のストレスはピークに達し見るからにイライラしてます( ;´Д`)稚魚も大きくなると体表をかじり、むしる力も増しますから親魚は肌がボロボロに…。
この頃から親魚が体着されるのを嫌がって振り払う事が多くなり、親同士の喧嘩がよく見られます。
体着一週間後。
そろそろ稚魚に離乳食を!ブラインシュリンプに移行していきます。ペットボトルにブライン卵と塩、水を入れ24時間エアレーションすると卵からブラインが孵化し、それをスポイドで親の体表近くへ吹き付けてやると、最初はシカトしますが何回か繰り返すと次第に食べてくれるようになります。稚魚は薄透明なので食べた後、お腹がオレンジ色に染まるのは可愛いですね~(*^^*)
そして体着から3週間も経てば体高も伸び始め一丁前のディスカスになります。これ以上の体着は親魚に大きな負担となるので親離れさせます。そこから更に1週間後、生後1ヶ月以降には赤虫を刻んで与えるとディスカス稚魚たちは喜んで食べてくれます。この頃からハンバーグも細かいものは食べられますが、調子に乗って急に栄養価の高い餌を与えると高確率で拒食症になります。
この時期の拒食症はまず治りません。私は一度これで全滅させたこともあるので、ハンバーグは恐ろしくて絶対に与えません!(笑)
この時期の拒食症はまず治りません。私は一度これで全滅させたこともあるので、ハンバーグは恐ろしくて絶対に与えません!(笑)
ハンバーグを与えなくても立派に育ちますし、水もそこまで汚れない赤虫飼育をお勧めします。
今回はここまで。
正直書くのは得意ではないので疲れます。(…実際ここまで書くのに2日かかりましたし(笑))
今よりワットレー第3系統×アズーリの幼魚が大きくなった時、また記録として書き残したいと思います!ご静聴ありがとうございましたm(_ _)m
11/21追記
先日♀親のアズーリのエラ子が☆となりました。
飛び出し事故後すぐに気づいて水槽に戻しましたが落下によるダメージが大きく悲しくも死んでしまいましたm(_ _)m辛いですが、彼女が残した稚魚達を立派に育てたいと思います。