最後の章になりました。
subject5.決断
「ボタン押し、解答権を得なければ勝ち抜くことはできない」
「早押しボタンを押す」=「解答権を他のプレイヤーよりいち早く獲得する行為」
早押しクイズというゲームは、とにかく他のプレイヤーよりいち早く解答権を得ない事には、いくら知識があろうとも勝ち抜くことができません。
テレビのクイズ番組を見て、解答者が答えた後で、
「この問題だったら、知っていたよ」
とか、
「最後まで問題が読まれれば、解ったのに」
と、思うことがあると思います。
でも、あなたがプレイヤーなら他のプレイヤーから解答権を奪うことができなかったのですから、「敗者」です。
ビジネスの世界でもそうです。
いくら自社製品がよくても、多くのノウハウを持っていようとも、他社よりいち早く顧客を獲得しなければ「敗者」です。
それが「決断」です。
「早押しクイズ」に戻りましょう。
問題です。
「昔話、桃太郎のお供になった動物は、犬、猿と何?」
あなたはどこで「早押しボタン」を押しますか。
全文が読まれた後に押したのであれば、ほぼ確実に解答権は得られないでしょう。
前章で書いた「ポイント」(問題のここまで聞いたら答えがわかる場所)で押したら、多くの競争に巻き込まれることになるでしょう。
「昔話、桃太郎のお供になった動物は、犬/」のところで押したらどうでしょう。
ここまで来ると、答えが「猿」か「雉」の二択になり、正解する確率が50%になります。
いえ、違います。
「犬」が発せられたことで、このような推測ができます。
「最初に犬が出たということは、この後は家来になった順番で続くかもしれない。となると2番目に家来になった「猿」は正解になりにくい。ならば、正解は最後に家来になった「雉」である可能性が高い」
この推測が正しければ、勝ち抜く確率は上がり、競争も少なくなります。
この推測は、自らが理論立てます。自分が決めることです。
更に「桃太郎の家来になった順番」という「知識」が無ければ、自分の推測を理論立てることができません。
他のプレイヤーは違った推測をするかもしれません。
でも、自分の「知識と推測が正しい」と信じ、誰よりも早く「決断」をすることで競争に勝ち抜くことができます。
ビジネスの世界でも、
「自分の能力を信じ、いち早く決断する」という行為が必要なのです。
次に続きます。
