こんにちは。
占い師 神真理です。
この度の災害に際しまして、
心よりお見舞い申し上げます。
夏休みにも入り、
連日の酷暑が続いておりますが
いかがお過ごしでしょうか。
そろそろ日本各地で
花火大会が開催されますね。
今日は日本の花火について
綴っていこうと思います
日本の花火は、江戸時代から続く
伝統的な技術と美しさで
世界的に評価されています。
夜空を彩る日本の花火には、
美しさと伝統が詰まっていますが
「日本古来の花火」について
ご存じでしょうか?
今でこそ、
「花火」という言葉で親しまれていますが、
江戸時代から続く日本古来の大輪の花火を
「和火(わび)」と呼んでいたそうです。
「和火」とは、
江戸時代に国内で手に入る材料で
つくられていた花火のことをいいます。
浮世絵も花火の色は赤橙色で描かれています。
※ 国産の原料(硫黄・硝石)が
手に入らないため、外国産の原料を使用し、
江戸時代の花火を再現しているそうです。
著作権の問題で
「和火(わび)」の画像は
掲載できませんが
とても奥ゆかしく、日本らしい
上品な色合いの花火ですよ。
現代的の華やかなものではないのですが
上品な色合いの花火だと思います。
日本古来の花火「和火」の
魅力を伝える和火師が
現在もいらっしゃいます。
佐々木厳さんは、そのお一人です。
彼の花火は
「祈り火」として
知られています。
和火師は、
打ち上げ花火の製作に携わり、
青空の下で火薬を扱いながら、
鎮魂の想いを込めて花火を
打ち上げているそうです。
打ち上げ花火は、
球状の火薬を「星」と
呼ばれるものでつくり、
その芯には
植物の種が使われています。
完成まで半月以上かかり、
夜空に咲く美しい花火は、
祈りの時間でもあります。
また、
和火師は慰霊や鎮魂のための
打ち上げ花火を企画し、
村の守り神や過去の想い出を
花火に込めているそうです。
火は、神様が宿る。
古来の和火は、神聖なもの。
和火師の技術は、
伝統的な師弟制度を通じて
継承されています。
新たな和火師は、
経験豊かな先輩から直接指導を受け、
火薬の調合や花火の製作技術を学びます。
この伝統的な方法により、
日本の花火文化は世代から世代へと
受け継がれています 。
現代の花火師とは、
花火の製作や打ち上げを
専門とする職人のことです。
日本の花火は、
その繊細さと美しさで
世界中の人々を魅了していますが
花火師たちは、
花火を通じて人々に
感動を与え続けています。
花火の起源
日本への伝来:
日本に火薬が伝わったのは
16世紀の戦国時代で、
火縄銃と共に広まりました。
江戸時代:
徳川家康が
中国人によって打ち上げられた
花火を見たことがきっかけで、
花火が広まりました。
花火大会の始まり:
享保18年(1733年)8代目将軍徳川吉宗が、
悪疫退散祈願と飢饉の犠牲者の供養のため
行った水神祭で花火を打ち上げたのが
始まりと言われています。
日本の代表的な花火大会
隅田川花火大会
江戸時代の「両国川開きの花火」が起源で、
日本最古の花火大会です。
長岡まつり大花火大会
新潟県で行われるこの大会は、
長岡空襲の慰霊と街の
復興への願いが込められています。
全国花火競技大会(大曲の花火)
秋田県で行われるこの大会は、
全国から選ばれた一流の花火師が
技術を競い合う権威ある大会です。
日本の花火大会は、
地域の歴史や文化を反映し、
毎年多くの人々を魅了していますね。
花火にはさまざまな種類があり、
独特の美しさと魅力を持っています。
ここで花火の種類をご紹介しますが、
皆さまがご存じの花火は
いくつあるでしょうか?
代表的な花火の種類
打ち上げ花火
菊:星が尾を引きながら
放射状に飛び散る花火で、
菊の花のように見えることから
名付けられました。
牡丹: 菊と同様に丸く開きますが、
尾を引かないのが特徴です。
冠(かむろ): 星が長時間燃え続け、
垂れ下がるように見える花火です。
型物(かたもの):
ハートやスマイル、
文字などの形を描く花火です。
柳: 上空から光が垂れ下がるように見える花火で、
柳の枝のように見えることから名付けられました。
蜂: 不規則な動きと音を伴う花火で、
蜂のように見えることから名付けられました。
スターマイン:
連続して打ち上げられる花火のプログラムで、
クライマックスやオープニングに使われます。
仕掛け花火
ナイアガラ:
滝のように光が流れ落ちる花火で、
ナイアガラの滝がモチーフです。
水中花火・水上花火:
水面に半円状に開く花火で、
水中や水上で爆発することで
美しい半円を描きます。
子どものころ
ご家庭で遊ばれた花火。
「玩具花火」
線香花火:
手持ち花火の一種で、
火花が小さく弾ける様子が楽しめます。
ススキ花火:
火薬が入った筒状の管を
紙で包んだ花火で、
穂が垂れ下がるように
見えることから名付けられました。
色々な記憶とともに
夏の日の楽しい思い出を
作られたことでしょう。
日本古来の花火「和火(わび)」
今回、お伝えしたいのは
知らない人も多い古来の花火があることを
知って欲しいと思ったからです。
暑い夏の夜空に瞬く花火
お楽しみいただく際には
古来の花火にも思いを馳せてみてください。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
まだまだ暑い日が続きますので
ご自愛くださいね