ピアノ教室のMao's Voice Salon
代表の樹まおです。
テレビで見かける声楽家もそうですが
実際に声楽家の友人達の多くに
カラオケすると
少年合唱団になる
という現象。
無論、全員じゃないですよ。
そういう人が多い。
カラオケっていうか、
歌謡曲っていうか、
ポップスっていうか、
要するにオペラや声楽曲でない
マイクを使って歌う曲。
声楽発声に慣れている人には
非常に難しいのかもしれない。
やたらファルセットで
音程やリズムは完璧！
美しい声で歌う。
素人には真似できない技術。
だけど、カラオケではその発声は
ちょーーっと違うかも？
そんなわけで、
一応、ボーカル指導もする関係上
私もカラオケには不定期だけど
行ってみるのです。
自分が出来ないきとは教えられないから。
で、久しぶりにカラオケ行きました。
家族と(笑)
なんせ出産間近ですからね。
他人様と出掛けて産気付いたら困る
いや、困らせる
自慢じゃないが、
オバサンは、オバサンゆえに
2000年以降の曲はほぼ知らぬ
いや、嘘こいた。
1994年以降あんまり分からない。
ゆえに、古い曲しか選曲できぬ。
でもいいの。
家族もそのレベル(笑)
というわけで、１曲目は喉ならし。
ドリカムの「未来予想図Ⅱ」を歌った。
この曲の内容が自分とかぶるので
感情の方が先走りやすくて困る
涙出てきちゃうので歌いにくい(笑)
でもね、感情を声にすることは
声楽もカラオケも同じなんですよ。
「二人で バイクのメット 五回 ぶつけてた」
のところら辺から
「同じ気持ちで 素直に愛してる」
に向けて感情を盛り上げていく。
それを声の色に出す。
そのためには、音程がどうとか
そんなことだけ気にしていては
出て来ない。
音程とかは合ってる前提で
感情表現しなくては
説得力が出ない。
無論、
カラオケでの発声は
声楽とは異なります。
だけど、
基礎的な発声の注意点は
声楽と同じです。
じゃあ、何が違うのか？
アクセルの踏み込みが違う。
そんな風に私は捉えてます。
カラオケでは、
マイクを通さないといけないので
普段のマイク不要な発声では
way too much!!
密度の高い声のみでは
曲の表現が出来ない。
普段の声楽指導ではNGにしている
吐息を使った表現が必要
だったりする。
そして、ファルセットではなく
地声である程度の高さまで
歌うことも必要！
せめてレとかミくらいまでは
地声または、地声寄りのミックス。
そんなこと考えながらのドリカム(笑)
カラオケを単純に楽しんでるんではなく
指導するために自分が体感したいだけ。
歌い終わると家族に
「ドリカムより上手いよね」
と言われる。
そうですか(笑)
声楽のテクニックも使うからね。
カラオケのテクニックだけでは
出来ないことをしているから。
世の中に、ボーカル上がりで
ボイストレーニングやボーカルを
教えている人と
音大卒業の声楽家だけど、
ボーカルを教えている人がいると思います。
個人的にはですが
声楽が歌の基礎なので
まずは声楽家から基礎を学び
ボーカルから
ボーカルテクニックを学ぶ
方が、歌唱テクニックが
ダントツで上がると思う。
自分でいうのもなんですが、
私みたいに地声に強い声楽家って
殆ど見かけないんです。
音大卒業してる人に
地声で歌わせようとしても出来ない。
出来ないというか、うまくいかない。
これは仕方ない。
逆に、声楽をやったことない人は
本当のファルセットを知らないし
声楽のテクニックは持たない。
声楽とボーカルのテクニックの
両面を持つ先生はなかなかいないけど
ボーカルを目指す人は
声楽とボーカルの２つの
レッスンを受けるか、
両面のテクニックを持つ
先生１人から学ぶと
周りのボーカルよりも
豊かな歌声になる
と、思う。
あくまで個人的な意見です。
別にオペラや声楽を好きになる必要なし。
歌唱力をつけるのが目的！
英語・イタリア語発声で芯のある声をデザイン
声楽とボーカルのテクニックで歌唱力を上げよう！