【脱力して発声しろ!】の真意とは | 【声の調律師】が教える”音大卒じゃなくてもコンクール上位になれる『発声』の秘密”

【声の調律師】が教える”音大卒じゃなくてもコンクール上位になれる『発声』の秘密”

元・『高音の出ないこもり声』がたった2年ちょっとで数々のコンクール受賞を果たし、ペルー大統領夫人の御前で演奏させて頂けるまでになった【世界で通用する芯のある豊かな声】の作り方をご紹介

色々な発声の本とかサイトを見て



【脱力】して声を出すってハナシ聞いたことないですか?



本当に【脱力】して、オペラ歌手の強靭な声が出ると思いますか?




巷で『脱力』して声を出すと言うのは、決して全身弛めるという意味ではございません。



脱力は、無駄なところの力を抜くという意味です。



ありがちな【力み】は、



・喉に力が入って声が詰まる

・舌に力が入って自然な声の流れが止まる

・肩に力が入って、結果的に喉や首回りがガチガチになって声が詰まる

・複式呼吸を意識しすぎて、お腹に力が入りっぱなしで呼吸がおかしくなる



てなとこですかね。



だからと言って、全身脱力したらいけないのですよ。



声は、常に圧力と圧力のせめぎあいなんです。お腹から押し上げる圧と、胸から押さえつける圧です。これが出てくる喉の部分が筒のように抜けている。ここが脱力の部分かな。




言葉で並べても分かりにくいでしょうけれど、決して【脱力】しながら出していません。もし、全身リラックスで声を出せたならば、オペラ歌手はあんなに腹部が立派にならないでしょう。中にはスレンダーの歌手もいますが、みんな胸郭だけはドッシリしてますよ。




もし、あなたの先生が【脱力】と仰るのであれば、真意を確認しましょう。具体的に先生はどの辺を楽にしろと仰るのか。あなたの声は、自分では判断できません。毎回のレッスンで声を聴いている先生だからこそ、今のあなたの声に何が不足しているのか、何が起きているのかが分かります。




声のことで自己判断することはとても危険です。一ミリの違いが先々とんでもなく方向がずれるからです。




ボイストレーニングは自分でできる!




そう思っている方は本当にそれで満足いく演奏ができているのか、自分の本心に聞いてみてはいかがでしょうか?




恐らく、満足いかないからこそ、私のブログや他のボイストレーナーのブログを読んでいるのではないでしょうか?



私たちは、子供の頃から生活レベルで喋るのに声を使ってきたし、音楽の授業で基礎もないままに出たまんまの声で歌ったり、カラオケをして歌ったりしますよね。




そのために【声という楽器】の本来の演奏法(正しい発声法)を知らなくてもなんか出来る気がしていませんか?なんか歌えそう!というような。




これがトランペットやヴァイオリンだったらどうですか?




すぐに正しく音が出せて、うまく演奏できますか?




どんなプロ奏者も、初めてのときがあります。最初は楽器の鳴らし方から学んでいくのです。




それでは歌はどうでしょう?




これが意外と習わない。もちろん、【声】という楽器をしっかりと演奏したいという気持ちがなければ習う必要はないと思います。




しかし、本当に【歌を自由に歌えるようになりたい】と思うのであれば、やはり他の楽器のように専門家の下で学ぶ必要があると思いませんか?




【脱力して歌う】のは全身の力を抜くことではありません。本当の脱力は、実際には体に圧力のせめぎ合いがあり、喉は筒のように抜けていること。




今日は【脱力】のお話でした。



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