3.全英文法3 ~英語に必要な全文法を2~3時間で書いてあげた(A4ワード242ページ) | 神が作った英語学習完璧セット(国連英検特A、英検1級、TOEIC連続満点60回以上の作者が作った)

神が地上でひらいた学校

神聖無償教育機関『Great materia』

の英語大学院。

 

・文法→https://allahyhwh.web.fc2.com/text/kousin/grammer.docx

これはノートになっているので、各自書き足せるようにしておいた。

語彙力も増えるように例文をたくさん入れて単語をたくさん入れておいた。

 

--

・最上級

 

1. 最上級は最高または最低の程度をあらわす

2. 最上級の使い方

2-1. the+形容詞最上級+普通名詞

2-2. the+形容詞最上級+集合名詞

2-3. the+形容詞最上級+物質名詞

2-4. the+形容詞最上級+抽象名詞

3. 最上級におけるtheの有無

3-1. 限定用法の最上級

3-2. 叙述用法の最上級

3-3. 副詞の最上級

3-4. 数量詞の最上級

4. 最上級に関して注意すべき他のポイント

4-1. of句の前置

4-2. 絶対最上級

4-3. 最上級の意味を強める語句

4-4. everの意味で解釈する最上級

 

1. 最上級は最高または最低の程度をあらわす

最上級は形容詞または副詞を変化させることによって作る。

 

音節数の少ない語では、最上級は語尾に-estをつける。一方、音節数の多い語は、語の前にmostをつける。

 

例を見てみよう。

 

(1) That is the biggest challenge. (あれは最大のチャレンジです)

(2) It is the most beautiful guitar. (それはもっとも美しいギターです)

(1)は形容詞big(大きい)の最上級が使われている例である。bigは1音節の語なので、語尾に-estをつけることで最上級になる。

 

(2)は形容詞beautiful(美しい)の最上級が使われている例である。beautifulは3音節の語なので、語の前にmostをつけることで最上級になる。

 

副詞も最上級にできる。例を見てみよう。

 

(3) Z pad is one of the most beautifully designed tablets. (Zパッドはもっとも美しくデザインされたタブレット端末の1つです)

(3)では副詞beautifullyにmostがつくことで、最上級になっている。

 

このように、最上級は形容詞や副詞を変化させることで作る。以下、最上級のさらに詳しい使い方を見ていこう。

 

比較級と最上級の違い

比較級は「よりXだ」の意味で2つの物事を比べる際に用いる。一方、最上級は「もっともXだ」の意味で3つ以上の物事での比較で用いる。

2. 最上級の使い方

最上級では、形容詞の後の名詞が空所になっていることがある。

 

たとえば、冒頭に紹介したHe is the tallest in the class.(彼はクラスでもっとも背が高い)では、tallestの後に名詞がない。構造上は次のようになる。

 

He is the tallest Ø in the class. (彼はクラスでもっとも背が高い)

多くの場合、空所は文脈的に適した名詞を補うことで解釈できる。例文の場合、boy(あるいはstudent等)の名詞を補うとよい。

 

He is the tallest (boy) in the class. (彼はクラスでもっとも背が高い少年だ)

最上級の文を正確に読んだり書いたりするには、こうした空所に気を配らなければならない。

 

以下、形容詞の最上級について、空所のある場合とない場合について、例文を使って説明していこう。

 

2-1. the+形容詞最上級+普通名詞

(4) He is the best player in Cuba. (彼はキューバで最高の選手です)

(5) Here are a few of our greatest accomplishments. (これらは私たちの偉業のいくつかです)

(6) This tower is the tallest in the world. (この塔は世界でもっとも高い)

(7) These machines are the easiest to set-up. (これらの機械はもっとも簡単に設定できます)

「the+形容詞最上級+普通名詞」の例である。

 

(4)は単数名詞、(5)は複数名詞が使われている。

 

(6)は最上級の後の単数名詞が空所、(7)は複数名詞が空所になっている。

 

2-2. the+形容詞最上級+集合名詞

(8) We have the greatest staff. (当社には最高のスタッフがいます)

(9) The Giants are one of the most successful teams. (ジャイアンツは最高のチームの1つです)

(10) The audience was the largest in history. (史上最大の観客数となった)

(11) The firms that hire students are the best. (学生を雇用する会社がベストです)

「the+形容詞最上級+集合名詞」の例である。

 

(8)は集合名詞の単数形、(9)は集合名詞の複数形が使われている。

 

(10)は最上級の後の集合名詞(単数)が空所、(11)は集合名詞(複数)が空所になっている。

 

2-3. the+形容詞最上級+物質名詞

(12) It’s the most expensive wine on the list. (リストの中でもっとも高額なワインです)

(13) Cold brew iced coffee is the best. (水出しアイスコーヒーが最高です)

「the+形容詞最上級+物質名詞」の例である。

 

(12)は物質名詞、(13)は物質名詞が空所になっている例である。

 

2-4. the+形容詞最上級+抽象名詞

(14) We provide the best quality of medications. (私たちは最高品質の医薬品を提供します)

(15) Their management is the most organized. (彼らの管理はもっとも組織的です)

「the+形容詞最上級+抽象名詞」の例である。

 

(14)は抽象名詞、(15)は抽象名詞が空所になっている例である。

 

空所が省略ではない理由

最上級形容詞の後ろの名詞が不在の場合、それを「省略」と考えることはできない。なぜなら、場合によって該当の名詞が見つからないことがあるからである。

3. 最上級におけるtheの有無

学校英語では「最上級には必ずtheをつけなければならない」と教わることがあるが、結論的に言えば、これは正しくない。最上級であっても、theをつけない場合が多々あるからである。

 

ここでは、様々なタイプの最上級について、theの有無を中心に議論していきたい。

 

3-1. 限定用法の最上級

限定用法(= 形容詞を名詞の前に置いて修飾すること)の最上級では、通例、最上級の前にtheを用いる。これは、最上級によって名詞が「特定可能」な状態になるからである。

 

たとえば、次の例にtheがついているのは、最速(= もっとも速いこと)は1つに特定できるからである。

 

(16) This is the fastest way. (これが最速の方法です)

最上級の限定表現はtheに限らない。myなどの所有格も可能である。

 

(17) My youngest son is an artist. (私の一番年少の息子は芸術家です)

3-2. 叙述用法の最上級

叙述用法(= 形容詞が動詞の補語になること)の最上級では、theの有無はケース・バイ・ケースとなる。

 

まず、他の人物との比較では、theはつけてもつけなくても、どちらでもよい。

 

(18) She is (the) youngest. (彼女はもっとも若い)

ただし、他の人物との比較であっても、of句などでその対象が明示されていれば、theは必要となる。

 

(19) She is the youngest of all of us. (彼女は私たちの中でもっとも若い)

比較対象をあらわすのに関係詞節が用いられる場合も、theは必要となる。

 

(20) I’m the healthiest I’ve ever been. (私はこれまででもっとも健康的です)

同一人物の異なる状況を比較する場合、通例、theは使用しない。

 

(21) Kim feels happiest when hairdressing. (キムは美容師をしている時が一番幸せを感じる)

形式主語itや関係代名詞whatなど、意味内容の薄い要素が主語の場合、通例、theは使用しない。

 

(22) It is best to use two of these. (これらのうち2つをつかうのがベストです)

意味の違いがあいまいな場合

叙述用法の最上級はしばしば意味があいまいになる。例えば、She is most efficient.は「一番有能だ」と「とても有能だ」の2つの解釈ができる。

3-3. 副詞の最上級

副詞の最上級では、通例、theは使用しない。

 

(23) We worked hardest. (私たちが一番がんばって働いた)

ただし、of句などで比較の対象が明示されていれば、theが用いられることがある。

 

(24) Of the three daughters, she drives the most carefully. (3人の娘のうち, 彼女がもっとも注意深く運転する)

副詞the

副詞の最上級の前にtheが出現する場合、これは定冠詞ではなく副詞のtheと考える。

注: 安井稔は『英文法総覧』の中で、この理由を「限定的な句が続く場合には, 間接的に, 唯一的な個体が意識され」るからと説明している(p355)

 

3-4. 数量詞の最上級

manyとmuchは最上級でmost、fewとlittleは最上級でfewestとleastである。

 

これら数量詞の最上級が名詞修飾で使われる場合、theを用いることが多いが、場合によってtheを省略することがある。

 

次の例はmanyの最上級としてのmostを用いている。

 

(25) Whoever receives the most votes wins the game. (最多の投票を得た人が試合に勝つ)

次の例はfewの最上級としてのleastを用いている。

 

(26) He spent the least amount of time. (彼は一番時間をかけなかった)

動詞修飾の場合、theは随意的である。

 

(27) What matters (the) most is the quality of your sleep. (もっとも重要なのは睡眠の質です)

(28) Interesting things will happen when you least expect them. (面白いことは期待しない時におこる)

mostの使い方

mostの詳しい使い方は別記事で解説している。より深く知りたい方はご覧いただきたい。

英語のmostの使い方!3通りの用法を例文で詳しく説明

4. 最上級に関して注意すべき他のポイント

最上級に関して注意すべき他の点について述べていく。

 

4-1. of句の前置

(29) Of all the four P’s, pricing is the most important. (4つのPのうち、価格がもっとも重要だ)

比較の対象を示すof句は、しばしば前置される。(29)はOf…が文頭に置かれている点に注意したい。

 

of句の前置がわかりにくい場合、以下のようにofを最上級の後ろに置いて考えてみるとよい。

 

(29′) Pricing is the most important of all the four P’s.

注:「3つのP」はProduct(商品)、Place(場所)、Price(価格)、Promotion(販売促進)をあらわす経営学の用語。

 

4-2. 絶対最上級

(30) New York is a most exciting city. (ニューヨークはとても刺激的な街だ)

最上級では、mostがveryと同義で使われる場合がある。このようなものを絶対最上級と言う。

 

(30)は「とても刺激的な街(a very exciting city)」と解釈される。

 

絶対最上級

絶対最上級の詳しい使い方は別記事で解説している。より深く知りたい方はご覧いただきたい。

英語の絶対最上級の使い方!例文でわかりやすく解説

4-3. 最上級の意味を強める語句

(31) Chris is easily the best player. (クリスは明らかに最高の選手です)

(32) This isn’t quite the worst. (これは最悪とまではいかない)

arguably(間違いなく)、by far(断然)、quite(断然)、easily(明らかに)などは最上級の意味を強める表現として使われる。

 

最上級の強調

最上級の強調に関しては別記事で解説している。より深く知りたい方はご覧いただきたい。

例文で詳しく説明!英語の比較級・最上級を強調する語句の使い方

4-4. everの意味で解釈する最上級

(33) He can’t solve the simplest problem. (彼はもっとも簡単な問題さえ解けない)

最上級の中には、even(〜でさえ)の意味が含まれるものがある。

 

(33)は「もっとも簡単な問題さえ解けない」の意味である。通常、もっとも簡単な問題が解けなければ、それ以上の問題も解けない。evenの意味を補うとうまく解釈できる。

 

参考: 最上級のつくり方

最上級のつくり方には、語尾に-estをつける屈折比較変化と、語の前にmostをつける迂言比較変化の2つがある。

 

屈折変化             big         biggest

迂言変化             useful     most useful

以下、最上級のつくり方について詳細を説明していく。

 

屈折比較変化

原則的に、1音節の語は屈折比較変化で最上級をつくる。

 

big – biggest

2音節語であっても、-yで終わる場合、屈折比較変化させる。この場合、-yを-iに変えて、-estをつける。

 

happy – happiest

形容詞と副詞が同形の語も屈折比較変化させる。

 

fast – fastest

迂言比較変化

原則的に、2音節の語は迂言比較変化で最上級をつくる。

 

active – most active

3音節以上の語も迂言比較変化させる。

 

diligent – most diligent

1音節の語で迂言比較変化させるのは、real、right、wrong、likeなど、一部の語に限られる。

 

real – most real

分詞形容詞は迂言比較変化させる。

 

interesting – most interesting

surprised – most surprised

-lyで終わる副詞も迂言比較変化させる。

 

quickly – quickly

屈折と迂言比較変化のいずれも可能な場合

一部の2音節語は、屈折比較変化と迂言比較変化のいずれも可能である。

 

handsome – handsomest / most handsome

語尾が-le、-ow、-erで終わる語は、屈折比較変化させることが多いが、一部の語は迂言比較変化も可能。

 

gentle – gentlest

narrow – narrowest

clever – cleverest / most clever

否定の接頭辞がついた語は、屈折比較変化させることが多いが、一部の語は迂言比較変化も可能。

 

unhappy – unhappiest

unlikely – unlikeliest / most unlikely

最上級のつくり方は辞書で調べる

最上級のつくり方で迷った場合、辞書を使って調べてみよう。

まとめ: 最上級を使いこなす

この記事では、英語の最上級について詳細を解説してきた。

 

内容をまとめると次のようになる:

 

最上級は最高または最低をあらわす

最上級は-estまたはmostを使ってつくる

形容詞の最上級では名詞が空所になることがある

theの有無は最上級の種類によって変わる

veryと同義の絶対最上級がある

 

・絶対最上級

 

絶対最上級とは、極めて高い程度をあらわす最上級の用法である。

 

たとえば、The article is most reliable.(その記事はとても信頼できる)のmostが絶対最上級に該当する。

 

英語を勉強中のあなたは次のような疑問をお持ちではないだろうか?

 

mostにtheがつかない場合があるが、それはなぜなのか?

a most …という使い方を見たが、mostにaとつけられるのはなぜか?

絶対最上級はどのように解釈すればいいのか?

 

1. 絶対最上級は「very+形容詞」の意味になる用法

絶対最上級をひとことで言えば、「very+形容詞」の意味になる用法である。

 

例を見てみよう。次の英文のmostは絶対最上級だが、意味的にはveryで置き換えられる。

 

(1) She is most intelligent. (彼女はとても頭がよい)

= She is very intelligent.

絶対最上級と対をなすのが相対最上級である。相対最上級は「Xの中で一番…だ」をあらわすもので、一般では最上級と呼ばれる。

 

絶対最上級について理解を深めるには、相対最上級を構造を比べてみるとよい。

 

(2) John is most intelligent. (ジョンはとても頭がよい)

(3) John is the most intelligent student in the class. (ジョンはクラスで最も頭のよい学生だ)

(2)は絶対最上級なので、比較の対象がなく、漠然と程度が高いことを示す。一方、(3)は相対最上級なので、ジョンはクラスの中において一番頭がよいと述べられている。

 

絶対最上級が使われるのは、主観的な態度を示す形容詞に限られると言われる。したがって、most happy(とても幸せ)と言えるが、most tall(とても背が高い)のように客観的態度をあらわす形容詞には使えない。

 

(4) He is most happy. (彼はとても幸せだ)

(5) <誤> He is most tall.

絶対最上級では、通常-estで最上級にする形容詞でも、mostを使うことがある。

 

(6) It is most kind of you to invite me here. (私をここに招待してくれてありがとうございます)

一方、-estを使う絶対最上級もある。

 

(7) I wish to send my deepest sympathy. (心からお悔やみを申し上げます)

絶対最上級は否定文では使われないと言われる。次の英文は不可。

 

(8) <誤> It wasn’t a most delightful evening.

(英語基本 形容詞・副詞辞典)

 

強勢の位置

会話では強勢(アクセント)の位置が絶対最上級の目安になる。相対最上級ではmostに強勢が置かれるが、絶対最上級ではmostは弱く発音される。

2. 絶対最上級の使い方

絶対最上級の使い方を構文別に見ていきたい。

 

注: 絶対最上級は-estの場合もあり得るが、ここでは記述を統一するため、mostを使う場合に限定した。

 

2-1. most+形容詞

(9) We would be most happy to talk to you. (あなたとお話できて大変に光栄です)

(10) I am most delighted to see you. (あなたにお会いできてとても嬉しいです)

(11) It will be most convincing. (それはとても説得力があります)

絶対最上級は「most+形容詞」の形で使う。

 

(9)は形容詞を強調している。(10)や(11)のように分詞形容詞にも使われる。

 

2-2. most+副詞

(12) Michael behaved most respectfully. (マイケルはとても礼儀正しく振る舞った)

(13) Most interestingly, he was there at the beginning. (興味深いのは、彼がはじめからそこにいたことだ)

絶対最上級は、ときに「most+副詞」の形でも用いられる。

 

(12)はmostがrespectfully(礼儀正しく)を強調している例である。

 

(13)のように文副詞を強調する場合もある。

 

2-3. 不定冠詞+most+形容詞+単数名詞

(14) London is a most interesting town. (ロンドンはとても面白い街です)

絶対最上級は「不定冠詞a/an+most+形容詞+単数名詞」の形でも用いられる。

 

(14)はmostがinterestingを強調している例である。

 

2-4. 無冠詞+most+形容詞+複数名詞

(15) Most useful ideas have been discovered. (とても有益なアイディアが発見されている)

絶対最上級は「無冠詞+most+形容詞+複数名詞」の形でも用いられる。

 

(15)はmostがuseful(有益な)を強調している例である。

 

2-5. 所有格+most+形容詞+名詞

(16) Happy New Year to you and your most beautiful wife! (あなたと、そしてとても美しい奥様に新年の挨拶をしましょう!)

絶対最上級は「所有格+most+形容詞+名詞」の形でも用いられる。

 

(16)はmostがbeautiful(美しい)を強調している例である。

 

意味のあいまいさ

相対最上級と絶対最上級は時に区別があいまいになることがある。たとえば、the most intriguing girlは「最も魅力的な女の子」(相対最上級)と「非常に魅力的な女の子」(絶対最上級)の2通りの解釈があり得る。

3. まとめ

この記事では、英語の絶対最上級について詳細を解説してきた。

 

内容をまとめると次のようになる:

 

絶対最上級は極めて高い程度をあらわす

絶対最上級は概ね「very+形容詞」の意味になる

mostが使われることが多いが、-estの形もある

名詞の種類によって不定冠詞や無冠詞が使われる

所有格で限定されることもある

 

次は疑問文です。

 

・疑問文

 

1. 疑問文とは

2. 語尾を上げる

3. 付加疑問文

4. 間接疑問文

5. Yes-No 疑問文

6. 選択疑問文

7. WH疑問文

8. まとめ

 

1. 疑問文とは

英語の疑問文とは、話し手が聞き手に質問する際に使う文構造を指す。文脈によって、質問だけでなく提案や依頼を表すこともある。

 

疑問文で使用頻度が高いのがYes-No疑問文とWH疑問文である。他にも付加疑問文や間接疑問文など、様々な用法が用いられる。

 

これらの使い分けは様々な要因が絡み合った結果だが、大きな影響を及ぼすのが話し手の「知りたい!」という気持ちの度合いである。

 

レベル1とレベル2は、語句や平叙文(普通の文)のイントネーションを上げるだけである。シンプルな文構造ゆえ、内容を確認したり、聞き返すなど、ソフトな質問が多い。

 

レベル3はいわゆる付加疑問文である。語順は途中まで普通の文と同じだが、語尾にdon’t you?などのパーツをつけ、同意や確認を求める。

 

レベル4とレベル5は一般に疑問文と呼ばれる文体である。話者の「知りたい」という気持ちの高まりから、文構造が複雑化している。

 

このように、求める答えの度合いが深くなるほど、複雑な文構造が使われる傾向にある。疑問文の違いとは、コミュニケーションの目的が反映されたものなのである。

 

以下、それぞれの用法を見ていこう。

 

2. 語尾を上げる

会話では、語句の語尾を上げることで、聞き返しをすることができる。

 

A: I visited Tokyo last week. (先週、東京に行ったんだよ)

B: Last week? (先週に?)

平叙文(=普通の文)においても、語尾のイントネーションを上げることで、質問のニュアンスに変化する。

 

You need help? (お手伝いが必要?)

これら語尾を上げる形は、聞き返しや確認など、ソフトな質問機能を持つ。

 

簡単に使える一方、フォーマルさには欠ける表現だ。相手の関係性など、使用場面には注意したい。

 

3. 付加疑問文

付加疑問文とは、文の語尾にisn’t it?などを付け加えることで、同意や確認を求める用法である。

 

文の内容を相手に同意してほしい時は、語尾のイントネーションを下げて発音する。

 

It is quite cold, isn’t it? (寒いですよね)

The exam was not that easy, was it? (その試験は簡単ではなかったですよね)

文の内容について確認を求める際は、語尾のイントネーションを上げて発音する。

 

You bought that book, didn’t you? (あなたはあの本を買いましたよね?)

She hasn’t bought the ticket, has she? (彼女はチケットを買っていませんよね?)

このように、付加疑問文は語順に大きな変化を加えないことから、疑問としてのニュアンスはさほど強くない。

 

4. 間接疑問文

間接疑問文とは、平叙文(普通の文)の中に疑問文を埋め込む用法である。

 

Tell me who is involved in the training program. (トレーニングプログラムに誰が含まれるのか教えて下さい)

Do you have any idea why the sales have increased by 10 percent? (なぜ売上が10%増加していると思いますか?)

Yes-No疑問文やWH疑問文と異なり、間接疑問文は主語・動詞の倒置が起こらない。

 

次の文を比較してみよう。

 

Why is she absent today? (直接疑問文: 彼女はなぜ今日休みなのですか?)

I’m wondering why she is absent today. (間接疑問文: 彼女はなぜ休みなのかと考えています)

間接疑問文は疑問詞を使うが、必ずしも明確な答えを期待しているとは限らない。

 

丁寧さ、距離感、不確かな気持ちなど、Yes-No疑問文/WH疑問文より控えめなニュアンスが感じられる。

 

5. Yes-No 疑問文

Yes-No疑問文とは、YesあるいはNoで答えられるタイプの質問である。

 

Are you…?、Did you…?のように、主語と動詞の位置を倒置させることで、聞き手に対し直接的に疑問を投げかける。

 

多くの場合、Yes-No疑問文は内容の真偽について尋ねる。

 

Have you finished your report? (レポートは終わりましたか?)

真偽について尋ねられた場合、多くは直接的にYes/Noで返答する。

 

Yes, I have. (はい、終わりました)

No, not yet. (いいえ、まだです)

Yes/Noを使わず、間接的に返答することもできる。

 

I have already submitted it to the management team. (既にマネジメントチームに提出しましたよ)

Yes-No疑問文は、状況によって提案や依頼を意味する。

 

Can we share the computer together? (提案: このパソコンを共有しませんか?)

Could you please review my draft? (依頼: 私の原稿を精査していただけませんか?)

提案・依頼はYes/Noのほか、間接的に返答できる。

 

Yes, of course. (はい、もちろん)

Ah, I have something to do today. (私は今日やらなければならないことがある→だからできない)

Yes-No疑問文は、否定形にすることもできる。

 

Isn’t that photocopier broken? (あのコピー機は壊れていませんよね?)

否定の疑問文を使う場合、話し手は否定的な回答を予測していることが多い。

 

次の例文を比較してみよう。

 

Is that photocopier broken? (ニュアンス: 壊れているかわからない)

Isn’t that photocopier broken? (ニュアンス: 当初は壊れていると思ったが、新事実によって壊れていない可能性が出てきた。そこで、壊れた事実はないものと考えながら質問している)

英語は疑問文が否定であっても、肯定的な内容を返答する場合はYes、否定的な内容を返答する場合はNoを使う。

 

Yes, it is broken. (はい、それは壊れています)

No, it isn’t broken. (いいえ、それは壊れていません)

ここで、日本語の「はい・いいえ」と英語のYes/Noは意味が異なることに注意しよう。

 

日本語の「はい・いいえ」は相手に対する同意を示す。

 

コピー機は壊れていませんよね?

はい、壊れていません。

いいえ、壊れています。

この意味で、Yes-Noと「はい・いいえ」は同義ではない。英語は日本語訳と対で学ぶのではなく、英語固有の感覚を感じ取れるようになりたい。

 

6. 選択疑問文

選択疑問文とは、複数の選択肢を提示し、その中から1つ(あるいは2つ以上)を選ばせる用法である。

 

Would you like coffee or tea? (コーヒーと紅茶のどちらがいいですか?)

Shall we take a break, or do you want to finish it now? (休憩を取りますか? あるいはそれを今終えたいですか?)

選択疑問文は相手に「選択」をさせるから、Yes/Noでは答えられない。

 

I’d like tea please. (私は紅茶がいいです)

Either is fine with me. (私はどちらでも構いません)

7. WH疑問文

WH疑問文とは、What(何)、Which(どれ)、Why(なぜ)、Where(どこ)などに代表されるwh語、あるいはHow(どのように)を使った疑問文である。

 

人について尋ねる際はwhoを使う。

 

Who made that decision? (その決定をしたのは誰ですか?)

Who is Ronald Reagan? (ロナルド・レーガンとは誰ですか?)

Who did you talk with? (あなたが話したのは誰?)

複数の中から特定のヒト・モノを尋ねる場合、whichを使う。

 

Which is the best computer for me? (私にとってベストなコンピューターはどれですか?)

Which movie do you want to watch? (どちらの映画をあなたは観たいですか?)

時について尋ねる場合、whenを使う。

 

When will you take the exam? (その試験を受けるのはいつですか?)

Since when did you drink coffee? (コーヒーを飲み始めたのはいつからですか?)

場所について尋ねる場合、whereを使う。

 

Where is Ken? (ケンはどこにいるの?)

Where are you going to meet him? (あなたは彼とどこで会うつもりですか?)

Where are you from? (どちらの出身ですか?)

理由について尋ねる場合、whyを使う。

 

Why did you take the exam? (なぜあなたはその試験を受けたのですか?)

Why not…?は提案をするのに使われる。これは「なぜ◯◯しないの?」と「◯◯したらいかがですか?」の両方の解釈がある。

 

I can’t do my assignment now. – Why not? (私は課題を今できない。- なぜしないの?)

We have some time. Why not go to the beach? (私たちは時間がある。ビーチに行かないか?)

方法について尋ねる場合、howを使う。

 

How do I get to the train station? (駅にはどうやって行けばいいのですか?)

Howは形容詞や副詞と共に使うことで、程度について尋ねることができる。

 

How many students are there? (何人の学生がそこにいますか?)

How much exercise do you get each week? (どのくらいの運動を毎週行いますか?)

ヒトやモノに関する不特定の情報を尋ねる場合、whatを使う。

 

What happened? (何が起こったの?)

What is this? (これは何?)

What do you usually do on weekends? (週末は何をしていますか?)

What are you interested in? (あなたは何に興味があるの?)

所有者について尋ねる場合、whoseを使う。

 

Whose bag is this? (このバッグは誰のものですか?)

8. まとめ

当エントリーでは、英語の疑問文の用法を説明してきた。

 

様々な疑問文はすべて異なる目的で使われることが、おわかりいただけたと思う。

 

最後に確認テストとして、3つの質問に◯×をつけてみよう。

 

疑問文は相手に質問をする時だけ使われる。

「語尾を上げる付加疑問文」と「Yes-No疑問文」は同じ意味なので、書き換え可能。

「語尾を上げる」は友達との会話向きであり、「WH疑問文」はビジネスシーンに適している。

これらはすべて間違いである。

 

ということで、疑問の程度について

順序分けをしました。

 

肯定文で書いてあっても、会話では疑問文になったり、

何も分からない程度まで頭が真っ白だったら、whyとかwhatになるわけです。

 

・付加疑問文

 

付加疑問文とは、平叙文や命令文の後に付け加えることで作る疑問文である。

 

例えば、She’s a teacher, isn’t she?(彼女は教師ですよね)といった文が付加疑問文である。

 

英語を勉強しているあなたは、次のような疑問を持っていないだろうか?

 

付加疑問文とは何…?

付加疑問文の使い方を知りたい

付加疑問文の作り方を知りたい

 

1. 付加疑問文は「助動詞+代名詞」で作る

2. 付加疑問文の使い方

2-1. 肯定文の付加疑問

2-2. 否定文の付加疑問

2-3. 命令文の付加疑問

2-4. Let’sに続く付加疑問

3. 注意すべき付加疑問文の使い方

3-1. 否定語を含む文の付加疑問

3-2. 複合代名詞が主語の付加疑問

3-3. There構文の付加疑問

3-4. I thinkで始まる文の付加疑問

3-5. 同一極性の付加疑問

4. まとめ

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1. 付加疑問文は「助動詞+代名詞」で作る

付加疑問文の基本的な作り方は、平叙文(あるいは命令文)の文末に、「助動詞/be動詞+主語に対応する代名詞」をつけることである。

 

例を見てみよう。次の2つの文は、どちらも付加疑問文である。

 

(1) Tom is a doctor, isn’t he? (トムは医師ですよね)

(2) You didn’t bring a textbook, did you? (あなたは教科書を持っていきませんでしたよね)

肯定文を付加疑問にする場合、文末に「助動詞(be動詞)の否定形+代名詞」をつける。(1)は主語がTom(三人称単数の男性)、動詞がis(be動詞)なので、isn’t he?となる。

 

否定文を付加疑問にする場合、文末に「助動詞(be動詞)の肯定形+代名詞」をつける。(2)は主語がYou(二人称)、動詞がdidn’tを含むので、did you?となる。

 

学習上、注意が必要なのは、「肯定の文には否定の付加疑問、否定の文には肯定の付加疑問をつける」という点である。先ほどの2つの文を図にしてみよう。(+)は肯定、(−)は否定をあらわす。

 

(1′) Tom is a doctor(+), isn’t he?(−)

(2′) You didn’t bring a textbook(−), did you?(+)

「主たる文が(+)なら付加疑問は(−)、主たる文が(−)なら付加疑問は(+)」と覚えておくとよい。

 

以下、付加疑問文のより詳しい使い方を見ていこう。

 

付加疑問文のイントネーション

付加疑問文が会話で用いられる場合、上昇調のイントネーションは相手に質問をしたり、賛同を求めるニュアンスがある。一方、下降調のイントネーションは話の内容を当然のこととして、相手に同意を求めるニュアンスがある。

2. 付加疑問文の使い方

付加疑問文の基本的な使い方を説明していく。

 

2-1. 肯定文の付加疑問

(3) The food is nice, isn’t it? (料理は素晴らしいですよね)

(4) Wait, you already knew that, didn’t you? (待って、既にそれを知っていたでしょう)

(5) You can do that, can’t you? (それをできますよね)

肯定文には否定の付加疑問をつける。

 

(3)はbe動詞が使われている肯定文の例である。付加疑問は「否定形のbe動詞の+主語に対応する代名詞」になる。

 

(4)は一般動詞が使われている肯定文の例である。付加疑問は「時制および人称に対応する助動詞の否定形+主語に対応する代名詞」になる。

 

(5)は助動詞が使われている肯定文の例である。付加疑問は「助動詞の否定形+主語に対応する代名詞」になる。

 

I amの付加疑問はaren’t I

I am right, aren’t I?(私が正しいのですよね?)のように、I amの付加疑問はaren’t Iになる。

2-2. 否定文の付加疑問

(6) They aren’t rich, are they? (彼らはお金持ちではありませんよね)

(7) That woman doesn’t like nosy people, does she? (あの女性はうるさい人が好きではないですよね)

(8) Smith can’t ski, can he? (スミスはスキーができませんよね)

否定文には肯定の付加疑問をつける。

 

(6)はbe動詞が使われている否定文の例である。付加疑問は「be動詞+主語に対応する代名詞」になる。

 

(7)は一般動詞が使われている否定文の例である。付加疑問は「時制および人称に対応する助動詞+主語に対応する代名詞」になる。

 

(8)は助動詞が使われている否定文の例である。付加疑問は「助動詞+主語に対応する代名詞」になる。

 

2-3. 命令文の付加疑問

(9) Open the window, won’t you? (窓を開けてくれませんか)

(10) Be quiet, can’t you? (静かにしなさい)

(11) Don’t forget, will you? (忘れないでね)

肯定の命令文には、will you?、won’t you?、would you?、can you?、can’t you?、could you?などをつける。(9)は一般動詞、(10)はbe動詞の命令文に付加疑問がついている例である。

 

否定の命令文を付加疑問にする場合、(11)のように、will you?のみが認められる。

 

命令文の潜在的な主語がyouの理由

命令文の潜在的な主語がyouと考えられるのは、付加疑問にしたときyouがあらわれるからである。

2-4. Let’sに続く付加疑問

(12) Let’s go back to work, shall we? (仕事に戻りましょう)

(13) I’ll just try again, shall I? (私が再び試しましょうか)

(12)のように、Let’sに続く文に付加疑問をつける場合、shall we?となる。

 

(13)のように、I’ll…shall I?やWe’ll…shall we?は「〜します/〜しましょう」という控えめな意志をあらわす。

 

付加疑問に類似する表現

It’s free, right?(これはタダですよね?)のright?のように、付加疑問に類似する表現は、特に口語においてよく使われる。

3. 注意すべき付加疑問文の使い方

英語を使う際、注意すべき付加疑問文の用法について説明していく。

 

3-1. 否定語を含む文の付加疑問

(14) She never lived in New York, did she? (彼女はニューヨークに住んだことがないんですよね)

肯定文であっても、hardly(ほとんど〜ない)、scarcely(ほとんど〜ない)、barely(ほとんど〜ない)、seldom(めったに〜ない)、rarely(めったに〜しない)、little(ほとんど〜ない)、few(ほとんど〜ない)などの否定語を含む場合、付加疑問は肯定になる。

 

3-2. 複合代名詞が主語の付加疑問

(15) Nothing has changed, has it? (何も変わっていませんよね)

(16) Everything is important, isn’t it? (すべてが重要ですよね)

(17) Nobody is that stupid, are they? (あんなに愚かな人はいませんよね)

(18) Everybody loves Sherlock Holmes, don’t they? (誰もがシャーロック・ホームズが好きですよね)

-thingや-bodyなどの複合代名詞を付加疑問にする場合、代名詞は複合代名詞の種類によって変わる。

 

(15)のnothingと(16)のeverythingでは、付加疑問の代名詞はitで受ける。

 

(17)のnobodyと(18)のeverybodyでは、付加疑問の代名詞はtheyで受ける。

 

注: (17)の述語動詞はisだが、付加疑問はtheyに影響されてareとなる。同様に、(18)の述語動詞はlovesだが、付加疑問はtheyに影響されてdon’tとなる。筆者の調べた限り、こうした「ちぐはぐ」な使い方がなされているようである。

 

3-3. There構文の付加疑問

(19) There are always challenges in life, aren’t there? (人生には常に挑戦がありますね)

(20) There isn’t an outlet there, is there? (そこにコンセントはないですよね)

there構文を付加疑問にする場合、通常の場合と同様に、肯定文には否定、否定文には肯定の付加疑問をつける。

 

ただし、付加疑問の代名詞はthereのままになる。(19)はaren’t there?、(20)はis there?である点に注意したい。

 

3-4. I thinkで始まる文の付加疑問

(21) I think she’s Australian, isn’t she? (彼女はオーストラリア人と思うのですがね)

(22) I don’t think that will be a problem, will it? (それは問題でないと思うのですがね)

I think(あるいはI don’t think等)ではじまる文の場合、付加疑問は従属節内の主語・動詞に合わせることが多い。

 

(21)はI thinkで始まる文の例である。付加疑問は従属節のshe’s Australian(彼女はオーストラリア人です)に合わせてisn’t she?となる。I think側に合わせるわけではない。

 

(22)のようなI don’t thinkで始まる文の場合、状況はやや複雑である。付加疑問の代名詞は、従属節内の主語that(それ)に合わせてitにする。しかし、助動詞はI don’t thinkに影響されてwill it?になる。

 

意味的に重要なのは従属節側

I think型の付加疑問が従属節で表される内容に影響されるのは、意味的に重要なのが従属節側だからと考えられる。

3-5. 同一極性の付加疑問

(23) Oh, you’ve been to Canada, have you? (あぁ、あなたはカナダに行ったのですか)

(24) I see. You don’t like my cooking, don’t you? (わかった。君は僕の料理が嫌いなんだな)

(24: Practical English Usage)

 

これまで紹介したように、肯定文には否定の付加疑問、否定文には肯定の付加疑問がつくのが原則である。

 

一方、肯定文に肯定の付加疑問といった、同一極性の付加疑問が使われることがある。

 

同一極性の付加疑問は「共感疑問文」とも言われるように、驚きや興味のような感情表現をあらわす。

 

(23)は肯定文に肯定の付加疑問(have you?)が付加されている。(24)のように否定文に否定の付加疑問(don’t you?)が付加されることは、論理的にはあり得るが、実際は非常にまれである。

 

筆者注: 否定文に否定の付加疑問をつけることは、ネイティブ・スピーカーの間でも、その容認性で意見がわかれるようである。(24)のような文を文法的に誤っていると考える話者は少なくない。

 

短縮しない付加疑問

He is in good health, is he not?(彼は健康ですよね)のように、短縮をしない付加疑問を使うことがある。これは通常の付加疑問よりフォーマルな表現だが、使用頻度は少ない。

4. まとめ

この記事では、英語の付加疑問文について詳細を解説してきた。

 

内容をまとめると次のようになる:

 

付加疑問は語尾に「助動詞/be動詞+代名詞」をつける

肯定文は否定の付加疑問、否定文は肯定の付加疑問になる

命令文やLet’sに続く文も付加疑問をつけられる

複合代名詞の付加疑問はitやtheyをつかう

同一極性の付加疑問もある

 

・間接疑問文

 

間接疑問文とは、文中に埋め込まれた疑問文のこと。

 

1. 間接疑問文の作り方: 疑問詞+S+Vの語順にする

2. 間接疑問文の使い方

2-1. 主語

2-2. 主語補語

2-3. 動詞の目的語

2-4. 前置詞の目的語

3. 間接疑問文の発展的な使い方

3-1. yes-no疑問文の間接疑問

3-2. What do you think 型

3-3. Do you know what 型

3-4. 疑問詞と関係代名詞の区別

4. まとめ

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1. 間接疑問文の作り方: 疑問詞+S+Vの語順にする

間接疑問文について理解するには、実際の例を使うのがよい。

 

まずは、ふつうの疑問文(ここでは間接疑問文と区別するために「直接疑問」と呼ぶ)と、間接疑問の例を見てみよう。

 

(1) Where is the conference room? (会議室はどこですか/直接疑問)

(2) I’m not sure where the conference room is. (会議室がどこにあるのかわかりません/間接疑問)

(1)は直接疑問の例である。be動詞を使った疑問文では、be動詞と主語の倒置が起きる。

 

(2)は間接疑問の例である。間接疑問の場合、主語と動詞の倒置が起きない。文中で<疑問詞+S+V>の構造になっている点に注目したい。

 

直接疑問で助動詞を伴う場合も同様である。例を見てみよう。

 

(3) Why did he call her? (なぜ彼は彼女に電話したのですか/直接疑問)

(4) I don’t know why he called her. (なぜ彼が彼女に電話したのかわからない/間接疑問)

(3)は直接疑問の例である。助動詞didを伴って、助動詞と主語の倒置が起きている。

 

(4)は間接疑問の例である。間接疑問は<疑問詞+S+V>の構造になるから、助動詞didは用いられない。かわりに、動詞がcalledと過去形になっている点に注目したい。

 

尚、疑問詞が主語の場合、直接疑問と間接疑問は必然的に語順が一致する。

 

(5) Who called the police? (誰が警察に電話したのですか)

(6) Tell us who called the police. (誰が警察に電話したのか言いなさい)

間接疑問は名詞節

間接疑問は文に埋め込まれることにより名詞節になる。

2. 間接疑問文の使い方

間接疑問文は文の主語、主語補語、動詞の目的語、前置詞の目的語の位置に使われる。それぞれの用法をダイジェスト的に紹介したい。

 

2-1. 主語

(7) Where you stay depends on your budget. (あなたがどこに住むかは予算によります)

間接疑問は文の主語として使える。

 

2-2. 主語補語

(8) The question is who is responsible for this failure. (質問はこの失敗に誰が責任を持つのかです)

間接疑問は文の主語補語として使える。

 

2-3. 動詞の目的語

(9) Ask her where she is from. (彼女にどこ出身か尋ねてごらんなさい)

間接疑問は動詞の目的語として使える。

 

2-4. 前置詞の目的語

(10) We don’t talk about what will happen next. (私たちは何が次に起こるか話していない)

間接疑問は前置詞の目的語として使える。

 

3. 間接疑問文の発展的な使い方

間接疑問文の発展的な使い方について紹介しよう。

 

3-1. yes-no疑問文の間接疑問

(11) I don’t know whether I am right. (私が正しいかどうかわからない)

Yes-No疑問文は疑問代名詞(whatやwho等)や疑問副詞(whyやwhere等)を使わない。そのため、Yes-No疑問文を間接疑問にするには、whetherやifが使われる。

 

(11)はAm I right?(私は正しいですか?)をI don’t know…に埋め込んだ文である。

 

3-2. What do you think 型

(12) What do you think we should name our robot? (ロボットに命名すべきと思いますか)

What do you think…?は「…をどう思いますか」の意味。疑問詞whatが文頭に来るが、間接疑問文の一種である。

 

このタイプを取る動詞は他に、believe、guess、say、think などがある。

 

3-3. Do you know what 型

(13) Do you know what I’m talking about? (私が何について話しているか知っていますか)

Do you know what…?は「…が何だか知っていますか」の意味。疑問詞whatが文中にあらわれる間接疑問文である。

 

このタイプを取る動詞は他に、explain、know、rememberなどがある。

 

3-4. 疑問詞と関係代名詞の区別

(14) Tell me what you are looking for.

疑問詞と関係代名詞はときに区別が曖昧になることがある。

 

(14)はwhatを疑問詞と捉えれば「あなたが何を探しているのか教えて下さい」、関係代名詞と捉えれば「あなたが探しているものを教えて下さい」の意味で解釈される。

 

一般的に、疑問詞と関係代名詞は次の点で区別される。

 

askやbe not sureなど、疑問・不確かさを表す述語の後のwhatは疑問詞である

疑問詞にはelseをつけられる(例: Tell me what else you are looking for.)

意味は文脈から推測する

以上のように、whatは状況によって疑問詞にも関係詞にもなる。最終的な意味は文脈を頼りに決定しよう。

4. まとめ

この記事では、英語の間接疑問文について詳細を解説してきた。

 

内容をまとめると次のようになる:

 

間接疑問は文中に埋め込まれた疑問文

間接疑問は<疑問詞+S+V>の語順にする

間接疑問は主語、補語、目的語などの位置にあらわれる

Yes-No疑問詞の間接疑問はwhether/ifを使う

疑問詞と関係詞を区別する

 

ここまでが、英語の文法の全てです。

これ以上学習することはないので、

頭がおかしくならないこの限度で、あとは英単語の

習得量を増やしますが一朝一夕にはならないのですよ。

 

筋トレと一緒で、脳の変化には時間がかかります。

だから、1日に覚えられる単語の数は1個くらいなので、

60日とかではなくて、日本人の学習開始期が遅い不利を

考えると学習期間は50年かかります。

そこで、50歳をこえるまでは、英語を勉強すると

英語がちゃんとできるようになります。

 

50年かければ、割と喋れるようになれるので、

50年分で学ぶ文法を教えておきました。

 

これ以上学ぶことはどこに行ってもないので

いくら文法書を読んでも

これ以上まとまることはないです。