3.全英文法2 ~英語に必要な全文法を2~3時間で書いてあげた(A4ワード242ページ) | 神が作った英語学習完璧セット(国連英検特A、英検1級、TOEIC連続満点60回以上の作者が作った)

神が地上でひらいた学校

神聖無償教育機関『Great materia』

の英語大学院。

 

・文法→https://allahyhwh.web.fc2.com/text/kousin/grammer.docx

これはノートになっているので、各自書き足せるようにしておいた。

語彙力も増えるように例文をたくさん入れて単語をたくさん入れておいた。

 

--

・中間構文とは?

 

中間構文とは、能動態でありながら受動態の意味を持つ文です。

 

例えば、This computer sells well.(このコンピュータはよく売れる)は中間構文です。

 

1. 中間構文は「形は能動態、意味は受動態」の文

2. 中間構文と他の類似する構文の違い

2-1. 中間構文、他動詞文、能格構文、受動構文の違い

2-2. 中間構文と能格構文の違い

2-3. 受動構文と能格構文の違い

 

中間構文と対比されるものに、

他動詞文、

能格構文、

受動構文がある。

 

英語を使えるかどうかは、

これらを分かっているかどうかになるのですよ。

 

覚えた文だけをスピーキングしている人は

ただの阿呆なのですよ。

それしか言えないのですから。

言葉は、規則があるので、

それも多すぎたらダメですが、

ある種のきまりを考えて使うものです。

 

The window breaks easily. (窓は簡単に割れる/中間構文)

Ken broke the window. (ケンは窓を割った/他動詞文)

The window broke. (窓は割れた/能格構文)

The window was broken. (窓は割られた/受動構文)

 

他動詞文と受動構文の違いは明白で、

主語と目的語の位置が入れ替わるだけである。

Ken broke the window.

は、

The window was broken by Ken.(窓ガラスはケンによって割られた)と言ってもよい。

 

中間構文と受動構文は、

どちらも受け身の意味で共通している。

しかし、受動構文が

The window was broken by Ken.(窓ガラスはケンによって割られた)のように

動作主を示せる一方、

中間構文は動作主をbyによって表せられない。

 

・助動詞

 

動詞と結びついて、動詞の性質をあらわします。

 

can        (能力・可能)~できる (可能性)~でありうる

could     ~できた canの時制一致による過去形    ~でありうる

may       (許可)~してよい(推量)~かもしれない

※canより形式ばった言い方         (容認)~してさしつかえない

might     ~してよい 〜かもしれない

※mayの過去形、または現在のことの弱い推量      (非難)~してもよさそうなものだ

will        (意志)~するつもりだ (現在の傾向・習性・能力)~するものだ ~のはずだ(現在の確信度の高い推量)

would    (過去の強い意志)どうしても~していた

※willの過去形   疑問文で:丁寧な依頼など

shall       ~するつもりだ

※willより文語的な言い方

※現在ではあまり使われない        (約束・予言・規定)あらかじめ~と決まっている

should    (義務・必要)~すべきだ

※ought toより意味が弱い            (推量・当然)当然~のはずだ

ought to (義務)~すべきだ(推量・当然)当然~のはずだ

※should より意味が強い

※原義はowe toの過去形とも言われる      (完了の予想)~してしまったはずだ

(事実に反する結果)~したはずだったのだが

have to   (義務)~しなければならない

※mustより客観的で、強制の意味が弱い  (推量)~に違いない

must      (義務・強要)~しなければならない

※話し手が積極的に強制 (推量)~に違いない

had better            ~したほうがよい           

used to   (過去の習慣的な動作)~したものだった

(過去の継続的な状態)かつては~だった

dare       あえて~する      ~の勇気がある

need      ~する必要がある

 

よく使われるものほど、用法が多くなってきます。

 

ちょっとぐちゃぐちゃですね。

もうちょっとすっきりまとめます。

 

助動詞     コアイメージ                主な訳                 頻度

can         能力、可能性、許可        ~できる、~はあり得る、~してもよい       ★★★

could     過去の能力、可能性、許可           ~できた、~はあり得る、~してもよい    ★★★

must      義務、確信                 ~しなければならない、~に違いない   ★★★

may       許可、推量         ~してもよい、~かもしれない                 ★★

might     容認、推量         ~してもよい、~かもしれない                 ★★

will        未来、意志         ~だろう、~するつもりだ                       ★★★

would    推量、過去の意志、過去の習慣    ~だろう、~するつもりだ、よく~したものだ      ★★★

shall       申し出、提案              ~しましょうか ★★

should    義務、推量                 ~すべきだ、~のはずだ ★★★

ought to 義務、推量         ~すべきだ、~のはずだ ★

have to   義務、確信         ~しなければならない、~に違いない       ★★★

had better            忠告

命令       ~すべきだ、~しなさい ★★

used to   過去の習慣、過去の状態 よく~したものだ、以前は~であった       ★★

dare       勇気、ずうずうしさ        ~する勇気(ずうずうしさ)がある ★

need      必要性   ~する必要がある            ★

 

・使い方

使い方は、

助動詞を用いる場合には動詞は原型になり、三単現の「s」は取るのがルールです。過去形では動詞を原型にし、助動詞を過去形にして表現します。

 

・時制

時制とは、出来事がいつ起きたかをあらわす用法である。

 

いま起きていることは現在時制、過去に起きたことは過去時制を用いる。また、それぞれの異なる様子を示すのに、進行形、完了形、完了進行形なども使われる。

 

こういった全部を分かっていないと

英語は使えないので、

例文だけ出すとか、

それをシャドースピーピングしてくれなんていう

学習法は、頭がおかしいキチガイが勧めるものです。

 

そんなことをやっている人で

英語ができるようになった人は

一人も知りません。

そのやり方だと

10万時間勉強しても

トーイックで800点が限界です。

 

トーイックで満点をとりたかったら

ここで語っている文法は当然

全部知ってないとダメなのですよ。

 

でないと間違える

よく間違える所を問題で出してくるのですよね。

 

本当に訳が分からないような問題が出るので

トーイックは英米人でも800点くらいかなと

思いますけどね。

 

じせいといわれたら、これくらい

ぱぱぱっと出て解説できないとダメなのですよ。

 

1. 時制は動詞の形を変えることによってあらわす

2. 英語時制の使い方

2-1. 単純現在形

2-2. 現在完了形

2-3. 現在進行形

2-4. 現在完了進行形

2-5. 単純過去形

2-6. 過去完了形

2-7. 過去進行形

2-8. 過去完了進行形

3. 時制の違いと使い分け方

3-1. 単純現在形と現在進行形の違い

3-2. 現在完了形と単純過去形の違い

3-3. 単純過去形と過去進行形の違い

3-4. 過去完了形と過去完了進行形の違い

 

そうじゃないと

頭の中でまとまってないので

そういう知識はすぐ忘れるのですよ。

 

学習というのは、「体系で覚えるもの」なのですよ。

体系で学習したら、体系が少しでも崩れたものが出されると

「あれ?どこかがおかしい」とすぐに自分でチェックできるのですよ。

1つ1つで学習すると全部忘れるのですが、

自分の間違いにすぐ気づけるのです。

1つ1つが全体において、色んなところと総補完されている

学習をした人は、ずっと忘れないのですよ。

私は、100年何もしなくても文法の本をその通りに書けるのですよ。

だから、そういうシステマティックな学習を

各分野においてしないと

何度も何度も復習しても、またぽろぽろ落ちていくの

繰り返しで終わらないので

時間の無駄なのですよ。

 

1. 時制は動詞の形を変えることによってあらわす

時制とは「出来事がいつ起こるか(起きたか)」をあらわす際に用いる文法である。

 

Taro eats Sushi. (太郎は寿司を食べる)

Taro ate Sushi. (太郎は寿司を食べた)

 

英語を学ぶ上で「時」と「時制」の違いを区別しておこう。「時」は過去・現在・未来といった時間の流れをあらわすものである。一方、「時制」は動詞を使って時の前後関係をあらわす文法体系である。本記事で扱うのは後者、すなわち文法体系としての「時制」である。

 

2. 英語時制の使い方

 

時制は動詞の形を変化させることによって作る。

 

たとえば、work(働く)という動詞を8つのパターンにすれば、次のようになる。

 

単純現在形         work

現在完了形         have worked

現在進行形         be working

現在完了進行形  have been working

単純過去形         worked

過去完了形         had worked

過去進行形         was working

過去完了進行形  had been working

 

 

3. 時制の違いと使い分け方

時制は現在・過去を中心とした8つのパターンがあるが、中には似た使い方をするので、区別に困ることがある。

 

ここでは似た時制の違いと使い分け方を紹介していこう。

 

3-1. 単純現在形と現在進行形の違い

 

I live in Toronto. (私はトロントに住んでいる)

I‘m living in Toronto. (私はトロントに住んでいる)

 

単純過去形と現在進行形には、「常に起きている出来事」と「一時的な出来事」といったニュアンスの違いがある。

 

3-2. 現在完了形と単純過去形の違い

 

Tom has lost his key. (トムは鍵をなくした)

Tom lost his key. (トムは鍵をなくした)

 

現在完了形と単純過去形には、「出来事の影響が今でも続いているか」にニュアンスの違いがある。

 

現在完了形は「過去と現在のつながり」なので、トムが鍵をなくした状態はいまでも続いている。要するに、鍵はなくなったまま見つかっていない。

 

単純過去形は「過去のある時点における出来事」なので、例文はトムが鍵をなくしたという過去の出来事を述べているだけである。その後、鍵が見つかったのか、なくなったままなのか、この文だけでは判断できない。

 

3-3. 単純過去形と過去進行形の違い

 

He wrote a novel several years ago. (彼は何年か前に小説を書いた)

He was writing a novel several years ago. (彼は何年か前に小説を書いていた)

 

例文は『A Communicative Grammar of English』より。

 

単純過去形と過去進行形には、「動作が完結したかどうか」にニュアンスの違いがある。

 

単純過去形は「過去のある時点における出来事」なので、執筆を過去のある時点における出来事ととして捉えている。男性は小説を書くという動作を完結させた。

 

過去進行形は「過去のある時点で進行中の出来事」なので、男性が小説を書くという動作をしている最中だったことを強調している。執筆が完結したのか、未完結でやめたのか、この文だけでは判断できない。

 

3-4. 過去完了形と過去完了進行形の違い

 

When I got home, I found that Jill had painted her room. (私が家についた時、ジルは部屋に塗装をし終えていた)

When I got home, I found that Jill had been painting her room. (私が家についた時、ジルは部屋に塗装をしていた)

 

過去完了形と過去完了進行形には、「動作が完了していたかどうか」にニュアンスの違いがある。

 

過去完了形は動作の完了をあらわすので、話し手が家についた時点で、ジルは塗装作業を終えていた。

過去完了進行形は動作の未完了をあらわすので、話し手が家についた時点で、ジルは塗装をまだしている間だった。

 

・仮定法

 

仮定法とは「もし〜なら、…なのに」や「もし〜だったら、…だっただろうに」などの意味で、仮定の状況を述べる用法である。

 

1. 仮定法は仮想世界について述べる用法

2. 仮定法現在の使い方

2-1. 提案・勧告・要求などを表す動詞に続くthat節

2-2. It is+形容詞+that節

2-3. lest節

2-4. 祈願・願望の文

3. 仮定法過去の使い方

3-1. 現在の事実に反する仮定

3-2. 現在または未来について起こる可能性の低い事柄の仮定

3-3. were toを用いる仮定法

3-4. shouldを用いる仮定法

4. 仮定法過去完了の使い方

4-1. 過去の事実に反対の仮定

4-2. 過去の事実に反対の願望

5. 仮定法の発展的な使い方

5-1. if節の省略(倒置)

5-2. if節の代わりとして使える表現

5-3. 仮定法を使った控えめな表現

6. 仮定法を含む慣用表現

6-1. I wish…

6-2. would rather

6-3. had better

6-4. It’s time that…

6-5. as if / as though

6-6. If only…

6-7. If it were not for / If it had not been for

6-8. as it were

 

これは、目次だけでいいと思う。

よく出るので、そこで目にしたらいいです。

 

次は不定詞です。

 

・不定詞

 

英語の「to+動詞の原形」はto不定詞と呼ばれる。

 

to不定詞は場面によって様々な意味で使われる。

 

to不定詞とは何か? 本質的な意味は未来志向

1. to不定詞の名詞的用法

1-1. 主語になる場合

1-2. 補語になる場合

1-3. 目的語になる場合

1-4. 疑問詞+to不定詞

2. to不定詞の形容詞的用法

2-1. 主語に対応する場合

2-2. 目的語に対応する場合

2-3. 直前の名詞と同格の場合

2-4. 前置詞+関係代名詞+to不定詞

3. to不定詞の副詞的用法

3-1. 動詞を修飾

3-2. 形容詞を修飾

3-3. 副詞を修飾

3-4. 文全体を修飾

参考1: To不定詞を使った慣用表現

in order to

so as to

enough to

too … to

参考2: To不定詞のあらわす「時」

述語動詞と同じ時

述語動詞よりも後の時

述語動詞よりも以前の時

参考3: To不定詞の様々な形

否定のto不定詞

進行のto不定詞

受動のto不定詞

完了のto不定詞

 

to不定詞は「to+動詞の原形」でつくられ、準動詞の1つと分類されることもある。

 

to不定詞に共通する意味: 未来に向かって進んでいく意味。

 

We want to rent a car. (私たちは車を借りたい)

「私たちは車を借りたい」の意味。to rent a car(車を借りたい)がto不定詞に該当する。車を借りるという将来の出来事について、願望を述べている。

 

Would you like anything to drink? (何か飲みますか?)

「何か飲みますか?」と相手に尋ねている文。to drink(飲める)がto不定詞に該当する。飲み物の注文は、この後直ちに行われるとしても、それは将来のことである。

 

I left home early to catch the train. (私は電車に間に合うように家を早く出た)

「私は電車に間に合うよう家を早く出た」の意味。to catch the train(電車に間に合うように)がto不定詞に該当する。家を出た時点で、電車に乗るのは将来のことである。

 

このように、to不定詞のあらわす意味に注目すれば、本質的に未来志向であることがわかる。読解中にto不定詞が出現したら、ある時点から未来に進む様子を示すと考えればわかりやすい。

 

そして、to不定詞の文法的特性に注目すれば、3つの用法に分けられる。

 

名詞的用法         名詞のように用いる用法

形容詞的用法      形容詞のように用いる用法

副詞的用法         副詞のように用いる用法

 

1. to不定詞の名詞的用法

to不定詞の名詞的用法とは、「…すること」の意味で、to不定詞を名詞のように用いることを言う。

 

名詞である以上、文の主語、補語、目的語などに使える。

 

1-1. 主語になる場合

 

To choose a strong password is important. (強固なパスワードを選ぶことは重要である)

To choose a strong password(強固なパスワードを選ぶこと)が主語。

 

だが、実際の英語使用場面では、to不定詞を主語にすることは避けられる傾向にある。

そこで、下記。

 

It is important to choose a strong password. (強固なパスワードを選ぶことは重要である)

このように形式主語itを用いるほうが自然(itはto以下を指す。)

 

1-2. 補語になる場合

 

The best way is to take a screenshot. (もっとも良い方法はスクリーンショットを撮ることです)

to不定詞は文の補語としても使える。SVCのC(補語)である。

 

1-3. 目的語になる場合

to不定詞は文の目的語としても使える。SVOのO(目的語)である。

 

I decided to become a financial advisor. (私はファイナンシャル・アドバイザーになることを決めた)

I want to be a scientist. (私は科学者になりたい)

 

※decideとwantの違い

decideはto不定詞だけでなくthat節を取れる。wantはthat節を取れない。

 

1-4. 疑問詞+to不定詞

to不定詞は疑問詞と一緒に使用できる。

 

I don’t know what to do. (私は何をすればいいのかわからない)

Deciding where to live is not easy. (どこに住むか決めることは簡単ではない)

I’m going to show you how to solve the problem. (どのようにして問題を解決するか見せましょう)

 

よく使われる疑問詞+to不定詞のパターンは次のとおり:

 

how to

what to

when to

where to

whether to          

which to

 

2. to不定詞の形容詞的用法

to不定詞の形容詞的用法とは、to不定詞を形容詞のように用いることを言う。

 

2-1. 主語に対応する場合

 

I have no one to help me. (私を助けてくれる人は誰もいない)

 

直前の名詞がto不定詞の主語になる場合。to help me(私を助ける)のはno one(ゼロの人)である。

 

構造がわかりにくければ、次のように考えてもよい:

 

I have no one who will help me. (私を助けてくれる人は誰もいない)

 

2-2. 目的語に対応する場合

 

I need something to eat. (私は何か食べるものが必要だ)

 

直前の名詞がto不定詞の目的語になる場合。to eat(食べる)の対象がsomething(何か)である。

 

構造がわかりにくければ、次のように考えてもよい:

 

I need something that I eat. (私は何か食べるものが必要だ)

 

※まめ知識:placeにおけるinの省略

placeを後ろから修飾する場合、くだけた文脈ではinを省略することがある。

例: the place to be (in)

 

2-3. 直前の名詞と同格の場合

 

to不定詞が直前の名詞を説明する関係になることがある。

 

Everyone has a chance to become an artist. (誰もが芸術家になるチャンスがある)

to become an artist(芸術家になる)というa chance(チャンス)があると考えよう。

 

2-4. 前置詞+関係代名詞+to不定詞

「前置詞+関係代名詞+to不定詞」の構造で用いられることがある。堅い表現。

 

Enter the media code with which to track your campaign. (あなたのキャンペーンを追跡するメディアコードを入力してください)

 

これは以下のような手順でつくられる(△は意味上の主語):

 

Enter the media code [△ to track your campaign with which]

→ Enter the media code [with which △ to track your campaign]

→ Enter the media code with which to track your campaign.

 

3. to不定詞の副詞的用法

to不定詞の副詞的用法とは、to不定詞を副詞のように用いることを言う。

 

副詞である以上、動詞修飾、形容詞修飾、副詞の修飾、文全体の修飾などに使える。

 

3-1. 動詞を修飾

 

Click here to download the PDF version. (PDFバージョンをダウンロードするためにここをクリックしてください)

<目的>をあらわすto不定詞。「PDFバージョンをダウンロードするために」の意味で使われている。

 

We are delighted to announce that John Xu has been appointed as Vice President. (John Xuが副社長に任命されたことを喜んでお伝えします)

<感情の原因>をあらわすto不定詞。「喜んで…」の原因になるのがto以下の出来事である。

 

Ellen lived to be 87, passing away in 1999. (エレンは87歳まで生きた、そして1999年に亡くなった)

結果をあらわすto不定詞。エレンは87歳まで生きた。

 

3-2. 形容詞を修飾

to不定詞が形容詞を修飾することもある。

 

This book is easy to read. (この本は簡単に読める)

to read(読む)がeasy(簡単な)を修飾して、「簡単に読める」の意味。

 

3-3. 副詞を修飾

to不定詞が副詞を修飾することもある。

 

You are old enough to drink in a bar. (あなたはバーで飲むのに十分な年齢です)

to drink(飲む)がenough(十分な)を修飾して、「飲むのに十分な」の意味。

 

長い文をつくるとこういうこともあります。

 

3-4. 文全体を修飾

to不定詞は文全体を修飾できる。この用法は独立不定詞とも呼ばれる。

 

To be honest with you, I cried a few times. (あなたに正直に言いますと、私は何度か泣きました)

To be honest with you(あなたに正直に言いますと)の意味。

 

以上、to不定詞の3つの用法を紹介してきたが、分類にこだわりすぎる必要はない。いずれにしても未来志向の意味を持っていると考えれば、多くの文は解釈できるからです。

 

次は、動名詞です。

 

・動名詞とは、<動詞の-ing形>を含む文を名詞として使う用法である。

 

例えば、I love swimming.(私は水泳だ大好きだ)であれば、swimming(水泳)が動名詞に該当する。

 

1. 動名詞とは文の性質を持った名詞

2. 動名詞の使い方

2-1. 主語

2-2. 主語補語

2-3. 動詞の目的語

2-4. 前置詞の目的語

3. 動名詞の意味上の主語

3-1. 主文の主語と一致

3-2. 目的語と一致

3-3. 一般の人々

 

1. 動名詞とは文の性質を持った名詞

動名詞は他の名詞と同様、主語や目的語等の位置に使われるのだが、

動名詞の特徴は、名詞でありながら、文の特徴を保持している点にある。

動名詞の及ぶ範囲が、まるで文のように機能している:

 

[Writing] is a process of discovery.

→ [△ (主語’) + writing (動詞’)] is a process of discovery.

→ [主語’+動詞’] + 動詞 + 補語 + 修飾語

Writing(動名詞)が主語、isが述語動詞、それ以下と続く。

 

[Playing video games] is a stress reliever for me.

→ [△ (主語’) + playing (動詞’) + video games (目的語’)] is a stress reliever for me.

→ [主語’+動詞’+目的語’] + 動詞 + 補語 + 修飾語

2つ目の例文はPlaying video games(動名詞)が主語、isが述語動詞、それ以下と続く。

 

We enjoyed [talking with you].

→ We enjoyed [△ (主語’) + talking (動詞’) + with you (修飾語’)]

→ 主語 + 動詞 + [主語’+動詞’+修飾語’]

3つ目の例文はWeが主語、enjoyedが述語動詞、talking with you(動名詞)が目的語。

 

要するに、動名詞は内部的には主語や目的語などの構造を持つが、外部的(=文全体)には名詞句に他ならない。上記の例文で動名詞の内部構造を「主語’」や「目的語’」と表記したのはそのためである。

 

※動名詞は名詞

動名詞は文の性質を保持していると述べたが、品詞はあくまで名詞である。動名詞は「名詞句の位置に出現する文」と考えればよい。

 

2. 動名詞の使い方

動名詞は主に、主語、主語補語、動詞の目的語、前置詞の目的語の位置で使われる。

 

次は、分詞。

 

・分詞

 

分詞とは、動詞の語尾に-ingをつけるもの、あるいは-enをつけるもの。

分詞は進行形、完了形、受動態ほか、形容詞的用法として名詞を修飾する役割を持つ。

 

1. 分詞は形・意味・使い方で分ける

1-1. 分詞の形

1-2. 分詞の意味

1-3. 分詞の使い方

2. 現在分詞と過去分詞の使い分け方

2-1. excitingとexcited

2-2. requiringとrequired

2-3. fallingとfallen

2-4. speakingとspoken

2-5. retiringとretired

 

1. 分詞は形・意味・使い方で分ける

 

形: 分詞の語形

意味: 分詞の持つ意味

使い方: 文中でどのような機能をもつか

 

現在分詞の語形は単純で、<動詞+-ing>にすればよいだけである。sleeping(寝ること)、working(働くこと)、buying(買うこと)などはすべて現在分詞である。

 

過去分詞は動詞によって語形が変わる。規則変化動詞は<動詞+-ed>をつけるもので、worked(原形はwork/働く)などがこれに該当する。

 

不規則変化動詞は語によって様々な形を取るが、もっとも典型的なのは<動詞+-en>のタイプ。beaten(原形はbeat/打ち破る)やtaken(原形はtake/取る)などが該当する。

 

※現在分詞・過去分詞は時と関係ない

「現在分詞」や「過去分詞」といった名称で呼ばれるものの、分詞に時のニュアンスは含まれない。現在分詞は現在だけでなく過去や未来のことも表せるし、過去分詞も同様である。本来は-ing分詞や-en分詞と呼んだほうが適切だが、本記事では慣習に従って現在分詞・過去分詞の名称で使用していく。

 

1-2. 分詞の意味

 

現在分詞は「…している/…させる」で能動の意味がある。sleeping baby(寝ている赤ちゃん)やinteresting story(興味深い話)など。

 

過去分詞は2つの意味がある点に注意。1つ目はstolen wallet(盗まれた財布)など、「…される」で受動の意味。2つ目はfrozen food(凍った食品 = 冷凍食品)など、「…した」で完了の意味がある。

 

1-3. 分詞の使い方

 

これは、大事ですよ。本当に大事です。

 

現在分詞と過去分詞は共通する使い方があるため、用法別に分けた。

 

まず、分詞の動詞的用法は進行形(be+現在分詞)、完了形(have+過去分詞)、受動態(be+過去分詞)が該当する。私たちが「動詞の進行形」と習うものは、分詞の動詞的用法と考えるとよい(完了形や受動態も同様。)

 

分詞の形容詞的用法は、分詞を形容詞のように扱うもので、名詞を修飾する限定用法と、文の補語になる叙述用法がある。

 

限定用法はrising sun(昇る太陽)やbroken door(壊れたドア)のように<分詞+名詞>で前置修飾するものと、a woman carrying a bag(バッグを持ち運んでいる女性)やan e-mail written by Tom(トムによって書かれたメール)のように<名詞+分詞>で後置修飾するものがある。

 

叙述用法はSVCのC(補語)に該当するもので、This story is very confusing.(この話はとても混乱させる)やI am very confused.(私はとても混乱した)などが該当する。

 

最後に、分詞の副詞的用法は分詞構文と呼ばれるもので、分詞によって導かれる句が、文全体に意味を付け加えるはたらきをする。

 

要するに、分詞とは「動詞の-ing/-enが様々な使われ方をするもの」と覚えておくとよい。分詞そのものは品詞ではなく、動詞の下位分類である。

 

2. 現在分詞と過去分詞の使い分け方

現在分詞             …している/…させる

過去分詞             …される(受動)/…した(完了)

現在分詞は「…している/…させる」で能動、過去分詞は「…される」で受動と「…した」で完了の意味がある。

 

2-1. excitingとexcited

exciteは「わくわくさせる」の意味の他動詞。

 

Liverpool played an exciting game. (リバプールはわくわくするような試合をした)

an exciting gameは「わくわくする試合」と訳されるが、「わくわくさせる試合」のほうが英語本来のニュアンスに近い。試合が人をわくわくさせるのであり、試合そのものがわくわくしているわけではない。

 

The excited audience shouted “no more”. (興奮した観客は「もういい!」と叫んだ)

The excited audienceは「興奮した観客」の意味。exciteは上述のように他動詞なので、観客は「(何かの原因によって)興奮させられた」と考える。The exciting audienceとすると「興奮させている観客」で、文意に合わない。

 

ポイントは現在分詞が「…させる」の意味を持っている点を理解することにある。現在分詞を「…している」の意味だけで捉えると「試合そのものはわくわくしないな」と思ってan excited gameと言いそうになるが、これは上述の理由で不可。

 

2-2. requiringとrequired

requireは「求める」の意味の他動詞。

 

We are requiring Mark to address these issues. (私たちはマークにこれらの問題を言及するよう求めている)

「私たち」が「マーク」に対して言及するよう求めているので、現在分詞requiringが適切。

 

Students are required to purchase their own laptop computer. (学生たちは自身のノートパソコンを購入するよう求められる)

「学生たち」がノートパソコンを買うよう求められているので、過去分詞requiredが使われている。仮にStudents are requiring to…とすると、動詞の目的語が欠けるので容認されない。

 

次は、否定形を教えます。

 

・否定形

 

否定表現とは、notなどの語を用いて「…ではない」を表す用法である。

 

例えば、I’m not busy. であれば「私は忙しくない」の意味になる。

 

1. 否定は副詞や代名詞を横断的に使う表現

2. notを用いた否定表現

2-1. be動詞に使うnot

2-2. 一般動詞に使うnot

2-3. 現在完了のhaveに使うnot

2-4. その他の要素を否定するnot

3. not以外の語句を用いた否定表現

3-1. never

3-2. neither

3-3. no, none, nothing

3-4. few, little

3-5. rarely, seldom

4. 否定表現を用いた様々な文

4-1. 否定の平叙文

4-2. 否定の疑問文

4-3. 否定の命令文

5. 否定表現によくある5つの間違いとその解決策

5-1. notの位置: I think…notよりもI don’t think…

5-2. 否定の作用域: 否定の範囲を見極める

5-3. 二重否定: 回りくどい表現と許容される表現の違い

5-4. 全体否定と部分否定の違い

5-5. 否定表現における付加疑問文の使い方

 

ここは飛ばします。

よく使われるのですが、簡単なので、理由はいいと思います。

どうしてこうなったのかも、この時代では説明する意義がないので。

実用英会話では、こんな話はいらないと思います。

 

次は、形容詞です。

 

1. 形容詞はモノの状態や性質を説明する語句

2. 形容詞の使い方

2-1. 名詞を前から修飾する形容詞

2-2. be動詞に接続する形容詞

2-3. 位置によって意味の異なる形容詞

 

2-3. 位置によって意味の異なる形容詞

いくつかの形容詞は、名詞を前から修飾する用法と、be動詞に接続する用法で意味の違いが見られる。

 

oldの例を見てみよう。my old schoolのように名詞を修飾する際は「前の」の意味だが、He is old.のようにbe動詞に接続する際は「長生きしている」の意味になる。

 

my old school (私の母校)

He is old. (彼はお年寄りだ)

(英文法大辞典 第4巻より)

 

中には、文脈がなければ意味が曖昧になるものがある。例えば、responsibleは名詞を前から修飾する用法では「信頼のおける」だが、be動詞に接続する場合、「信頼のおける」と「責任を取るべき」のどちらにも解釈できる。

 

That responsible person (あの信頼のおける人)

That person is responsible. (あの人は信頼がおける/責任を取るべき)

(The Grammar Bookより)

 

意味の違いを過度に恐れる必要はないが、英文を書く場面では、念のため辞書で意味を確かめるようにしたい。

 

※The+形容詞

 

一部の形容詞は「The+形容詞」を名詞のように使用できる。

例: The rich are getting richer. (金持ちがより金持ちになっている)

 

・分詞形容詞

 

分詞形容詞とは、動詞の-ing形/-ed形と同じ形を持つ形容詞である。

exciting(ワクワクさせる)やfrozen(凍った)などは分詞形容詞に該当する。

 

1. 分詞形容詞は-ing/-edと同じ形を持つ形容詞

2. -ing形容詞の使い方

2-1. 自動詞由来の-ing形容詞

2-2. 他動詞由来の-ing形容詞

2-3. 動詞に関連しない-ing形容詞

2-4. 接頭辞+動詞の-ing形容詞

3. -ed形容詞の使い方

3-1. 自動詞由来の-ed形容詞

3-2. 他動詞由来の-ed形容詞

3-3. 名詞由来の-ed形容詞

3-4. 動詞にも名詞にも関連しない-ed形容詞

 

1. 分詞形容詞は-ing/-edと同じ形を持つ形容詞

分詞形容詞は動詞の-ing形/-ed形と見た目が似ているが、定義によって形容詞である。そのため、文中での使われ方も通常の形容詞と一致する。

 

The story is interesting. (そのストーリーはおもしろい)

We are trained to repair broken smartphones. (我々は壊れたスマートフォンを修理するよう教育されている)

 

例文上はinteresting(おもしろい)が補語として使われている。補語とはSVCのCに該当するもので、主語の性質を説明するはたらきを持つ。

 

例文下はbroken(壊れた)がsmartphones(スマートフォン)を修飾している。修飾とはある語が他の語の意味を詳しくするはたらきのこと。

 

分詞形容詞の特徴は次のとおり:

 

動詞の-ing/-edと同じ形を持つ

動詞としての性質を失って、完全な形容詞として使われる

辞書で見出し語になっていることが多い

分詞と異なるニュアンスで使われる場合がある

動詞に由来しない場合がある

 

※分詞形容詞と動詞の分詞形を見分ける方法

補語の位置に-ing/-edが使われている場合、veryで修飾できれば概ね分詞形容詞と考えてよい。例えば、The story is very interesting.(その話はとてもおもしろい)は文法的に可能なのでinterestingは分詞形容詞。一方、He is very running.(彼はとても走っている?)とは言えないので、runningは動詞の進行形。

 

次は関係しです。

 

・関係詞

関係詞とは、関係節を構成するために用いられる語彙です。

節の中に別の節を組み込んでくれる言葉で、先行詞と関係節の役割によって選ぶことができます。

 

 

・関係代名詞

関係代名詞は「代名詞+接続詞」の機能を持つ一連の語である。関係代名詞の代表的な語に、who、which、thatなどがある。

 

・関係副詞

関係副詞とは、when、where、why、howに代表される一連の語。

.

・複合関係詞

 

-everに関連する語の使い方がある。

 

whatever(…するものは何でも)、whoever(…する人は誰でも)、whenever(…する時はいつでも)などの使い方のこと。

 

1. 複合関係代名詞

1-1. whatever

1-2. whoever / whomever

1-3. whichever

2. 複合関係副詞

2-1. however

2-2. whenever

2-3. wherever

3. 複合関係形容詞

3-1. whatever

3-2. whichever

 

次は接続詞。

 

・接続詞とは、and(そして)やbecause(なぜなら)などに代表される一連の語である。

 

英語の長い文には、ほとんど必ずと言ってよいほど接続詞が出現する。

 

接続詞だけを読んでいっても、長文読解ができてしまう場合がある。

andでつながっていれば、最初の文だけ読めば、同じ意味で論理展開されているので、

同じ方向の結論になっている。

 

butでつながっていれば、最初の文とは逆のことが結論になっている。

英語のテストで長い文章だと読む時間がないので、

接続詞だけで答えて〇になることが72%の確率。

 

だから、接続詞だけで答えてもテストでは合格するので、

大学入試は、接続詞だけを読んでもそこそこの学校には

合格できる。

 

なぜなら、頭がいい人がテストを作っていないので、

この解き方に気づかない人が多いからだ。

慶應・東大レベルだと、こんな細工は通用しない。まともな努力をしていないと受からないようになっている。

 

1. 接続詞は要素と要素をつなぐ語

2. 等位接続詞の使い方

2-1. and

2-2. but

2-3. or

2-4. for

3. 従位接続詞の使い方

3-1. before / after

3-2. when

3-3. while

3-4. because

3-5. if / even if

3-6. once

3-7. since

3-8. unless

3-9. until / till

3-10. whereas

3-11. although / even though

3-12. so that / so … that

3-13. as

3-14. as if

3-15. in case

 

1. 接続詞は要素と要素をつなぐ語

 

語と語、句と句、あるいは節と節を結びつける役割を持つのが接続詞である。接続詞には、要素同士を対等な関係でつなぐ等位接続詞と、「主」と「従」の関係でつなぐ従位接続詞の2種類がある。

 

例を見てみよう。

 

You buy fish and I’ll do the cooking. (あなたが魚を買う、そして私が調理しましょう)

I lived in New York when I was 18. (私は18歳の時、ニューヨークに住んでいた)

 

上の例文は等位接続詞andを使用している。andがつなぐのはYou buy fish(あなたが魚を買う)とI’ll do the cooking(私が調理しましょう)の2つ。

下の例文は従位接続詞ifを使用している。I lived in New York(私はニューヨークに住んでいた)が主、when I was 18(18歳の時に)が従の関係。

 

※用語の解説

従位接続詞を使った文において、つながれるほうを主節、つなぐほうを従属節という。

 

2. 等位接続詞の使い方

等位接続詞として使われるのは主に、and、but、or、forの4つがある。

 

2-4. for

 We listened carefully, for he brought news of our families. (私たちは注意深く聞きました。というのは彼が私たち家族に関する知らせを運んでくれたからです)

 

forは前置詞で使われることが多いが、「というのは…だから」の意味で、接続詞としても使える。フォーマルな表現。

 

「私たちは注意深く聞きました」と述べ、その理由を「彼が私たち家族に関する知らせを運んでくれたからです」と言っている。

 

・相関接続詞

 

相関接続詞とは、both A and B(AもBも両方とも)などに代表される一連の表現である。

 

1. 相関接続詞

1-1. both A and B

1-2. either A or B

1-3. neither A nor B

1-4. not only A but also B

 

・前置詞

 

1. 英語の前置詞は暗記不要の「イメージ」で理解すること。

2. 前置詞の使い方

2-1. 前置詞atは「点」

2-2. 前置詞onは「接触」

2-3. 前置詞inは「内部」

2-4. 前置詞toは「到達点」

2-5. 前置詞forは「目標」

2-6. 前置詞fromは「起点」

2-7. 前置詞ofは「弱いまとまり」

2-8. 前置詞withは「一緒」

2-9. 前置詞byは「近接」

2-10. 前置詞overは「半円」

3. 前置詞の違いと使い分ける方法

3-1. 場所を表すat, on, inの違い

3-2. 時間を表すat、on、inの違い

3-3. 行き先を表すtoとforの違い

3-4. 材料を表すmade ofとmade fromの違い

3-5. inとintoの違い

 

前置詞は別の動画でしつこく書いているので、

ここでは全体像でこれくらいでいいかなと思います。

 

・比較

 

1. 比較はモノの程度を比べる時に使う表現

2. 比較級・最上級の作り方

2-1. 語尾に-er / -estをつける比較級・最上級

2-2. more / mostを使う比較級・最上級

2-3. 不規則変化をする比較級・最上級

3. 比較級を使った文の作り方

3-1. 比較級の基本表現 -er / more + than

3-2. 程度の低さを表す less+原級+than

3-3. 比較級を修飾する方法

3-4. 比較級の発展的な用法

4. 最上級を使った文の作り方

4-1. 最上級の基本表現

4-2. 最上級を修飾する方法

4-3. 最上級の発展的な用法

 

これも中学校でやったので、いいと思います。

 

価値というものは、大切なので、単語の意味を超えて

文法化しています。

 

2. 比較級・最上級の作り方

比較表現になる前の、もともとの形容詞・副詞の形を原級と呼ぶ。比較級・最上級は、形容詞や副詞の語形を変化させたり(-er/-est)、別の語を付け加えることでつくる(more/most)。

 

2-1. 語尾に-er / -estをつける比較級・最上級

多くの形容詞は、原級の語尾に-erや-estをつけることで、比較級・最上級を表す。

 

原級             比較級               最上級

tall(高い)              taller(より高い)             tallest(最も高い)

pretty(かわいい) prettier(よりかわいい) prettiest(最もかわいい)

wise(賢い)            wiser(より賢い)             wisest(最も賢い)

 

3. 比較級を使った文の作り方

比較級を使用すれば、「AはBより大きい」とか、「CはDより小さい」といった事態を表現できる。

 

比較級の使い方を説明しよう。

 

3-1. 比較級の基本表現 -er / more + than

比較表現でもっともよく使われるのは、than(…よりも)を用いて2つの物事を比べる用法である。

 

A is …-er (more …) than B

→ AはBより…だ

比較の尺度になるのは形容詞が多いが、副詞もよく使われる。

 

*形容詞を使った比較表現

I’m older than her. (私は彼女よりも年上です)

She was far more intelligent than her sister. (彼女は姉よりはるかに頭が良かった)

(Oxford Advanced Learner’s Dictionary)

 

上の文でolderは「年上の」の意味。私(A)は彼女(B)よりも「年齢」おいて高い程度にあることを示している(A > B)。

 

下の文でmore intelligentは「より頭がいい」の意味。彼女(A)は姉(B)よりも「賢さ」において高い程度にあることを示している(A > B)。

 

*副詞を使った比較表現

You work harder than John. (あなたはジョンより一所懸命に働く)

The school operates more expensively than other state schools. (その学校は他の州の学校よりも高額に運営している)

上の文でharderは「(より)一所懸命に」の意味。あなた(A)はジョン(B)よりも「一所懸命働く」ことを示している(A > B)。

 

下の文でmore expensivelyは「(より)高額に」の意味。その学校(A)は他の州の学校(B)よりも「高額に運営している」を示している(A > B)。

 

3-2. 程度の低さを表す less+原級+than

AがBよりも程度が少ないことを示す時、lessを使う場合がある。

 

A is less … than B

→ AはBほど…ではない

2つの例文を比較してみよう。

 

Monday was hotter than Tuesday. (月曜日は火曜日よりも暑かった)

Tuesday was less hot than Monday. (火曜日は月曜日ほど暑くなかった)

(The Cambridge Grammar of the English Language)

 

気温において「月曜日>火曜日」の状況は同じだが、hotterの文が「月曜日」に焦点を当てて「より暑かった」と言っているのに対し、less hotの文は「火曜日」に焦点を当てて「より暑くなかった」と言っている。

 

実際のところ、lessを使った表現は回りくどさがあるので、使用頻度はそれほど高くない。lessを使った文を使うとすれば、difficultのような2音節以上の形容詞で「…より程度が低い」を表す時である。

 

This problem is less difficult than the previous one. (この問題は前の問題ほど難しくはない)

(現代英語文法 大学編)

 

3-3. 比較級を修飾する方法

比較表現はmuch(はるかに)やsubstantially(十分に)などの語で修飾できる。

 

*比較級を修飾する語句の例

even (さらに)     much (はるかに)

far (ずっと)         considerably (かなり)

substantially (十分に)       significantly (著しく)

somewhat (いくぶん)       rather (かなり)

a bit (少し)          a little (少し)

a lot (たくさん)  a great deal (よりずっと)

She’s even more intelligent than her sister. (彼女は姉よりもはるかに頭が良い

Food prices are significantly lower in the US. (食料価格はアメリカで著しく低い)

I’m feeling a lot better today. (私は今日はるかに気分が良い)

(Oxford Advanced Learner’s Dictionary)

 

※紛らわしい比較級の修飾

 

very+比較級は不可だが, very much+比較級は可能. 同様に, so+比較級は不可だが, so much+比較級は可能.

例: They are very much more straightforward. (それらははるかにとてもわかりやすい)

 

・比較級の作り方

 

1. 比較級・最上級の作り方は規則変化と不規則変化がある

2. 規則比較変化(単音節の形容詞)の作り方

2.1. 大部分の単音節の形容詞は原級に -er, -est

2.2. 語尾が-eで終わる形容詞は -r, -st

2.3. “強勢のある短母音+1子音字” で終わる形容詞は子音字を重ねて-er, -est

2.4. “子音字+-y” で終わる1音節形容詞は y を i に変えて -er, -est

2.5. more, most をとる単音節語

3. 規則比較変化(2音節の形容詞)の作り方

3.1. 語尾が -y で終わる2音節形容詞は y を i に変えて -er, -est

3.2. 語尾が-le, -ow, -erで終わる形容詞は -er, -est

3.3. more, most をつける2音節形容詞

3.4. -er, -est と more, most の両方をとる形容詞

4. 規則比較変化(3音節以上の形容詞)の作り方

4.1. 3音節以上の形容詞は more, mostをつける

4.2. unではじまる3音節以上の語は -er, -estをつける

5. 不規則比較変化の作り方

5.1. 不規則変化する形容詞・副詞の一覧

5.2. elder, eldest と older, oldest の使い分け

5.3. farther, farthest と further, furthest の使い分け

 

これもちゃんと説明したいですが、

比較級どうのこうのという以前の語彙力の低さが

来訪者のほとんどです。

 

・メタ言語比較

 

メタ言語比較とは、more A than Bの形であらわされるものである。

 

例えば、He is more good than bad.(彼は悪人というより善人だ)がメタ言語比較に該当する。

 

 

1. メタ言語比較は「BよりむしろA」をあらわす

2. メタ言語比較の使い方

2-1. more 形容詞 than 形容詞

2-2. more 名詞 than 名詞

2-3. more 句 than 句

2-4. more 文副詞 than 文副詞

 

メタ言語比較は「Bという語を用いるより、Aという語を用いるのがより適切」を述べる際に使われる。形は次のようになる。

 

more A than B(BよりむしろA)

冒頭の例をもう一度見てみよう。

 

(1) He is more good than bad. (彼は悪人というより善人だ)

Aに該当するのがgood、Bに該当するのがbadである。「BというよりAだ」なので、「悪人(bad)というよりgood(善人)だ」の意で解釈される。

 

メタ言語比較では、moreは形容詞を修飾しているわけではない。彼は「善人(good)」であって、「より良い人(more good: better)」ではない点に注意したい。

 

この理由から、メタ言語比較では、通常の比較級では-erを使う語も、常にmoreを用いる。次の例文はangrierではなくmore angryとなっている点に注意したい。

 

(2) She was more angry than sad. (彼女は悲しんでいるというより怒っていた)

A more than Bの形で使われることもある。

 

(3) She was angry more than sad. (彼女は悲しんでいるというより怒っていた)

メタ言語比較では、通常、比較で使われない語も使用できる。たとえば、dead(死んでいる)やalive(生きている)はふつうの比較級では使用しないが、メタ言語比較では容認される。

 

(4) He was more dead than alive. (彼は生きているというより死んでいるような状態だった)

メタ言語比較内の形容詞は、常識的に対比のできる組み合わせでしか使えない。たとえば、「背が高いというより良い人だ」は意味が合わないので不可。

 

(5) (誤) Jane is more good than tall.

用語の解説

「メタ言語比較」という用語はHuddleston and Pullumにしたがった。この構文を「高次比較文」と呼ぶ参考書もある。学習英和辞典では[more A than B]の項目で収録されているものもある。

2. メタ言語比較の使い方

メタ言語比較のAおよびBには、同じ性質の要素が入る。代表的なものに、形容詞、名詞、句、文副詞がある。

 

以下、それぞれの例を見ていこう。

 

2-1. more 形容詞 than 形容詞

(6) My hair became more black than brown. (髪は茶色というより黒色になった)

(7) I was more surprised than disappointed. (悔しいというより驚いた)

AとBの要素には形容詞が用いられることが多い。

 

(6)は色をあらわす形容詞が使われている例である。(7)のように分詞形容詞が用いられることもある。

 

2-2. more 名詞 than 名詞

(8) I’m more a writer than an editor. (私は編集者というより書き手です)

(9) The sign has more the look of a dark farewell than a warm welcome. (その看板は暖かい歓迎というより暗い別れのように見えます)

AとBの要素には名詞も用いられる。

 

(8)は話し手がan editor(編集者)というよりa writer(書き手)であると述べられている。

 

(9)はthe look of a dark farewell(暗い別れに見えること)と(the look of) a warm welcome(暖かい歓迎に見えること)が対比されている。

 

2-3. more 句 than 句

(10) We write these words more in sorrow than in anger. (我々はこれらの言葉を怒りよりも悲しみを持って書いています)

AとBの要素には句も用いられる。

 

(10)は前置詞を用いた句を使った例である。

 

2-4. more 文副詞 than 文副詞

(11) More amusingly than wisely, he often spoke to us in English. (賢明というより興味をそそられることに, 彼は私たちに英語で話しかけてきた)

(英語基本 形容詞・副詞辞典)

 

AとBの要素には文副詞も用いられる。

 

(11)はamusingly(興味をそそられる)とwisely(賢明に)が対比されている。

 

A rather than B

AとBが(文副詞ではない)副詞の場合、A rather than Bを用いるほうがふつう。

3. まとめ

この記事では、英語のメタ言語比較について詳細を解説してきた。

 

内容をまとめると次のようになる:

 

メタ言語比較はmore A than Bであらわす

メタ言語比較は「BよりむしろA」の意味

メタ言語比較は常にmore型の比較を用いる

通常の比較級では用いられない形容詞を使うこともある

AやBには形容詞, 名詞, 句, 文副詞などが入る

 

・the+比較級

 

「the+比較級, the+比較級」とは、「…すればするほど、…になる」をあらわす構文である。

 

たとえば、The more, the better.(多ければ多いほどよい)がこの構文に該当する。

 

英語を学んでいるあなたは次のような疑問を持っていないだろうか?

 

the+比較級, the+比較級を見かけるけど、これは何…?

the+比較級, the+比較級の使い方を知りたい…

省略や倒置など発展的な用法を知りたい…

「the+比較級, the+比較級」は話し言葉だけでなく、書き言葉でもよく使われる。

 

1.「the+比較級」の使い方

「the+比較級」構文の基本的な解釈は、原因と結果である。従属節(前半部分)が原因をあらわし、主節(後半部分)がそれによって生じた結果をあらわす。

 

the+比較級, the+比較級: 原因→結果

次の例文では、従属節の内容(強くなればなるほど)によって、主節の内容(より多くのことを成し遂げられる)が実現すると述べている。

 

(1) The stronger you are, the more you accomplish. (強くなればなるほど、より多くのことを成し遂げられる)

従属節の内容が未来をあらわすことであっても、時制は現在形を用いる。

 

(2) The faster we get moving, the better off he’ll be. (私たちが早く動くほど、彼のためになります)

従属節の中にthatが挿入されることがある。thatによって前半部分が従属節であることが明確化される。

 

(3) The more information that comes in, the more confused the picture is. (情報が増えれば増えるほど、その写真は混乱する)

(Practical English Usage)

 

従属節と主節の順番が逆になることがある。次の例文は「主節→従属節」の順番になっていることに注意したい。この場合、主節の「the+比較級」は前置されない。また、主節のtheの出現は随意的になる。

 

(4) They became (the) hungrier the harder they worked. (働くほどお腹が空く)

(A Comprehensive Grammar of the English Language)

 

かたい文体では倒置が起こることがある。次の文では主節のbe動詞と主語が倒置されている点に注意したい。

 

(5) The easier it is for people to navigate your website, the more likely are they to stay on your website. (Webサイトへのアクセスが簡単であるほど、そのサイトに滞在してもらえる可能性が高くなる)

「the+比較級」のtheは定冠詞ではない

「the+比較級」のtheは定冠詞ではなく副詞である。1つ目のtheは「どれだけ」の意味の関係副詞、2つ目のtheは「それだけ(いっそう)」の意味の指示副詞となる。

用語の解説

「the+比較級」は比例比較級や相関比較文と呼ばれることがある。本記事ではわかりやすさを考慮して「the+比較級」で統一した。

2.「the+比較級」における省略

「the+比較級」では要素の省略が起こることがある。

 

次の例文では、従属節と主節においてそれぞれ、be動詞が省略されている。

 

(6) The higher the number, the brighter the light. (数字が大きいほど、明るい光になる)

筆者の調べたところによると、従属節と主節のどちらか片方において、be動詞の省略が起こることがある。

 

次の例文は従属節のbe動詞が省略されている。

 

(7) The simpler the message, the easier it will be to remember. (メッセージがシンプルなほど、覚えられやすい)

次の例文は主節のbe動詞が省略されている。

 

(8) The longer you wait, the worse the situation. (待ち時間が長いほど、状況が悪化する)

場合によって、主語と動詞の両方が省略されることがある。

 

(9) The bigger, the better. (大きければ大きいほどいい)

イディオム的な表現

The more the merrier.(多ければ多いほど良い)のようにイディオム的に固定された表現もある。

3.「the+比較級」の例文一覧

「the+比較級」を使った例文を紹介したい。

 

3-1. the better

(10) The better your content, the more likely people will be to share. (コンテンツの質が良いほど、人々がシェアしてくれる可能性が高くなります)

コンテンツの質が良いほど(原因)、人々がシェアしてくれる可能性が高まる(結果)と述べた文である。

 

注: コンテンツとはWebサイトやインターネット動画の内容のことを指す。

 

3-2. the faster

(11) The faster the shutter speed, the sharper the image will be. (シャッター速度が速いほど、画像が鮮明になる)

シャッター速度が速いほど(原因)、画像が鮮明になる(結果)と述べた文である。

 

注: シャッター速度はカメラで撮影する際、センサーに光を当てる時間のこと

 

3-3. the harder

(12) The harder you work, the more effective the workout will be. (頑張れば頑張るほど、ワークアウトの効果は高まる)

頑張れば頑張るほど(原因)、ワークアウトの効果が高まる(結果)と述べた文である。

 

注: ワークアウトとはトレーニングのこと

 

3-4. the hotter

(13) The hotter your batteries get, the shorter their lifespan will be. (バッテリーが熱くなるほど、寿命が短くなる)

バッテリーが熱くなるほど(原因)、寿命が短くなる(結果)と述べた文である。

 

3-5. the more

(14) The more you explain, the worse it sounds. (説明すればするほど、悪く聞こえる)

説明すればするほど(原因)、悪く聞こえる(結果)と述べた文である。

 

「the+比較級」は並列によって文をつなげたもの

「the+比較級」は2つの文を並列によってつなげたものである。こうした特殊な機能を持つ用法と考えよう。

4. まとめ

この記事では、英語の「the+比較級」について詳細を解説してきた。

 

内容をまとめると次のようになる:

 

the+比較級は「…すればするほど, …になる」の意

従属節が原因、主節が結果をあらわす

theは定冠詞ではなく副詞である

動詞または主語と動詞の両方が省略されることがある

the+比較級は並列によって文をつなげたものになる