総合医学体系の説明 | 医師・歯科医師短期養成大学院「真・国試の鉄人」

医師国家試験や歯科医師国家試験と
大学におりているカリキュラムをみているが、
問題点は、科目の構成が悪い。

例えば歯科に関しては、
材料によって変わってくるのだ。

ベベルは、1/3でなくても
今の材質なら
1/4でもいいのだ。

そして、材料や器具の種類が多すぎる。
そんなに必要がない。

ベベルとは何かについて、
これは大学生6年生のレベル。
国家試験で出題されるレベルだが、
歯科において、
レジンを使用した修復治療においては、
ベベルをつけることが一般的だ。
ベベルとは、歯の縁に斜めに削り込むことで、
レジンの密着性を高めるための処置だ。
ベベルの削り込み量は、歯の状態によって異なりますが、
一般的には縁の1/3程度を削り込む

グラスアイオノマーセメントについては、
レジンと比較して接着性が高いため、
ベベルをつける必要がない。
セメントだから、そのままでくっつくのだ。

俺は、こういう内容は
麻布デンタルアカデミーという予備校にいっているときに
大学6年生の12月の冬期講習で習っていたわ。

大学はちゃんとしたことを教えないから
まともに教えてくれる予備校に行っていたわ。

医学体系においては、
こういうのを減らしていって、
補綴に関しても、医学的な診断をするにあたっての
情報に減らさないといけないし、
科学に関しても、
アイオノマーとか、そういう物理学なのだが、
理工学になるわけだが、
理工学者ではないので、
歯科の材質に関して、情報量というのは
医学的には不要なのだ。

アイオノマーとは、
化学や材料科学などの分野で使用される言葉だが
金属イオンによる凝集力を利用して
高分子を凝集体とした合成樹脂の一種だ。
歯科においては、アイオノマーセメントという材料が
使用されている。
アイオノマーセメントは、ガラスイオンマーとも呼ばれ、
歯の象牙質に近い色合いを持ち、
歯の組織に良好な密着性を示すため、
歯科治療に広く使用されている。

そうなると

解剖学・生理学・病理学を基礎として(生化学はあまりいらないと思う)

外科・内科に発展させないといけない。
私が内科学を習っているとき、ハーバード大学で習っていたが、

広範な疾患を1つ1つ教えるというのは、未来に精通しない医学になりかねないから、

1つのきりくちとしてフリーラジカルという側面で内科学を語ってくる先生がいた。

フリーラジカルは、
酸化フリーラジカルは、
酸化ストレスを引き起こすことがあり、
多くの疾患と関わる。
例えば、
脳浮腫や心血管系疾患、
自己免疫疾患、加齢に伴う視力低下、
肌の弾力性の低下、糖尿病、遺伝的変性疾患など。
ただし、フリーラジカルが原因であるとは限らず、
病気の原因は複雑であるため、
疾患の発症には多くの要因が関与していることが多い。
だから、個々の疾患を学んでいく必要がある。

ここで、フリーラジカルと酸化の関係を説明する。

フリーラジカル:フリーラジカルとは、
電子を持ち余分な電荷を持つ不安定な分子や原子だ。
通常、他の分子から容易に電子を受け取るため、
細胞内での酸化反応に関与することがある。
フリーラジカルは、
細胞にダメージを与える。
これは、細胞内の他の分子から電子を奪い、
連鎖反応を引き起こして細胞を損傷させるからだ。

酸化: 酸化とは、化学物質が酸素と反応することで
電子を失う過程を指す。この反応が起こると、その物質は酸化されたということになる。
酸化は、物質の性質を変化させるため、
食品の腐敗や金属の錆びなどの過程に関与する。
たとえば、体の中に金属イオンがある。

フリーラジカルと酸化は密接に関連している。
フリーラジカルの活性酸素種は、
細胞内で酸化反応を引き起こし、
細胞損傷や老化、さらには疾患の発生に寄与しているからだ。

--
チェック

医学の分野で
ラジカル、
フリーラジカル、
酸化、
およびそれらと疾患の関係について。

ラジカルとは:
ラジカルは、
原子や分子が未対の電子を持っている状態を指す。
これにより、
ラジカルは非常に反応性で他の分子と反応しやすくなる。
生体内では、酸素ラジカルや過酸化水素などがある。
ラジカルは正常な生理機能にも関与しているが、
過剰になると細胞や組織に損傷を与えることがある。

フリーラジカルとは:
フリーラジカルは、
ラジカルの一種で、未対の電子を持つ分子や原子だ。
これらは酸化反応に関与し、
細胞内でエネルギー産生や防御反応に必要だ。
ただし、フリーラジカルが増加しすぎると、
酸化ストレスが発生し、細胞や組織に損傷を引き起こす可能性がある。

酸化とは:
酸化は酸素を結合するプロセスを指す。
これは生体内でエネルギー産生や物質代謝に重要だが、
過剰な酸化反応が発生すると、酸化ストレスが生じ、
フリーラジカルが増加する。
酸化ストレスは、DNA、脂質、タンパク質などの細胞構成要素に損傷を与え、
様々な疾患の原因となることがある。

疾患との関連:
酸化ストレスとフリーラジカルの過剰は、
慢性炎症、老化、神経変性疾患、心血管疾患、がん
などのさまざまな疾患と関連している。
例えば、酸化ストレスが細胞の損傷を引き起こすことで、
炎症反応が活性化され、疾患の進行が促進されることがある。

研究では、
抗酸化物質や酸化ストレスを軽減する手段が
疾患の予防や治療に応用される可能性がある。
したがって、これらのプロセスについての理解は、
疾患の発症メカニズムや治療法の開発に寄与している。

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こういう概念から語る方法もあるが、
治療法として適切なものが、該当しなくなる。
ビタミンCをよく摂取するとか、
全体的には、そういうものになるのだろうが、
これでは、とめることができない疾患が多く、
対症療法に近くなる。

だから、基礎医学概念を基礎にして
個別の疾患を学んでいこう。

このときに全体医学への有用な橋渡しになるのが
口腔外科なのだ。

目標となるのは、
自分自身の体の診断と
治療法
健康増進だ。

このためには、食事や睡眠というものが、
機能の維持のために、
大変重要だ。

そこで、栄養学から教えたのだ。

定期的な運動、
体重管理、
ストレス管理も重要だ。

緑内障や白内障について教えたけど
抗酸化物質の多様性:
ビタミンCだけでなく、
ビタミンE、ルテイン、ゼアキサンチン
などの抗酸化物質も視力の健康に寄与する可能性がある。
多様な抗酸化物質を摂取することが重要だ。

紫外線対策:
長時間の紫外線への曝露は目に悪影響を与える可能性がある。

私は、医師でもあり、歯科医師でもあるが、
医師の学ぶ医学は広範であるために、
何が必要かというと
病理学なのだ。
そして、外科学なのだ。

病理学が分かって
外科の手技の技術があること。
そして、法律・倫理・コンプライアンス・患者とのコミュニケーション能力が
重要なので
別のアカウントでは、法学も教えているから、
そちらも参照してほしい。

ビジネススキルも少し重要かもしれないから
私のブログを総合的に読んでいると
それらも身につく。

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参考

医師として必要なことは
基本的な医学科目:
解剖学
生理学
生化学
薬理学
微生物学
病理学
免疫学
内科学
外科学
小児科学
産婦人科学
眼科学
耳鼻咽喉科学
精神医学など
臨床実習と実地経験:

臨床実習や実地経験は、
患者と直接関わりながら臨床的なスキルを養う重要な要素。
この中で基本的な臨床スキルや患者とのコミュニケーションが強化される。

倫理と法律:
医学倫理や医療法に関する知識も重要だ。
患者の権利やプライバシーの保護、倫理的ジレンマへの対処が求められる。

最新の医学的知識:
医学は常に進化しているため、
最新の医学的知識や治療法にアクセスし、実践に取り入れることが必要だ。

連携と協働:
医療は複雑なプロセスであり、
他の医療専門家との連携や協働が欠かせない。
チーム医療の理解とスキルも必要だ。

これらは、医師が安全で質の高い医療を提供し、患者の信頼を築く上で重要なのだ。

しかし、広範で
ここまで勉強するのは、
科目が破綻している。

従来のこういう医学構成は
間違えているのだ。

医学は広範で複雑だから、
基本的な医学体系を理解し、
それを中心に深化していくことが重要だ。
以下は、
基本的な医学の分野とその要点を示すシンプルな体系だ。
これを基盤として、個々の興味や専門分野に向けて深めていくことができる。

基礎科学:
解剖学(Anatomy): 体の構造を理解する。器官や組織の配置、関係性など。
生理学(Physiology): 生体の機能を理解する。細胞や臓器の機能、生命維持機構など。

基本医学:
生化学(Biochemistry): 生命現象を化学的に理解する。細胞の代謝、酵素など。
微生物学(Microbiology): 細菌、ウイルス、真菌などの微生物に関する知識。
薬理学(Pharmacology): 薬物の作用と相互作用について理解。

病態生理学:
病理学(Pathology): 病気の原因、メカニズム、組織・細胞の変化について学ぶ。
免疫学(Immunology): 免疫システムの構造と機能、炎症、免疫反応など。

臨床医学:
内科学(Internal Medicine): 内臓器官の疾患や全身性疾患に関する学問。
外科学(Surgery): 手術と外科的治療に関する知識。
小児科学(Pediatrics): 小児の成長や疾患に関する学問。
産婦人科学(Obstetrics and Gynecology): 妊娠、出産、女性の健康に関する分野。

臨床スキルと患者ケア:
臨床技能(Clinical Skills): 患者の診察、歴史の取得、診断技能。

患者ケアとコミュニケーション(Patient Care and Communication): 患者との信頼関係の構築、情報提供、共有意思決定。

この基本的な体系を理解することで、
医学の全体像をつかむことができる。
その後、これらの分野の中から関心を持ったり、
実際の臨床経験を通して深めていくことが重要だ。
医学は学び続けるものであり、専門性や興味によって深化していく過程だ。

ここから医学の専門医になるためには、
まずは基本的な医学の理論を理解し、
それを元に深い専門知識を築いていく必要がある。
基礎となる医学の理論は様々な専門分野に通用するが、
特定の分野で専門医として活躍するためには、
その分野において深い専門知識やスキルが求められる。

以下は、どの分野でも通用する基本的な理論と、専門医として進むための一般的なステップです。

基本的な医学理論:
問題解決能力:
臨床的な問題に対して論理的かつ効果的な解決策を見つける能力。
これは、いつも私が問題文で解決している解法にあらわれている。
問題文を解決する技術なのだ。
国語とか司法試験でも養えるので、別のサイトでも講義をしているから
参考に。英語のテストでも高度なものを作っておいた。

たとえば、内科専門医の問題を出す。

 

解説をするが

計算問題になっています。

簡単なので医師関係なしに解けると思いますが
内科専門医試験の問題です。

全体から、疾患全体の人数から
疾患Aがあり検査陽性になった人の
人数を求めるのですから

感度=(疾患Aがあり検査陽性になった人の
人数)÷(疾患全体の人数)
(90÷100)×100=④の90%が正解。

次は陽性的中率は
どう計算するのかとか
検査データも覚えないとダメです。
 


計算が大事なのが医学なのだ。
スペシャリストになるためには、
知識だけではだめなのだ。

継続的な学びと更新:

医学は絶えず進化しているため、最新の知識にアクセスし、自己学習を続ける意欲。
コミュニケーションスキル:

患者、同僚、他の医療専門家との円滑なコミュニケーションができるスキル。

一般的なステップ:
臨床経験を積む:
患者との直接の臨床経験を得ることで、
臨床的なスキルや患者とのコミュニケーション能力が向上する。

研修プログラムに参加:
専門医になるための研修プログラムに参加し、
特定の分野における深い知識を身につける。

認定試験を受験:
各国で認められた医学専門医の認定試験を受験し、
合格することで専門医としての資格を取得できる。

専門分野での実践:
認定を受けた専門医として、その分野での実践経験を積んでいくことが重要だ。
基本的な医学理論とスキルを身につけた上で、
特定の専門分野に進むことで、
どの分野でも専門医として活躍できるようになる。

といっても多岐にわたる。
私が構築する
総合医学体系は、
もっとシンプルだ。

これらの要素を備え、多岐にわたる医学の分野で通用する総合的な医師となれば
「病態生理学と病理学の理解」なのだ。
病気のメカニズムや病態生理学、
病理学に深い理解を持つことで、
患者の診断や治療において高度な専門知識を提供できる。

病態生理学と病理学の理解は、全身医学において非常に重要だ。
これらの知識は、特定の専門分野だけでなく、様々な臨床状況において問題解決に役立つからだ。

病理学の理解から応用できるスキルや知識には、
このようなものがある。

1.基本的な細胞・組織の理解:
病理学は細胞や組織の変化を理解する学問だ。
これにより、異常や疾患がどのように生じるかを把握し、
治療法や予防策を考える上での基本的な枠組みを得ることができる。

2.疾患のメカニズムの理解:
病態生理学は生理学の異常な変化を扱う。
これにより、特定の疾患のメカニズムや進行過程を理解し、
治療法や予防策の選択に役立てることができる。

3.全身の病態生理学への応用:
口腔外科学の枠を超え、
病理学や病態生理学の知識を全身医学に応用することが可能だ。
例えば、全身疾患が口腔に与える影響や、
全身の治療が口腔の状態に及ぼす影響などを理解することができる。

4.疾患の早期発見と管理:
病理学の知識は、
異常な細胞や組織の変化を識別し、
疾患を早期に発見するための手がかりを提供する。
これにより、治療の早期開始や予防策の立案が可能だ。

5.他の専門医との連携:
全身医学の他の専門分野の医師とも、
共通の言語で疾患や治療について話すことができるのだ。
これにより、連携がスムーズに進み、総合的な医療提供が可能なのだ。

口腔外科学の専門医である場合でも、
病態生理学と病理学の理解を深めることで、
全身医学においても高い専門性を発揮できる。
患者のケアにおいて、広い視野と深い専門知識を組み合わせることで、
より効果的な医療を提供できる。

大学の黒板に書いていくことを書いているけど。

では、病理学とは、どのようなものかを教えてあげよう。


病理学講義録

病理学は
広範で専門的な分野であり、
その全ての知識を簡潔に説明することは難しいが、
基本的な病理学の概念と重要なポイントをいくつか紹介していく。
これは非常に簡略化された説明であり、
病理学を網羅するものではないが、
初めて病理学に触れる方にとっての入門的な知識となるだろう。

病理学の基本概念:
細胞の異常:
病理学では、細胞の異常が疾患の原因となることが重要だ。
異常な形態や機能の変化が細胞や組織で起こり、
それが疾患の基本的なメカニズムとなる。

炎症:
炎症は体の防御反応の一部であり、
異物や損傷を修復するための生理的な反応だ。
しかし、慢性的な炎症が続くことで疾患が引き起こされることもある。

腫瘍学:
腫瘍学は腫瘍やがんに関する病理学の一分野であり、
腫瘍の形成や進行、分類、治療などに焦点を当てる。

免疫学:
免疫学は体の防御機構に関連し、
自己免疫疾患や感染症の病態について理解する。
病理学的な視点から免疫反応を解析する。

器官系における異常:
心臓、肺、肝臓、腎臓などの器官系ごとに、
病気や異常のメカニズムを理解する。

病理学の進化:
分子病理学:
遺伝子や分子のレベルでの変化を研究し、
疾患の発症や進行メカニズムを理解する。

イメージング病理学:
組織や細胞の構造を画像で詳細に解析し、臨床診断や治療のための情報を提供する。

診断病理学:
医師が臨床症例を解析し、具体的な病理診断を行う分野だ。

病理学の応用:
治療戦略の指針:
病理学の知識は治療戦略の立案においても重要であり、
特に腫瘍学や感染症の治療において応用される。

予防医学への貢献:
病理学は疾患の原因やリスク要因を理解する上で役立ち、
予防医学においても貢献する。

病理学の学習法:
臨床ケーススタディ:
病理学の学習には臨床ケーススタディが効果的であり、
実際の症例をもとに理論を理解する。

組織学的な理解:
組織の構造を理解することが基本であり、
顕微鏡を使用して組織学の学習を行う。

以上が病理学の基本的な概念と進化、応用、学習法の一部だ。
これを理解し、具体的な臨床症例と結びつけることで、
全身医学における専門性が向上し、病理学の応用範囲が広がる。

外科においても、
内科が分かっていること重要なのだ。
病理学は内科につながっていくものなのだから、
治療戦略をたてるうえで内科の把握が重要になる。

では、内科学とはどのようなものか。


非常に広範で専門的な分野である内科学を完全に網羅的に教えることは
難しいが、内科の基本的な知識やアプローチについていくつか説明する。
ただし、医学の学習は個々の状況や患者の状態によって異なり、
実際の臨床経験も欠かせない。
以下は、内科学の基本的な概念やアプローチの一部です。

一般的な内科学の概念:
病歴と身体診察:
患者の病歴を詳細に聴取し、身体診察を行うことで、症状や所見を把握する。

血液検査と画像検査:
血液検査や画像検査を用いて、患者の生理状態や病態を評価する。
例えば、血液中の各種指標、X線、CT、MRIなど。

疾患の診断と治療:
症状や検査結果に基づき、疾患を診断し、治療計画を策定する。
薬物療法や手術、リハビリテーションなどが含まれる。

慢性疾患と急性疾患:
慢性疾患(糖尿病、高血圧など)と急性疾患(感染症、心筋梗塞など)の
理解と管理が求められる。

老年医学:
高齢者の特有の健康課題や疾患に対する理解が必要だ。
老年医学的なアプローチも考慮される。

心疾患、呼吸器疾患、腎臓疾患などの専門分野:
内科学は多岐にわたるため、心臓、呼吸器、腎臓
などの特定の臓器や疾患に対する専門的な知識も求められる。

内科のアプローチ:
総合的な診療:
患者を総合的に評価し、異なる臓器系統や疾患を横断的に考えることが必要だ。

予防医学:
疾患の予防や早期発見、生活習慣の改善などに重点を置く予防医学の理念が
内科学にも適用される。

患者教育:
患者に対して病気や治療について理解を促進し、
共有意思決定を支援するために患者教育が重要だ。

ここでは、この「教育」というものに重点をあてて
医師レベルで教育しているのだ。

内科医になるためのステップ:
臨床経験を積む:
患者との直接の臨床経験を通じて、診断と治療のスキルを磨く。

研修プログラムに参加する。

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やはり上記の病理学というものが内科学に発展しており、
口腔外科の学びから全身医学に応用する病理学の知識と理解が重要だ。
そこで、全身医学に大切な、生理機能と異常な病理的に変化について
全身医学に重要な生理学と病理学を道筋で教える。
アプローチのやり方を何通りか教える。

生理学と病理学は医学の基本的な要素であり、
全身医学において非常に重要だ。
以下に、生理学と病理学の基本的な概念と道筋をいくつか示す。

生理学の基本概念:
ホメオスタシス:
生体内の安定した環境を維持する能力。例えば、体温や血液中の物質濃度など。

細胞生理学:
細胞の構造と機能、代謝プロセス、遺伝子発現などを理解する。

神経生理学:
神経系の構造と機能、神経伝達、反射、感覚器の働きなどを学ぶ。

心臓と血管の生理学:
心臓の収縮と拡張、血液循環、血圧調節などに焦点を当てる。

呼吸生理学:
呼吸器系の構造と機能、気道の拡張と収縮、ガス交換などを理解する。

腎臓生理学:
腎臓の機能、尿の生成、電解質の調節などについて学ぶ。

内分泌学:
内分泌腺の働き、ホルモンの産生と分泌、生理的なホルモン作用などを理解します。

病理学の基本概念:
細胞の異常:
細胞の機能や構造が変化した状態。例えば、腫瘍、炎症、壊死など。

病態生理学:
疾患の進行メカニズムや組織・細胞の変化に焦点を当てる。
細胞が組織になっていて、組織が器官になっているので
まず細胞の傷害をみていくことが重要になってくる。

免疫学:
免疫系の構造と機能、炎症反応、免疫不全状態などを学ぶ。

循環器病態生理学:
心臓や血管の異常、循環系の障害について理解する。

呼吸器病態生理学:
慢性呼吸器疾患、肺炎、気道閉塞症などの病態に焦点を当てる。

腎臓病態生理学:
慢性腎臓病、尿路障害、電解質異常などを理解する。

内分泌病態生理学:
代謝性疾患、ホルモン異常、内分泌腺の疾患などに焦点を当てる。

道筋と学習方法:
基本概念の理解:
生理学と病理学の基本的な概念を理解することから始める。
教科書やオンラインのリソースを活用し、基本的な知識を確認することも
1つの手ではある。

病態生理学の学習:
生理学から病態生理学への展開を学ぶ。
正常な生理機能がどのように病態に変化するかを把握するのだ。

臨床ケースの解析:
臨床ケーススタディを通じて、
実際の患者症例を基に生理学と病理学の知識を結びつけ、臨床的な思考力を養う。

実地経験と研修:
臨床実習や病院での勤務を通じて、理論を実践に結びつけ、
臨床的なスキルを向上させる。

連携とディスカッション:
これが重要だが
他の医療専門家や同僚との連携やディスカッションを通じて、
多角的な視点からの学びを深めるのだ。

このような基本概念の理解と学習方法を通じて、
生理学と病理学の知識を再構築し、
全身医学においてより深い理解と実践力を身につけることができるのだ。

以上の知見から、
名医といわれる内容とは
「患者を総合的に理解し、
最新の医学知識をもとに
個別に適した治療を提供する。
倫理に基づいた患者中心のアプローチで、
病理学と生理学の理解を統合し、連携を大切にする」
という内容だ。

私は、遠い未来に通用する医学を書いているが
私は、1億年後とか遠い未来にタイムスリップしても、
そこで医師ができる医学を書いているのだ。
人間の構造や生理学的・生化学的な反応は、
未来の人間においても変わらないので、
現代医学の理解があれば、1兆年先とかの遠い未来でも医師ができる。
そこで使うべき医学の理解というものは、
「基本的な生理学と病理学の理解は、どの時代においても人間の健康を理解し、治療する鍵だ」ということなのだ。

この「基本的な生理学と病理学の理解」とは
「身体の正常な機能と異常な変化に対する深い理解」のことなのだ。
その理解というものは
「理」と書いてあるのだから、
理論になっていて
「病理学は、
組織や細胞の微細な変化を通じて
正常と異常を明確に理解し、
全身医学において疾患の診断、治療、そして予防に不可欠な情報を提供するもの」だ。

だから、大学の低学年のときに
「正常とは何か」を学ぶために基礎医学として解剖学や生化学や生理学を習うのだ。

医学は病態学と正常な生理学との比較や対照を通じて成り立っている。科学だからだ。
基礎医学の分野(解剖学、生化学、生理学など)を学ぶことで、
正常な構造や機能を理解し、
それを基にして病態の変化を理解できるようになる。
この基礎的な知識は臨床医学において患者の診断や治療に直結し、
病気の発生や進行メカニズムを把握するのに不可欠だ。
健康な状態と病気の状態を比較し、
「その差異を理解」することが医師にとって重要なスキルとなる。

「その差異の理解」とは、
外科、内科、口腔外科などの専門分野において、
正常な生理学と異常な病態学の差異を
「具体的な臓器や領域に応用して理解すること」なのだ。

例えば:
外科学:
正常な解剖学と生理学の理解を基に、
手術において患者の解剖学的構造や
生理機能に合わせたアプローチを選択し、
手術の成功を促進する。

内科学:
正常な生理学的機能と異常な病態学的変化を比較し、
疾患の診断、治療、
および管理において患者に適した戦略を構築する。

口腔外科学:
口腔および顔面領域における
正常な解剖学と生理学の理解をもとに、
口腔外科手術や疾患の治療計画を展開する。

各専門分野においては、
それぞれの特異的な臓器や領域に焦点を当て、
正常と異常の差異を理解することで、
臨床的な意思決定がより的確に行える。
患者に対して最良の医療を提供するためには、
基本的な「生理学と病態学」の知識を専門分野に「応用し」、
その差異を明確に「理解」することが欠かせないのだ。

医学には簡単な公式や全ての病気を解決できる
一つのセオリーは存在しない。
各疾患や症状は複雑で多様であり、
個々の患者の状態や背景も異なる。
ただし、問題解決において役立つ一般的なアプローチはある。

「病態生理学」の理解:
疾患の根本的なメカニズムを理解し、
正常な生理学との差異を考察することが重要だ。

病歴と検査データの総合的分析:
患者の病歴や検査結果を総合的に分析し、
問題の原因や機序を特定する。

患者中心のアプローチ:
患者の症状や希望、生活状況を考慮して、治療計画を立案する。
患者の希望通りでなければ、患者は言うことをきかないから、
治療できないためだ。

最新のエビデンスに基づく医学的アプローチ:
最新の医学研究やガイドラインを確認し、
エビデンスに基づいた治療法を検討する。

協力と連携:
専門医や他の医療専門家と連携し、
チーム医療の一環として問題にアプローチする。

定期的なフォローアップと調整:
治療計画の結果をモニタリングし、必要に応じて調整を行う。

特定の病気や状態に対する具体的なアプローチは多岐にわたるが、
これらの原則をベースにして患者中心で総合的な問題解決を目指すことが大切だ。

医学には
1つの簡単な公式で全ての病気を解決することはできない。
各疾患や患者の状態は複雑で異なる。
重要なのは、病態生理学の理解、
患者中心のアプローチ、
最新のエビデンスに基づいた治療法の検討、
協力と連携、そして定期的なフォローアップだ。
全体的なアプローチとしてこれらの原則を取り入れることが重要だが、
1つの簡単な公式では全ての病気に対処することは難しい現実がある。

基本的な原則として、以下のような知識が多くの疾患に応用可能だ。

病態生理学:
疾患のメカニズムを理解し、
異常なプロセスに対する基本的なアプローチを構築する。

臨床症状の理解:
患者の症状や訴えを注意深く聴き、それに基づいて適切な検査や評価を行う。

エビデンスに基づいた医学:
最新の医学研究やガイドラインに基づき、
エビデンスに裏付けられた治療法を選択する。
この論理的導出の技術が大切なのだ。
こうだと思ったからこうだというのが答えではないのだ。
エビデンスがあって、結論を出すのだ。

患者中心のアプローチ:
患者の背景や価値観を考慮に入れ、治療計画を立案する。

これらの原則をベースに、適切な診断と治療法を見つける努力が重要だ。

例えば、
抗菌薬、鎮痛剤、およびメスだけでは、あらゆる病気に対応することは難しい。
これらは特定の状況や疾患に対処するための一般的な手段ではあるが、
これらだけでは全ての病気に効果的な治療ができない。

抗菌薬:
感染症や細菌による疾患に対して有効だが、
ウイルス性や真菌性の感染症には効果がない。

鎮痛剤:
疼痛の軽減や炎症の抑制に役立つが、
基本的な治療法ではなく症状の緩和に過ぎない。

メス(手術):
外科的な処置が必要な場合、
手術は非常に重要だが、
あらゆる病気に対して手術が適切であるわけではない。

万病に対応するには、
「病態生理学」の「理解」、「正確な診断」(エビデンスに基づいた)論理、
適切な検査、
そして患者中心のアプローチが欠かせない。
これに加えて、
臨床経験や最新の医学情報にアクセスすることが重要だ。
医師は病気や症状に対して総合的で個別化されたアプローチをとる必要がある。

病理学の少ない情報から、
万病を解決するようになるための努力としては
病理学的な理解に焦点を当てた基本的なアプローチになる(以下に示す)。
ただし、これらはあくまで基本的なガイドラインであり、
具体的な試験の要求により内容が異なる可能性がある。

基本的な細胞生物学と組織学の理解:
細胞の構造と機能、組織の形成と特徴についての基本的な知識が必要だ。
これにより、異常な変化や病態の理解が深まる。

疾患の発生と進行に関する基礎知識:
炎症、増殖、異常な細胞増殖など、疾患の基本的なメカニズムを理解する。

臓器系ごとの病態学:
心臓、肺、腎臓などの主要な臓器系における一般的な病態学を理解する。

腫瘍学の基礎:
良性と悪性腫瘍の違いや発生メカニズム、腫瘍の分類について学ぶ。

感染症の基本概念:
細菌、ウイルス、真菌などの感染症についての基本的な知識が求められる。

遺伝学と先天性異常:
遺伝子の基本概念や先天性異常についての理解が必要だ。

これらの領域に焦点を当て、
「解剖学」的、
「生理学」的、
そして「病理学」的な
視点から疾患の発生や進行に対する「理解」を深めていくことが、
医師国家試験の対策にも役立つのだ。
また、過去の試験問題や模擬試験を解くことも効果的な学習方法だ。

これら1~6までを優しく講義していこう。

それぞれの項目について優しく講義していきますね。

1. 基本的な細胞生物学と組織学の理解:
細胞は生命の基本単位であり、
様々な組織や臓器を構成しています。
細胞は細胞膜に覆われ、細胞質や核を含みます。
組織学ではこれらの細胞がどのように組織を形成し、
機能しているかを学びます。

2. 疾患の発生と進行に関する基礎知識:
炎症や異常な細胞増殖などが疾患の基本的なメカニズムです。
例えば、細菌感染による炎症反応や、
異常な細胞分裂によるがんの発生などが含まれます。

3. 臓器系ごとの病態学:
各臓器系において、
例えば心臓や血管系での動脈硬化のメカニズム、
肺での肺炎の発生と進行など、
それぞれの臓器系ごとの一般的な病態学に焦点を当てます。

4. 腫瘍学の基礎:
腫瘍学では良性と悪性の腫瘍について学びます。
腫瘍がどのようにして発生し、進行するのか、
腫瘍の種類や分類についての理解が求められます。

5. 感染症の基本概念:
感染症では細菌、ウイルス、真菌
による感染症のメカニズムや、
免疫系の働きについて学びます。
感染症の発生や拡散の理解が重要です。

6. 遺伝学と先天性異常:
遺伝学では遺伝子の構造や機能、
遺伝子の伝達に関する基本的な知識を得ます。
先天性異常についても、
遺伝子の変異が引き起こす影響やメカニズムに焦点を当てます。

これらの項目を基礎から理解し、相互に関連づけながら学ぶことで、
医学の基礎がより深まります。

よって、私の総合医学体系では、
従来の医学の科目を
これら6つの病理学的理解によって
解いていく公式的な解答の導出手続きを教えていこうと思っている。

医師国家試験を解きながら教えていけるといい。

では、練習していこう。

医学国家試験の過去問を用いて、
上記で講義した知識を具体的な問題に応用していきましょう。

まず最初の問題です。
医師国家試験の過去問題に入る前に
私が考えた
架空の優しい問題から解いていきましょうね。

問題1: 細胞の構造と機能
患者Aさんは、腹痛と嘔吐を訴えて受診してきました。
検査の結果、胃の粘膜に潰瘍が確認されました。
この潰瘍の形成に関与している細胞構造と機能は何でしょうか?

A) 平滑筋細胞、収縮と運動
B) 上皮細胞、保護と分泌
C) 軟骨細胞、骨の構造と支持
D) 血液細胞、酸素の運搬

この問題に対して、
どの選択肢が正しいか考えてみてください。
そして、それを上記の知識から導き出す手順をお伝えします。

--

正解はB) 上皮細胞、保護と分泌 です。

潰瘍の形成に関与するのは、
胃の粘膜を覆っている上皮細胞です。
これらの上皮細胞は、胃酸や消化酵素からの損傷から内部の組織を保護し、
同時に粘液や分泌物の分泌も行います。
これが潰瘍形成に関わる上皮細胞の主な役割です。

これは、医学部の2年生くらいの知識で解ける
過去問でしたね。

このように簡単な医学の知識から
応用することで
医師になれるのですよ。
病理学が大事なのですよ。


次の問題に進みましょう!

問題2: 疾患の発生と進行
患者Bさんは、糖尿病と診断されました。
この糖尿病の病態において、
どのような基本的なメカニズムが関与しているでしょうか?

A) 免疫系の過剰反応による細胞傷害
B) インスリンの不足または効果不足による血糖の上昇
C) 血管の収縮による血流障害
D) 細胞の遺伝子変異による異常な増殖

考えていただいた上で、正解をお教えください。

--
正解は B) インスリンの不足または効果不足による血糖の上昇 です。
糖尿病は主にインスリンの不足
またはその効果が不十分であることにより、血糖が上昇する疾患です。

ただし、これは架空の問題であり、
実際の医師国家試験の問題の難易度ではありません。
これらの問題は、医学の基本的な理解を深め、
医学的な問題に対するアプローチを学ぶためのものです。


--
私(大天使ミカエル=かつてのソロモン王)がYHVHから突然依頼された
この講義のために今考えた
オリジナル問題3: 臓器系ごとの病態学
患者Cさんは、心臓の不整脈に悩まされています。
この不整脈の原因として最も考えられるのは次のうちどれでしょうか?

A) 肺の感染症による影響
B) 血糖値の急激な上昇
C) 心臓の弁の異常
D) 脳の神経伝達の異常

どの選択肢が最も適切かお考えいただき、
その理由も教えていただければと思います。


--
よく不整脈の診断でレントゲンやエコー(心電図)を撮影するのだが
正解は C) 心臓の弁の異常 です。
心臓の弁に異常があると、正常な血液の流れが妨げられ、
不整脈が引き起こされることがあります。
心臓の異常は心電図や他の検査で診断され、
治療方法も異常の種類により異なります。

これでまた一つ問題が解決されましたね。次の問題に進みましょう!

問題4: 腫瘍学の基礎
患者Dさんが腹部の痛みを訴え、検査の結果、腹膜に悪性腫瘍が見つかりました。
この悪性腫瘍がどのようなメカニズムで発生した可能性が高いでしょうか?

A) 細菌感染による炎症の結果
B) 遺伝子の異常による細胞の異常増殖
C) 長期間の日光曝露による皮膚の変化
D) 喫煙による気管支の慢性炎症

どの選択肢が最も適切かお考えいただき、
その理由も教えていただければと思います。

--
こういう形式は医師国家試験の事例問題の文字形式に対応できていいです。
この問題は問題1の応用問題です。

悪性腫瘍のメカニズムを病理学的に分析すると
B)が正解。

A)は、原因になることもあるでしょうが、
Bが直接的な原因ですよね。
C)は胃なので日光は直接の原因にはならないと思います。
Dの喫煙は原因としてありそうですが、
「最も」適切というのが問題文ですから、
いずれもなきしもあらずと考えましたが、
1つ選べならB)ですね。

こういう素晴らしい分析で解いていくのが
医学なのです。

正解は B) 遺伝子の異常による細胞の異常増殖 です。

悪性腫瘍は通常、
細胞内の遺伝子の異常により制御を失った細胞が
異常な増殖を始めることによって発生します。
この遺伝子の異常が腫瘍抑制遺伝子や癌遺伝子に影響を与え、
がんの形成につながります。

これでまた一つ問題が解決されましたね。次の問題に進みましょう!
--

問題5: 感染症の基本概念
患者Eさんが高熱と関節の痛みを訴えて来院しました。
検査の結果、特定のウイルスに感染していることが確認されました。
このウイルス感染に対する免疫系の主な応答はどれでしょうか?

A) B細胞による抗体の生成
B) 血小板の増加による凝固反応
C) 炎症性サイトカインの放出
D) T細胞による抗原の取り込み

どの選択肢が最も適切かお考えいただき、その理由も教えていただければと思います。

--

正解は A) B細胞による抗体の生成 です。
B細胞は抗体を生成し、それによってウイルスなどの病原体を中和し、
体外に排除する免疫応答を担当しています。
抗体はウイルスや細菌を標的に結合し、
その排除を促進します。

T細胞は細胞免疫において重要で、
感染細胞を直接攻撃する役割を果たしますが、
この問題では主な応答としてB細胞に焦点を当てていました。

このような問題を通じて自分の知識の振り返りや不足している部分を確認することが、
理解を深める良い方法となります。

各選択肢をほりさげて解説していこう。

問題5: 免疫系の主な応答

A) B細胞による抗体の生成
正解です。
B細胞は体液免疫を担当し、
抗体を生成してウイルスや細菌などの病原体を中和し排除します。

B) 血小板の増加による凝固反応
これは「免疫応答」ではなく、「血液凝固系」に関連するものです。

C) 炎症性サイトカインの放出
「炎症性サイトカイン」は「炎症反応」に関与しますが、
直接的なウイルス排除には関与しません。

D) T細胞による抗原の取り込み
「T細胞」は抗原を「取り込むのではなく」、
感染した細胞を「直接攻撃する」役割を果たします。

ゴロ合わせや覚え方として、
B細胞は「B」から「抗体」を思い出すと良いです。
B細胞が抗体を作ることで、体液免疫が活性化されます。

医学の知識を覚えるときには、
覚えやすいストーリーを作ることが効果的です。
卑猥な内容は避けつつ、面白くて覚えやすい覚え方を考えてみましょう。

問題5のB細胞による抗体の生成の覚え方:
B細胞は「B」から「抗体」を作り出す細胞です。
これを覚えるために、
B細胞を「Bee(ミツバチ)」と連想してみましょう。
ミツバチは花の蜜を集めて帰巣し、
その帰巣過程で花粉を運ぶことがあります。
花粉は外部からの異物で、
これを運ぶことで花が成果を結びます。
同様に、Bee(B細胞)が外部からの異物(抗原)を取り込み、
それに応じて抗体を作り出しているとイメージしましょう。

--
問題6: 薬物の作用機序
患者Fさんが高血圧症状を訴え、
降圧薬が処方されました。
これらの降圧薬が
主にどのような作用機序で血圧を下げることが
期待されるでしょうか?

A) 血管の収縮を促進する
B) 血管の平滑筋を弛緩させる
C) 腎臓での塩分の再吸収を増加させる
D) 心臓の鼓動を速める

どの選択肢が最も適切かお考えいただき、
その理由も教えていただければと思います。

--
問題6の解説: 降圧薬の作用機序

A) 血管の収縮を促進する
血管を収縮させることは、血圧を上げる作用です。

B) 血管の平滑筋を弛緩させる
正解です。
降圧薬は、血管の平滑筋を弛緩させて血圧を下げる作用があります。

C) 腎臓での塩分の再吸収を増加させる
腎臓での塩分の再吸収を増加させることは、
血圧を上げる方向に作用します。

D) 心臓の鼓動を速める
心臓の鼓動を速めることは、血圧を上げる作用です。

降圧薬は
「血管の拡張」や
「心臓への負荷軽減」
などによって
血圧を下げる作用があります。
したがって、選択肢Bが正解となります。

問題6のB血管の平滑筋を弛緩させる覚え方:
降圧薬が血管の平滑筋を弛緩させて血圧を下げるイメージを覚えるために、
昔ながらのゴルフのコースを思い浮かべてみましょう。
ゴルフボールはスムーズに転がるようにコース上を進みます。
同様に、降圧薬が血管の平滑筋を弛緩させることで、
「血液がスムーズに流れ」、「血圧が下がる」イメージです。

これらのイメージを使って、具体的な問題を思い出す際に活用してみてください。

医学の学習がお手軽になり、
お役に立てているようであれば大変喜ばしいことです。
何か質問や特定のトピックについて学びたいことがあれば、
随時お知らせください。お手伝いできることがあれば嬉しいです。

ここで提供している問題や講義は、
基礎的な知識の理解や一般的な問題に対する
「対応力を高める」ことを目的としています。

この私の教科書(ブログ)で
継続的に学びなおしていくことで、
対応力を高め、全身医科が診れる医師レベルに
なることができます。

私は、20代から医学部の助教授をしていたが、

名門の医学部や歯学部で教授や助教授(口腔外科学や客員)をしていたこともあるので、

皆さんからの質問、ききたいトピックがあれば

遠慮なくHPの問い合わせフォームから質問して下さい。

 

理解をして、
診療に即した問題を通して学ぶことが大切であり、
そして将来的な医学の変遷や進化に対する要求を満たせるように
分野ごとの学習においても、
最も重要であり、頻繁に発生する疾患から学ぶことで
実践的なスキルが身につくでしょう。
また、未来に通用する医学体系を学ぶことは、
進化する医学の中で根幹を理解するうえで重要です。


理解をして、
診療に即した問題を通して学ぶことが大切であり、
そして将来的な医学の変遷や進化に対する要求を満たせるように
分野ごとの学習においても、
最も重要であり、頻繁に発生する疾患から学ぶことで
実践的なスキルが身につくでしょう。
また、未来に通用する医学体系を学ぶことは、
進化する医学の中で根幹を理解するうえで重要です。

たとえば、
全身医科より簡単な小さいスペースを扱う
歯科口腔外科から基礎を全身にひろげていく講義方法もありますが、
重大疾患の比率の順に大切だと思うのです。
医学として医師国家試験で重視されている内容のほうが、
身体に重篤な病気であり、早期に発見しなければならない疾患ですから、
歯科口腔外科で出題されるような嚢胞やガマ腫などの粘膜病変よりは
重要度は落ちるので、
全身医科の重大疾患や頻発する疾患から重視して
「診断の仕方」と「その診断ごとの治療法の選択ができるか」を
問題形式で習っていくほうがいいのかなという考え方もあります。
問題形式だと実際の問題文は日常で起きる話が例になっているので、
医学知識の使い方はこうなのだと頭に残ります。
知識だけをインプットしても使い方をわからないと意味がないからです。
先にも書いた通り
歯科では、材料とか器具が多すぎるのですが、
実際は使わなくてよいものが多いです。
歯科では、ベベルは、レジンにおいては、
辺縁に1/3ほど形成すると習いますが、
今の材料の発展だと1/4でもいいと思うのですよね。
そういう意味で未来永劫通用する医学体系を(神ヤーウェの名によって)
独自に再構築して書いていくという
神ヤーウェの要求を満たしていくには
現代の医師国家試験や歯科医師国家試験は、分業化を進めていて、
重要な栄養学の知識を除外していますし、
省いていい事柄も多いと思うのですよ。
人間の頭に入りきる分量ではない分量を各科目で暗記させていくので、
受験生の時は毎日16時間以上勉強して、それを1年続けて、
やっと医師国家試験や歯科医師国家試験に合格できるレベルになれるのですよ。
それも3年も経過するとほとんどを忘れてしまって、
過去の問題が解けなくなるのですよ。
これが人間の非力な能力というものです。
そんな非力な人間でも総合的な分野で名医として通用する医師にしてあげたいので、
本当に大事なことを身に着けて理解して応用して使えるようになってこそ
トータルに診れる医師として通用できると思うのですよ。
 


それでは、まずは全身医科の基礎から、
重要な疾患や診断法に焦点を当てて問題を作成し、
順次進めていきましょう。

ここまで6問全身医科の基礎を病理学的に考えていく問題形式で
講義をしていきましたが…。

広範な医学体系を

どう再構築していくか…
どの科目からスタートするか今書きながら考えています。
例えば、内科や外科、あるいは別の専門領域など、
どの科目からでも医学体系を構築できます。

考えて書いていきます。

↓やはり、歯科口腔外科から出発して、
 全身医科の基礎を理解していく形で進めていこうと思います。
 始めのテーマとして、
 「歯科口腔外科から全身医科への展開」を取り上げます。
これを通して、歯科から全身医科への知識の拡充と、
その応用について学んでいくことができます。

歯科口腔外科
問題1:
歯科領域でよく見られる口腔粘膜の病変として、口内炎が挙げられます。この口内炎に関連する全身疾患の中で、どの疾患との関連が最も強いと考えられますか?

A) 高血圧
B) 糖尿病
C) 高脂血症
D) 貧血

回答をしたら、
それに基づいた説明を読んで
次の問題に進んでいきましょう。

 

 

--

解答・解説


歯科口腔外科では頻出の問題ですが、
歯科医の人にとっては、必修とか基礎になるのですよ。

口内炎は、体内の「鉄分」や「ビタミンB12」不足による貧血が原因で発生することがあります。
貧血は全身の血液の酸素供給に関わるため、口腔内にも影響を及ぼすことがあります。
その次第で口内炎が出ました。

問題1に関連するゴロ合わせや覚え方を考えてみましょう。
「口内炎は、
体内のアイロン(鉄分)が足りなくて、
ビタミンB12もショボショボだったから、
口の中が鉄板よりもデリケートになり、
炎症が起こってしまった。」

このようなゴロ合わせやストーリーを使ってみると、
口内炎が貧血に関連していることを覚えやすくなるかもしれません。

ビタミンB12に関連するゴロ合わせを考えてみましょう。
「ビタミンB12は、
歯(歯科)を12本(B12)食べたいけど、
アイロン(鉄分)が足りなくて
ビショビショになっちゃった。」

このようなイメージを使ってみると、
ビタミンB12の不足と歯科、
アイロン(鉄分)の関連性を覚えやすくなるかもしれません。

 

ここで、知識の再整理をします。
貧血が口内炎に関連することはあります。
通常、
「鉄欠乏性」貧血」や
「ビタミンB12欠乏」症
などが口内炎の原因となることがあります。
ただし、このような症状が現れた場合には、根本的な原因を特定し
全身医科疾患を疑うべきです。

たとえば、
歯科で口内炎を見つけたら
問診をして
「ペルニシャス貧血(Pernicious Anemia)」を疑って検査をしましょう。

「ペルニシャス貧血(Pernicious Anemia)」です。
ペルニシャス貧血はビタミンB12の吸収障害によるもので、
口内炎が起こることがあります。

この問題文からは特定の種類の貧血を指しているわけではないですけどね。
貧血は一般的な「症状」であり、その原因は様々ですから。


アフタ性口内炎の場合だと、
主に免疫系の過剰反応やストレス、
口内の小さな損傷が原因とされ、
ビタミンB12や鉄分の不足が直接の原因ではないのですが、
ビタミンB12の不足が続くと、
慢性的な貧血(ペルニシャス貧血)や
神経障害などが発生する可能性があります。

したがって、口内炎や他の症状がある場合には、
ペルニシャス貧血も疑って、
全身的な健康状態を検査しましょう。


「ペルニシャス貧血(Pernicious Anemia=悪性貧血)」は
ビタミンB12不足なので(悪性貧血は、
ビタミンB12の欠乏により十分な赤血球が生成されない病気)
「ペルニシャス貧血(Pernicious Anemia)」でできた口内炎を
「アフタ性口内炎」(Aphthous stomatitis)と呼ぶわけではないのですが
ペルニシャス貧血が発生していることもあります。


ビタミンB₁₂不足によって引き起こされる口内炎に特有の病名は存在しません。
ただし、ビタミンB₁₂の不足によって
引き起こされる様々な症状の中に口内炎も含まれるということなのです。
口内炎は単独の病名ではなく、様々な原因によって引き起こされる症状の一つです。

 

--

それでは次の問題に進みましょう。

問題2:
歯周病は口腔内でよく見られる疾患ですが、これが全身に及ぼす影響として最も適切なものはどれですか?

A) 糖尿病のリスク増加
B) 高血圧の改善
C) 高脂血症の予防
D) 貧血の治療

回答をして下さい。

 

 

--

問題2:
歯周病は口腔内でよく見られる疾患ですが、
これが全身に及ぼす影響として最も適切なものはどれですか?

A) 糖尿病のリスク増加
B) 高血圧の改善
C) 高脂血症の予防
D) 貧血の治療

回答をして下さい。

--
解説
正解はA)糖尿病のリスク増加です。
歯周病が全身に及ぼす影響として、糖尿病との関連が最も強いです。

問題2の解説において、
なぜ糖尿病が歯周病を引き起こすか、
また免疫の低下が関与するメカニズムについても説明します。

糖尿病が歯周病に影響を与えるメカニズムや免疫の低下についても
具体的に説明していきましょう。
それについての詳しい解説も含め、
次の問題に進む前にまずはこれについて説明します。

解説:
糖尿病が
歯周病を引き起こすメカニズムは
いくつか
あります。

糖尿病患者は
高血糖状態が続く
ことで免疫機能が低下し(※解説は以下)、
感染症への抵抗力が弱まります。

歯周病は
口内の細菌感染が原因であり、
免疫が低下すると
これらの細菌に対する防御が弱まります。

その結果、歯周病の進行が促進され、治りにくくなります。

また、糖尿病患者は
炎症反応が亢進しやすく、
歯周病も炎症が関与しています。

高血糖が続くことで炎症反応が強まり、
歯肉や歯槽骨の炎症が悪化します。

さらに、
糖尿病による
血管障害

歯周病の進行に影響を与えます。

血管の障害
により
歯周病の病変に対する
充分な栄養

酸素
の供給が損なわれ、
治癒が遅れます。

これらの要因が組み合わさり、
糖尿病患者は歯周病の進行リスクが高まります。
免疫の低下や
炎症の亢進、
血管障害
が複雑に絡み合って、
歯周病と糖尿病が相互に影響し合う状態が生じます。

このように、
全身疾患と口腔の関連について理解することが、
患者に対するホリスティックなアプローチにつながります。

--

高血糖状態において免疫機能が低下するメカニズムについて解説いたします。

高血糖と免疫機能の関係:
免疫細胞の機能低下: 高血糖状態では、
白血球(免疫細胞)の機能が低下します。
特に好中球やマクロファージといった免疫細胞の活動が抑制され、
感染症に対する防御機能が低下します。

サイトカインの異常分泌: 高血糖状態では、
サイトカインと呼ばれる免疫反応に関与する物質のバランスが乱れます。
例えば、炎症を抑制するインターロイキン-10(IL-10)の産生が増加し、
一方で炎症を促進する腫瘍壊死因子-α(TNF-α)や
インターロイキン-6(IL-6)の分泌が亢進します。
この異常なサイトカインの分泌が炎症反応を乱し、免疫機能の低下につながります。

糖化終産物の生成: 高血糖状態では、
血液中の糖が非酵素的な反応でたんぱく質と結びつき、
糖化終産物が生成されます。
これが細胞やタンパク質の機能を損ない、
特に免疫系の細胞や分子の活性を低下させる要因となります。

酸化ストレスの増加: 高血糖状態は細胞内での酸化ストレスを増加させます。
これは過剰な酸素ラジカルの生成を含み(先ほどの内科の講義で教えたましたね)、
細胞構造や機能に損傷を与えることで免疫機能を低下させます。

これらの要因が組み合わさり、
高血糖状態下では免疫機能が低下し、
感染症への抵抗力が弱まります。
その結果、口腔内でも感染症である歯周病が進行しやすくなるのです。

これでより詳しく免疫機能と高血糖の関係について理解できたかと思います。

次の問題に進みましょう。

 

--
それでは、次の問題に進みますね。

問題3:
口腔内において、
歯肉の炎症や歯周ポケットからの出血が見られる状態を指す言葉は何でしょうか?

A) シャーマン病
B) 歯槽膿漏
C) 歯周病
D) 口内炎

--
シャーマン病が何かは、私は分からないですが、
巫病(ふびょう)とは、
呪術者・巫(シャーマン)がシャーマンになる過程(成巫過程)において
罹患する心身の異常状態のことですよね。
私のことですよね。ヤーウェという神がおかしなことをしてきて
日常生活が書き物で破綻しています。

BとCは歯科だと同じだと思いますよ。化膿して化膿性炎になっていて
じゅくじゅくの粘液性の液体が出るのがBだと思いますが、
出血があるので、Cが答えになるはずです。
これは、歯周病学の問題ですね。
かなり高度な歯周病学の知識で
全身医科を教えています。

解説1:
これは歯周病学の基本的な問題です。
歯周病は、歯肉の炎症や歯周ポケットからの「出血」が特徴的です。
歯肉が炎症を起こし、歯周ポケットが深くなることで、出血が生じます。

正解と不正解の理由:
A) シャーマン病 - 不正解。シャーマン病は存在しません。
B) 歯槽膿漏 - 不正解。歯槽膿漏は歯周病とは異なります。
歯槽膿漏は歯の根尖周辺に膿がたまる症状です。
C) 歯周病 - 正解。歯周病は歯肉の炎症や
歯周ポケットからの出血が特徴的です。
D) 口内炎 - 不正解。口内炎は口腔粘膜の潰瘍であり、歯肉や歯周ポケットからの出血とは関係ありません。

ゴロ合わせ:
歯周病は「歯肉炎症、ポケット出血」と覚えよう!

解説2:
口腔内において、
歯肉の炎症や
歯周ポケットからの「出血」が見られる状態を指す言葉は
「歯周病」です。
歯周病は
歯肉炎や歯周組織の炎症から始まり、
進行すると歯周ポケットができて「出血」が見られるようになります。

正解と不正解の理由:
A) シャーマン病 - 不正解。シャーマン病という病名は存在しません。
B) 歯槽膿漏 - 不正解。歯槽膿漏は歯周病の進行した状態であり、
出血だけではなく「膿」も伴います。
C) 歯周病 - 正解。歯周病は
歯肉の炎症や「出血」を特徴とする口腔内の疾患です。
D) 口内炎 - 不正解。口内炎は口腔内の粘膜にできる炎症であり、
歯肉の問題ではありません。

ゴロ合わせ:
歯肉が赤くて出血する、それがCの歯周病!

--
よく歯周病学の講義を歯科で日本の歯学部で受けているときに
歯周病と歯槽膿漏が同じような理解で講義を受けたのだけど
歯槽膿漏と歯周病は、
共に口腔内における歯周組織の疾患ですが、いくつかの違いがあります。

私は、これをアメリカの歯学部で習ったのだけど、
特定の国にかたよらずに(日本やアメリカともいわずに)
各国の医学のデータをソースにして、
今は書いている。

歯周病(Periodontal Disease)は、
歯肉炎から始まり、
歯肉や歯周組織の炎症が進行していく疾患です。

最初は歯肉の炎症や
出血が見られ、
進行すると歯周ポケットができ、
歯肉から歯槽骨までの組織が影響を受けます。

歯周病には歯肉の「出血」が見られますが、通常、膿は、あまり伴いません。

一方で、
歯槽膿漏(Dental Abscess)は、
歯の根尖部周囲に膿がたまる状態を指します。
これは通常、歯髄炎が進行し、
感染が歯の根の先まで達すると生じます。
歯槽膿漏には歯肉の炎症や
出血が見られることもありますが、
その主要な特徴は「膿」の存在です。

簡単に言えば、
歯周病は歯肉や歯周組織全般に炎症が及び、「出血」が特徴です。
歯槽膿漏は主に歯の根尖部周囲に「膿」がたまる状態です。
歯周病の進行が歯槽膿漏を引き起こすこともありますが、
どちらも異なる病態を指します。

歯周病が進行した際に生じる状態が
歯槽膿漏となります。
また、歯周病の特徴として「出血」を重点的に捉えるのも適切です。

--
次の問題に進みましょう。

問題4:
高血圧患者において、降圧治療が重要とされるのはなぜですか?

A) 脳出血の予防
B) 脳梗塞の予防
C) 脳腫瘍の予防
D) 脳炎の予防


--
解説

解説:
高血圧患者において
降圧治療が重要とされる理由は、
脳血管系における合併症の予防です。

高血圧が続くと、
脳血管系に負担がかかり、
血管の壁が変性しやすくなります。

これが進行すると、
脳梗塞や
脳出血など
の合併症
のリスクが
上がります。

正解と不正解の理由:
A) 脳出血の予防 - 正解。高血圧が続くと血管が弱くなり、
脳出血のリスクが上がります。
B) 脳梗塞の予防 - 正解。高血圧が続くと「脳梗塞」のリスクが上がります。
覚え方:高血圧は脳梗塞の原因。
C) 脳腫瘍の予防 - 不正解。高血圧と
脳腫瘍
に直接的な関連はありません。
D) 脳炎の予防 - 不正解。高血圧と
脳炎

直接的な
関連はありません。

ゴロ合わせ:
高い圧力が脳を守る、Aの脳出血を予防しよう!

問題4の正解は、
AとBの2つです。

高血圧は、血管に負担をかけ、
動脈硬化や動脈瘤の形成などを引き起こすリスクが高まります。
この状態が進行すると、
脳梗塞などの血管障害が発生しやすくなります。
そのため、高血圧患者においては、
降圧治療が重要とされています。

解説として、高血圧が続くと動脈壁にダメージが蓄積し、
血管内にコレステロールや石灰が沈着しやすくなります。
これが進行すると、血管が狭くなり、血液が流れにくくなります。
この状態が脳の血管に影響を与えると、脳梗塞の発症リスクが高まります。
したがって、高血圧を適切にコントロールすることが、脳梗塞の予防に繋がります。

高血圧が持続すると、脳血管が収縮し、
動脈硬化が進行するため、脳梗塞のリスクが増加します。
降圧治療は、これらの合併症を予防し、
脳梗塞の発症リスクを低減させる効果があります。

高血圧が脳梗塞を起こす理由を病理学的に説明すると
高血圧が脳梗塞を引き起こす主なメカニズムは、
血管の壁に加わる圧力が高まり、
その結果、血管が損傷することによります。
この損傷が進むと、
血管の内側にある動脈硬化性プラーク(動脈の内側にたまった脂質やカルシウムなどの沈着物)
が崩れ、
それが脳の血管を詰まらせることがあります。

高血圧によって血管が損傷し、
動脈硬化性プラークが崩れることで、
脳梗塞の発症リスクが増加します。
損傷した血管からの出血も、脳梗塞の原因となり得ます。

簡単に言うと、
高血圧は血管を傷つけ、
それが脳梗塞の発症につながる可能性があるとされています。

脳出血は、
高血圧が持続することで血管が破れ、
脳内に出血が生じる状態です。
高血圧が続くことで動脈壁が弱まり、
破れやすくなるため、
脳出血のリスクが増加します。
そのため、脳出血の予防も高血圧治療の一環となります。

よって、AとBの2つが正解です。
医師国家試験では、こういう問題で出されると
正解がいくつあるかまで答えるX-2タイプの問題というのがあるのですよ。

歯科医師国家試験の場合、
Xがいくつかも不明の問題を見たことがあります。

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問題5:
患者が高熱を発している場合、どのような症状が考えられますか?

A) 血圧の低下
B) 呼吸数の増加
C) 血糖値の上昇
D) 脈拍の減少

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解説
問題5において、
正解はB)呼吸の増加です。

炎症反応では、
炎症部位に免疫細胞が集まり、
炎症を引き起こすサイトカインが放出されます。
この状態でアドレナリンが放出されると、
交感神経が刺激され、心拍数や呼吸数が増加します。
これが「戦闘か逃避か」という身体の反応であり、
これにより酸素供給が増え、
エネルギーを供給しやすくなります。

アドレナリンは交感神経から放出され、
炎症反応においても関与します。
これにはいくつかの理由が考えられます。

1.制御とバランスの維持: 炎症反応は
体が外部からの刺激や感染に対して防御反応を起こすものであり、
これにより病原体が排除されます。
しかし、この反応も過剰になると身体に損傷を与える可能性があります。
アドレナリンは交感神経の刺激によって放出され、
炎症反応を適切な範囲に制御し、
バランスを維持する助けとなります。

2.免疫応答の調整: アドレナリンは
免疫応答を調整する役割も担っています。
炎症反応において、
特に初期段階ではアドレナリンが放出されることで
免疫細胞の動きが調整され、
効率的な免疫応答が促進されると考えられています。

3.エネルギーの供給: 炎症反応が進むと
エネルギーが必要になります。
アドレナリンはエネルギー代謝に影響を与え、
必要なエネルギーを提供します。
これは体が炎症に対抗するための資源を確保し、
損傷を修復する役割も果たす可能性があります。

以上の理由から、アドレナリンは炎症反応においても重要な役割を果たしています。

解説の1と2は
異なる側面からの説明でしたが、
似通っている部分もあります。

1.制御とバランスの維持: 炎症反応が進むと、
局所的な制御が必要です。
アドレナリンは、交感神経から放出されることで、
免疫応答や
炎症反応を制御し、
適切なバランスを維持します。

2.免疫応答の調整: 炎症反応において、
アドレナリンが免疫応答を調整し、
免疫細胞の動きや機能を影響することで、
効率的な反応が可能となります。

つまり、1は制御やバランスの観点から、
2は免疫応答の観点からの説明でしたが、
似たような要素が含まれているかもしれません。
再度、整理して伝えると、
アドレナリンは交感神経刺激により放出され、
炎症反応を適切に調整し、
免疫応答を効果的に促進する役割を果たします。

また、問題の文脈において、
「最も関連が強い」ものを求めている場合は、
他の選択肢にも炎症反応に関連する生理学的変化があるかもしれませんが、
最も関連が強いのは呼吸の増加とされています。

Cは、もしかしたら、あるかもしれませんしね。

選択肢に「白血球の増加」とあれば、それも選んでください。
白血球の数の増加も炎症反応に関連しています。
炎症部位には免疫細胞が移動し、
その結果として炎症部位での白血球数が増加します。
この白血球の増加も炎症反応の一環です。

 

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今後問題数が多くなるとだめなので、
全身医科、歯学、管理栄養学にわたる包括的なトピックを取り上げ、
それを基にした病理学や臨床的な問題を含む精選問題を作成し、
それに対する解説を提供しようと思います。
ストーリー仕立てで理解を深められるような形にしていこうと思います。
100問くらいで考えて「これが医師だ」みたいな内容を
書いて総合医学の教科書にしていこうと思います。

 

長くなるので次の記事のページになると思います。

 

問題は実はYHVHが書いていて

私が解いて解説を書いているのですよ。

 

私は1人の中に2人以上いるのですが、

ヤーウェとミカエルの二人が同じ肉体の中に生息して

二人が喋って書いています。

 

普段書いて

解いているのはミカエルですが、

内容の注文とか起案はヤーウェなのですよ。