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殺人の追憶



10/10
殺人の追憶
MEMORIES OF MURDER
2003韓国
ポン・ジュノ
ソン・ガンホ/キム・サンギョン/キム・レハ/ソン・ジェホ/パク・ヘイル

第9便2本目はDISCUS初の韓国映画。とはいえ、韓国映画もあんまりみたことがない。
韓流ドラマの印象で、なんだかベタというイメージがついててこれも食わず嫌いなところあり。

ポン・ジュノ監督のグエムルが好評みたいなので、「殺人の追憶」を借りてみた。
なんかコミカルなセリフがとてもうまい。人物がはっきりしてるし。
思ってた韓国ドラマ風味はないし。そういやシュリとかもよかったっけ・・
食わず嫌いはダメだな。
ところでこれ、実際の事件をもとにしているということだけど、まだ犯人捕まってないんですね。
てっきり事務員だと思ったのに。(思うつぼ)
ラストシーンのソンガンホの表情がいい。

インファナル・アフェア3



10/10
インファナル・アフェア3 終極無間
INFERNAL AFFAIRS 3
2003香港
トニー・レオン/アンディ・ラウ/レオン・ライ/ケリーチャン/アンソニー・ウォン/エリック・ツァン/チャップマン・トウ

第9便1本目。一度に2枚しか借りれないので3は次の便になってしまった。届いて速攻観ました。
3は脚本が入り組みすぎてて、時空を行ったり来たりしてるので非常に解りづらい。
それに内容的にもそんなに必要とも思われず・・・
これは完璧に後づけ?と思ってしまったのだが、どうなんだろう。

1と2をふまえての1の前後数日間のお話なのだが、
人物像の新しい発見というほどのものはなかった。
レオン・ライって顔つき的にいつもこんな役なのかわからないけど、はまってました。 
すっかり騙されてしまった。良い人だったなんて。
これは脚本家の腕が必要な映画です。

インファナル・アフェア2



10/6
インファナル・アフェア2 無間序曲
INFERNAL AFFAIRS 2
2002香港
アンドリュー・ラウ/アラン・マック
トニー・レオン/アンディ・ラウ/ケリーチャン/アンソニー・ウォン/エリック・ツァン/エディソン・チャン/ショーン・ユー/カリーナ・ラウ

第8便2本目。一本目観た後速攻で2を再生。ラウとヤンの若い頃の話です。
後付けで作ったのか、最初から3本の構想があったのか知らないけど、
2を観ることでより1が面白くなっている。

トニーレオンとアンディラウの出演が少ないのは残念だけど、
トニーの若い頃役の俳優さんもなかなかにかっこいいです。
最初は石原軍団か!って思ったウォン警視もますますかっこよく見えてきて…
サムもなんだか良い一面もみえたりして、それぞれの人物像がさらに展開しています。

インファナル・アフェア



10/6
インファナル・アフェア
INFERNAL AFFAIRS/無間道
2002香港
アンドリュー・ラウ/アラン・マック
トニー・レオン/アンディ・ラウ/ケリーチャン/アンソニー・ウォン/エリック・ツァン/エディソン・チャン

第8便1本目。「インファナル・アフェア」。
ドンパチ系と思って食わず嫌いでいたのだが、同僚の強い薦めにより観てみることに。

いやー、面白い!何よりこのダブルの潜入という設定がいい。
主演のふたりは言わずもがな、サムやウォン警視など、
最初はただの暑苦しいおっさんにしか見えなかった脇役たちがどんどん魅力的にみえてくる。
人物が活き活きしています。
キョンもいい味出してるし、個人的に若いときのふたりの俳優さんが「逆だろ?」って感じの顔なので
混乱するのが気になったけど、飽きさせないストーリーが良かった。
三部作全部観なきゃ!という気にさせてくれます。
無間地獄という言葉は初めて知ったけど、これはドラマになる言葉だ。

未知との遭遇



10/3
未知との遭遇
CLOSE ENCOUNTERS OF THE THIRD KIND
1977アメリカ
スティーブン・スピルバーグ
リチャード・ドレイファス/フランソワ・トリュフォー/テリー・ガー/メリンダ・ディロン/カリーガフィー/ボブ・バラバン

第7便2本目。ご存知「未知との遭遇」。
ご存知とか言っておきながら観ていないので観ている訳だが。
トリュフォーつながりでちょっと見てみたくなった。

丁度私が生まれた年くらいの映画なので、
あの時代にこの映像は衝撃だったのだろうなぁという感じ。
もちろん今となっては「UFOそんなに電飾つけてないやろ!」とか
「宇宙人、糸で吊られてるやん!」とか、なぜか関西弁でつっこみたくなる所はありますが。
とにかく連れてかれた彼はすごいと思う。笑

DEAD END RUN



10/3
DEAD END RUN
2003日本
石井聰互
伊勢谷友介/永瀬正敏/浅野忠信

第7便1本目。「DEAD END RUN」。「逃げる男」3人の3つのショートストーリー。
目当てはやっぱり伊勢谷友介です。

石井聰互の映画は初めてなんだけど、全部こういう感じなんだろうか?
最初、いきなり女が踊りだしちゃったもんだから、あれれ?やっちゃった??って思ったが、
3つのストーリーを全部見終わってみると、ちゃんとバランス取れていたかも。
しかし豪華キャストですね。

やはり1話目の「LAST SONG」が好き嫌いは分かれそうだけど、インパクトあり。
2話目の「SHADOW」はありきたりな感じで、後半少し引っぱりすぎな感じ。
3話目「FLY」はセリフのやり取りが面白い。
最後がほのぼのしていて、これを3つ目に持ってきたおかげで、
読後感ならぬ観後感がよくなっているようだ。

市民ケーン



9/30
市民ケーン
CITIZEN KANE
1941アメリカ
オーソン・ウェルズ
オーソン・ウェルズ/ジョセフ・コットン/ドロシー・カミンガー/エヴァレット・スローン

第6便2本目。「市民ケーン」。
これもやはり大学時代に映画の授業で鑑賞したものを、
もう一度見直してみようと思い借りてみた。

今みてみるとやはりすごいな。
ストーリーとかはまぁ置いておいて、他のどの映画よりも凝っているし、
おかげさまで見応え十分だ。
オーソン・ウェルズ。出ずっぱりで監督もして、こんな作品をつくるとはただ者では無い。
(もちろんただ者では無いのだが)
かなりの映画オタクとみた。映画に情熱を感じます。
これを撮る労力と時間を考えたら気が遠くなるのだ。
1941年。映画には観客と製作者を惹きつけるパワーがあったのだろうな。
日本ではどんな映画が作られていたのだろう。

黄泉がえり



9/30
黄泉がえり
2002日本
塩田明彦
草なぎ剛/竹内結子/石田ゆり子/哀川翔/山本圭壱/伊東美咲/田中邦衛

第6便1本目は、やっぱり伊勢谷友介みたさの「黄泉がえり」。
ファンタジー好きとしては、かなり好きなお話。

まるで情報も無くみたんだけど、まんまと大どんでん返しにハマってしまい、楽しんでしまった。
竹内結子のアパート前のシーンで気付かなかった自分のうっかり具合が悔しい。

しかし、抜け目無く見るという姿勢より、
力を抜いてハマりにいくという見方の方が断然楽しめるよなと再認識した映画でした。
しかし、竹内結子はなぜ幽霊役ばかりなのだ?
ファンタジー熱高まる。

赤い月



9/26
赤い月
2003日本
降旗康男
常磐貴子/伊勢谷友介/香川照之/布袋寅泰/山本太郎

第5便2本目は、「赤い月」。
これもまた伊勢谷友介見たさに借りたのだが、なんだこれは。

降旗康男監督の作品は「鉄道員」しか見たことないのだが、
極妻とかの監督のはず。なんだこれは。
なにしろ役者が揃いも揃って大根。
いや、いつもはちゃんと演技してるのに、
みんな白々しいのは狙いなのだろうか。
そうとしか思えないけど、こんな風にする狙いが何なのか理解不能。
脚本、演技、演出とも?マークをつけるしかない。
ただ伊勢谷友介が美しいというだけ。

実験なのか、やっつけなのか、本気なのか、
たんに私に合っていないだけなのか。
戦争と言う時代の中で死に美学を求めるものと、
生きることにこそ美学を求めるもの。
どちらが正しいと言うことは無いが、
最後の最後まで、主人公の常磐貴子が魅力的に見えることが無かったのが残念。

アメリカの夜



9/26
映画に愛を込めて アメリカの夜 特別版
LA NUIT AMERICAINE/DAY FOR NIGHT
1973フランス/イタリア
フランソワ・トリュフォー
フランソワ・トリュフォー/ジャクリーン・ビセット/ジャン=ピエール・オーモン/バレンチナ・コルテーゼ/ジャン・ピエール・レオ/アレクサンドラ・ステュワルト

第5便1本目は、トリュフォーの「アメリカの夜」。
トリュフォーと言えば、ヌーベルバーグの旗手ということだが、
ヌーベルバーグって?ってくらい知らない。
見たことがあるのは「大人は判ってくれない」だけだ。

「アメリカの夜」については、
大学時代の映画の授業でほんの少しだけ触れたことがあるので、
名前だけは知っていた。
タイトル「アメリカの夜」とは映画の撮影手法のひとつで、
昼に特殊フィルターをかけたカメラで撮影して、
夜に見せかけると言う手法だが、
虚構をあたかも現実のように見せる。という意味で、
「映画」そのものを表しているとも言える。

ストーリーは大したこと無いよとの前情報で期待していなかったのだが、
ところが見てみると面白い。
一本の映画をつくる過程での、ありとあらゆる「アメリカの夜」。
撮影技術。俳優たちの現実と演技。監督の芸術を求める思いと商業的な問題。
フランス映画はなんとなくとっつきにくいなと思っていたけれど、
トリュフォーはそうでもないのかも。
もう一度「大人は判ってくれない」を見直してみようと思った。