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学問のことや趣味のことを思ったままに書いていきます。正確性には欠ける部分があると思いますので、娯楽としてご覧ください。

◯一昔前までは
一昔前までは「利益追求」が目的となっており、「24時間働けますか?」みたいなことになっていました。※今年の新語・流行語大賞にドン引き中
しかし、利益追求の暴走の結果、四大公害病等の悲惨な結果を生み出してしまいました。
四大公害病は、水俣病、四日市ぜんそく、イタイイタイ病、新潟水俣病を指します。
四大公害病に関しては学部の卒業論文でも触れたので詳しくはそちらをご覧ください。……ご覧になれるのかな?


◯公害や行き過ぎた労働の結果
上記のような利益追求の暴走の結果、少しずつ環境に配慮した経営会計(ワタクシの専門分野)、労務の基準の見直しが行われつつあります。
大企業は資金力、人財があるため比較的簡単に見直すことができますが、日本の99.7%の中小企業はそうもいきません(99.7%だけは覚えてね!と毎回おっしゃっていた中小企業論の先生。大学院の口頭試問も99.7%はすぐに出ました!ありがうございます。)。


◯中小企業の環境経営会計
労務のことは一旦置いておきましょう。法律も整備されつつあるので(まだまだ未完成ですが)。
大企業は環境経営会計を売りにして、サステナブル経営(持続可能な経営)を行なっています。
では中小企業は?
中小企業は製造業ならISO14001(環境マネジメントシステム)の認証を取得することを目標に改善していた時期もありました。
しかし、ISO14001を持続的に更新する度に資金の流出があり、認証の更新を諦める企業も増えてきています。

そもそも、殆どの製造業が目指していたISO14001の認証はどれほどの効果があるものなのでしょうか?
認証が先走り、本来の環境経営会計が出来ていないのでは本末転倒です。


◯環境経営会計と環境倫理学
環境経営会計を実施するには、
Resource(内部資源)が必要です。
内部資源とはヒト、モノ、カネ、情報、(経営学の唯一のお師匠さんは時間も入れてました)のことを指します。中小企業は大企業に比べて圧倒的に足りません。
そうすると、環境経営会計を「何のためにやらなければならないのか」という指標を失ってしまいます。
ステークホルダー(内外の利害関係者)に対して何か?と視点がミクロになってしまう可能性もあります。
そこで、出てくるのが、比較的新しい学問である「環境倫理学」です。

環境倫理学は哲学者の加藤尚武さんが輸入してきた学問です。
しかし、日本ではあまり定着していません。これも生命倫理学が幅を利かせてしまっていて、入り込む余地がないためと考えられます。


◯旗は一方向に
企業に利益追求は現在も求められていますが、環境問題が深刻化すると、過激派環境活動家の間違った主張や、某カードゲームのような名前の人みたいな主張、環境や防災に知識なく便乗して間違った研究をする研究者も現れてきます。
企業も環境倫理学という良い羅針盤があるので、旗を一方向に向けて進んでいくのは、如何でしょうか?