前記した7月よりも更に仕事が無かった8月ですが、これ幸いと滞っていた宿題(ブルックナー5番ハース版の指揮伴用ピアノ2台4手編曲)を進め(特に中旬から下旬にかけて、ほぼ自宅に缶詰状態でした)、ようやく先日スコア書きを終えることが出来ました。これで後期の受講で使うことが出来ます。

 

 

 

 

上旬、下旬と早稲田の杜金管合奏団の皆様のリハーサル、ポルトフィル第3回演奏会へのリハーサルがシーズンイン。

 

 

 

東京海上フィル明年2月の演奏会に向けたリハーサルもシーズンイン。

 

 

 

 

府中市民交響楽団とのリハーサルは本振りの大井さんリハーサルを経たあとなので、修正項目のチェックなど。ワグネルホルン演奏会の合奏曲のリハーサルも始まりました。OB・OGの方々も参加されるので、懐かしいお顔もいっぱいです。上智大OBオケの管分奏もありました。

 

 

ホルンのお弟子さん(横浜国大大学院生)が日本クラシック音楽コンクールの予選を突破、少しホッとしています。

 

指揮勉強会も行い、何とかこの夏を半分くらい乗り切れたのかなと。

 

 

 

 

明後日から合宿や指揮する演奏会のリハーサル、合奏指導等で少しずつ忙しくなって参ります。

ブログアップの機会も増えるかと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

来年も、4月中旬〜8月の予定が現在のところ真っ白ですので、指揮、合奏指導のご依頼お待ち申し上げます。

どうぞよろしくお願いいたします。

7月、8月と仕事が殆ど無いに等しかったこの夏でしたが、まずは7月の活動記録から。

 

府中市民交響楽団さんとのリハーサルが2回、モーツァルト38番とブルックナー7番の第2,第4楽章。割と大所帯でありますので、モーツァルトは語法の整備に時間を掛ける必要を感じました。ブルックナーは、特に第2楽章で停滞しないかが課題かも。ワグナーテューバにはフリーのプロ奏者である戦友Sさんが参加されてまして久々にお会いしました。



 

新世紀管弦楽団さんの前期最後のリハーサルでは、メイン曲の第1楽章を最後までと、各楽章の要所をつまんで、夏休みの宿題に。

 

他には、早稲田の杜金管合奏団さん、アマデウスさんの管分奏、さがみはらフィルさんの管分奏など。





 

ワグネルでの教え子でもあるSくんの結婚式、披露宴もありまして、披露宴では乾杯の挨拶と彼のホルン仲間たちと一緒にアンサンブルも久々にいたしました。なので7月前半は割と楽器に触っている時間が多かったです。





 

下旬には奄美へ、集まれる方を対象にリハーサル。



空き時間には、地元の中学校の吹奏楽部への指導にも参りました。台風が近かったので、鹿児島本土への船移動を諦めて飛行機を取りなおしたり、楽器だけ船便で輸送するなど苦労も。無事当日参加出来た学校屋特別に後日参加を認められた学校もあったようです。

 

紀尾井ホールで開催された第14回東京・ヨーロッパ友好音楽祭チャリティーコンサートや、東京音大での師匠である田代先生指揮の東大オケの演奏会(所沢)も聴きに行ってきました。





 

東京音大での指揮研修も前期最後にはレーガー作曲のモーツァルトの主題による変奏曲をみていただき終了。8月からのポルトフィルのリハーサルへの準備を何とか間に合った感じです。

 

あとは基本的に譜読みの毎日でした。

5月の終わりに、若い方々が中心となったオーケストラの管分奏を指導した曲のひとつが、デュカスの「魔法使いの弟子」。曲の構成が見事で、またスコアで見ると違った楽しさがあります。

分奏指導を終えてひと息というところでしたが、ワグネルのホルンセクション演奏会用に(ホルンの)全体合奏で「魔法使いの弟子」をやりたいので7月いっぱいまでに編曲して欲しいとのこと。早速取り掛かり、6月終わりにはスコア作成終了、あとはパート譜作りを残すのみです。



  

6月の始まりは、ワグネルの前期演奏会から。



久しぶりに会う原田さんの音楽と、学生たちの健闘振りを味わいました。終了後には聴きに来ていたオーボエの荒木さんと共に楽屋を訪ねてパチリ。



 

田代先生クラスでレッスンが続いていた曲も、ベートーヴェンからブルックナーの7番へと移り、6月下旬から大井先生の下振りとして府中市民交響楽団の合奏をみる準備に。

  

4月にカールスルーエでお世話になったジョルト・ナジさんが、この毎年時期に藝大に現代音楽や指揮のレッスンとして来日されているのですが、その誕生会(ジョルトが料理の殆どをご自分で用意されます! グヤーッシュ最高)や藝大での演奏会へ。







 

7日にはキリン・フィルさんの今期演奏会前の合奏指導。フレーズの語尾を揃えることや和声のバランス、部分部分でイニシアチブを握っているのはどのパートかをきちんと把握すること、など。

 

8日はこちらも前期演奏会前の最後の指導となる上智大学へ。先週のホールでのリハーサルを経ての注意点を中心に。

 

9日は指揮レッスンのあと、そのまま東京音大でヴァイオリンのボリス・ベルキン先生のマスタークラスを聴講。曲はブルッフの協奏曲でしたが、オケに対する指示(観点)はまさしく、私がポルト・フィル前身のオケで指揮した時(ヴァイオリン独奏小林壱成さん)と同じでした。少しホッといたしました。

 

週半ばは、まず12月に指揮する予定の或る大学オーケストラの初回リハーサルへ。



新年度前に選曲や部員の集め方などにもアドヴァイスしていたのですが、まぁちょっとびっくり。下旬にもう一度行きましたが、結構(今まで様々な団体さんをみてきた事のある経験値からも)シビアな状況。本当に現在のところ、祈るような想いです…

 

翌日は、初めてとなる早稲田の杜金管合奏の指導へ。平均年齢はもしかしたら私とほぼ変わらないのでは?という皆様方なのですが、午前中から楽器が鳴る鳴る。お元気でした! 個々でのレベル差は勿論あるのですが、音楽的な対応力は高く、指導していても響きや流れが短い時間で変わるのを体感します(指揮をしていて、また指導をしていて感じる喜びの一つです)。問題はそれを皆様方だけの練習の時に再現できるか、なんですが…。そのポイントを体得してしてくだされば、本振りの先生が来ても音楽的な対応が可能。

特に曲降り・待ちで聴いているメンバーの方が驚いていらっしゃるので、それなりの役目は果たしているのかなと。

 

そのまた翌日は(7月の)つい先日に演奏会を終えられた、ということはこの時点では演奏会目前の団体さんの管分奏指導。



前回の復習ということで、事前にチェック時候を挙げていただいてのレッスンでした。個人的な技量よりは、アンサンブルの緻密さ(というよりは反応力、反応へのスピード感)を修正していく時間だったかもしれません。指揮をしている側としては、どうしても振ってしまいがちになるので、聴くことに心掛けないと効果ある分奏指導になりませんので。休憩中には、またより多くみていただきたいとのお申し出を受けました。ありがとうございます。

 

18日は上智大学オケのGP、本番を鑑賞。新しい船出を心地よく見守ることが出来ました。全体として良い演奏会でした。



 

この週末(21,22日)が予定が無かったため、前記の編曲をかなり進められました。収入的には厳しいのですが(笑)

 

月末には先月末にご一緒した若い方々の管分奏、そして府中市民交響楽団でのブルックナーのリハーサル。曲も長いので、今回は第1楽章、第3楽章のみ。





私もオーケストラでブルックナーを振るのは、以前下野先生での講習会以来でしたので、まずは響きを味わおい、そしてこれから約3ヶ月半取り組まれていく皆さんのための注意点を挙げていくことを中心に。

 

 

とまぁ、編曲に割と時間を取られた6月ではありましたが、様々な曲を勉強する時間もあり、脳内的には忙しい6月でした。来年は、この時期に本番も入ると良いのですが…

 

特に来年5月〜8月までの間でお仕事をいただけますと幸いです。これまでの皆様、また新しく出会う皆様との音楽作りのお役に立てることを心より念願しております。

  

  

ということで、 

   

合奏指導、分奏指導等多く大変有りがたいことです。自分が指揮するときも考えて曲に取り組み、音楽の流れや欲しい響きを、皆さん自身で再現できるように指導することを大事にしています。

が、やはり自分は〝指揮者〟でありますので、音楽を共に創っていく演奏会を振る機会を、もう少し多くいただけたら大変嬉しく存じます。

日本全国、世界でも喜んで向かいます。ご用命お待ち申し上げております。

今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

阪本正彦

hornist@mac.com

music.conductor.sakamoto@gmail.com