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今夜のオルガニストは高橋博子さん。
彼女自身が〝初夏の夜の夢〟と題した通り、森での夕べから夢の中まで、ホール内を様々な空気感で満たし、1時間というコンサート時間が嘘のように拡大された世界に、私たちを誘ってくれました。
なんと言っても圧巻は後半。
超絶技巧が要求されるアラン「幻影」は、平行する旋律がオスティナートのようにこだまする中、ペダルトーンのデュオが展開。
モダンタイプでサン=サーンスのオルガン作品を聴くことができたことも収穫。色彩豊かな84歳の作品「幻想曲」第3番の後半部分では、ボヘミアン・ラプソディーを連想してしまった箇所もあり。一方の24歳の作品「婚礼の祝福」は、誓い合う二人を慈愛をもって見守る気持ちを思い起こさせる。
エラートの「夕べのハーモニー」では星空を眺め、宇宙を旅するかに感じられ(何故か、スターウォーズとロックバンド〝ボストン〟の宇宙の彼方へを想起)、「平和があなたと共に」はバスが平和への願い、誓いを表すかのように繰り返し奏でられ、その上に広がる響きが、(エラートはドイツ生まれなのですが)エルガーのシンフォニーを聴いているかのようでした。
音楽がもたらした心地よい空間、高橋さんの演奏で味わいました。













