ペイトリオッツとブルスキ
今ではとても信じられないことですが、
70年代の日本で、NFLの大ブームが起こりました!
当時の小学生(男子)は、みんな
NFLの下敷きとグルービーケース(懐かし過ぎるw)を
もっていたもので、人気ナンバーワンは、圧倒的に、
マイアミ・ドルフィンズ!
あのカラーリングとイルカのキャラクターの
可愛らしさもあって小学生からは絶大な人気でした
(そして実際に強かった!)。
古くからNFLファンの人たちは、ほとんど
同じような体験をしてきていることだと思います。
その後はNFLブームもすっかり下火となり、
モンタナのSF黄金期に瞬間的に盛り返したものの、
ずっと日本では(野球やサッカーよりも)
マイナーなスポーツに甘んじてきています。
私もドルフィンズ→スティーラーズ→
フォーティナイナーズ→カウボーイズ→
レッドスキンズ、など、
その時代に強かったチームを中心に
NFLを見続けてきましたが、
(熱狂的にという意味では)
特別に好きなチーム、応援するチームというものは
ありませんでした。
80年代後半になって、
長期のアメリカ旅行や留学中に、
MLBを生で観ているうちにどんどん好きになり、
ボストン・レッドソックスを
応援するようになってからは、
同じボストンに本拠地を置く
ニューイングランド・ペイトリオッツの存在が
気になり出しました。
当時のペイトリオッツは、まさに弱小チーム、
NFLのお荷物的な存在、90年には
1勝15敗なんていう最悪なシーズン
(勝敗以外にも情けない問題)も・・・。
レッドソックスも弱かったけど
(いいところで負けてばかり)、
ペイトリオッツはそれ以上に弱かった。
もともと判官びいきな性格なので、
強いチームよりも弱いチーム
(ただし魅力的なチーム、個性的なチーム)を
応援する傾向があり、もうペイトリオッツを
放っておけない気持ちになっていました。
ちょうどその頃に、
チーム再建を託されて
HCにビル・パーセルが就任。
チームカラーもユニフォームも一新して大躍進。
スーパーボウル制覇には手が届きませんでしたが、
毎シーズン、大きく成長して
強くなっていくチームに大興奮し続けました。
同じ頃、
大学を卒業して、入社した会社が
アメフトに本格的に力を入れ出した時期で、
同期入社や職場の仲間が選手やスタッフとして
頑張っていて、
私も社会人リーグ(現在のXリーグ)に
よく応援に行きました。
ペイトリオッツが
どんどん強くなっていったのと同じように、
数年後には、社会人選手権初優勝、
そしてライスボウルも制して念願の日本一へ。
その後は、ライスボウル常連の強豪チームとなり、
正月は東京ドームへ応援に行くのが
年の初めの恒例となりました。
ゲームにも燃えましたが、みんなで
マカレナ (懐かしいw)踊って盛り上がったのが
楽しい思い出となっています。
そんなこともあり、
アメフトは、NFLの観戦だけでなく、
とても身近に感じるスポーツのひとつとなり、
戦術やフォーメーションなどを親しい選手から
いろいろ教えてもらったりして、
ますますアメフトが好きになっていきました。
ペイトリオッツと言えば
トム・ブレイディとビル・パリチックによる
2000年代からの成功ストーリーが
よく知られていますが、
その強さに比例して
NFLを代表する人気チームの一つになりました。
しかし、私にとっては、
この頃のペイトリオッツの魅力は、
ブレイディでもパリチックでもなく、
ほとんどすべて、テディ・ブルスキでした。
オフェンスの司令塔よりもディフェンスの司令塔。
私は、ブレイディよりも
圧倒的にブルスキが大好きでした。
インサイドラインバッカーという
地味目なポジションながら、
ペイトリオッツ一筋で
13年プレーし続けた稀有なプレーヤー。
相手ランニングバック目がけて
頭からいくハードタックルに象徴される
闘志あふれるプレースタイルと類まれな精神力は、
ただそれだけでチームを、そしてファンを
鼓舞し続けました。
脳出血で倒れて奇跡の復活を遂げた後でさえ、
迷わずに頭から相手に向かっていった。
まさに“ソルジャー”。
彼もまた“BostonDirtDogs
”に他なりません
(レッドソックスの選手ではありませんが)。
あの雄姿は絶対に忘れない。
ブルスキのおかげでペイトリオッツが
ますます好きになりました。
2004年、
ボストン・レッドソックスが
86年ぶりにワールドシリーズを制覇して
世界一になった記念すべきシーズン、
ペイトリオッツも再びスーパーボウルを制覇して
ダブルで世界一に。
こんなことが本当に実現するなんて・・・
まさに至福のシーズンでした。
幸せはずっと続くわけにはいきません。
その後、ダイナスティ・チームと
称えられたペイトリオッツは
スーパーボウルで勝てていません。
2007年レギュラーシーズン全勝して、
そのままパーフェクトシーズンを飾るか
と期待したスーパーボウルで、
ジャイアンツに惜敗して以来、
なんだかツキがない。
その後は、ずっと「あと一歩」というところで
苦汁を飲まされ続けている。
そんな時には、ついつい
「ブルスキがいてくれたら」と
思ってしまいます。
今は、いろいろな意味での過渡期、
我慢も辛抱も必要です。
きっとまた、劇的な勝利で
スーパーボウルを制してくれるはず。
それまでは、
ブルスキの54番ジャージを着ながら
応援し続けますw。
そして、
極寒、雪降るジレット・スタジアムで、
両手で雪をすくいあげながら
Patsタッチダウンの瞬間を祝福してみたい!!
≪これまでに観戦に行ったスタジアム≫
フォックスポロ・スタジアム
ジレット・スタジアム
ジャイアンツ・スタジアム
クワルコム・スタジアム
ネットワークアソシエイツ・コロシアム
ローズボウル・スタジアム
ソルジャー・フィールド
ルイジアナ・スーパードーム

