みなさんこんにちは。離婚専門行政書士林 炳大です。
今回は、何故私が離婚専門行政書士となったのかをお話しさせて頂きます。
現在日本では、三組に一組が離婚をする時代となっております。その中で話し合いによる協議離婚が約90%だと言われております。
離婚は、ただ単に離婚届に印鑑を押せば良いのではありません。さらに、ただ金銭的な折り合いをつければ良い訳でもありません。
今まで、5千件以上の離婚相談を受けてきましたが、本当に必要なのは、心のケアであると思います。
プロフィールにも、離婚業務を始めてきっかけを書かせて頂きましたので、今回は別のお話を書かせて頂きます。
ある女性から、ご主人が浮気をしているので、相手の女性に慰謝料請求をしてくださいと依頼を受け、慰謝料請求の内容証明を代書しました。
結果、相手の女性から私の事務所に泣きながら電話があり、直ぐに解決しました。でも、ご主人が浮気をすることで、奥さんやお子さんは深く傷つき、相手の女性も、お決まりの、「妻とは別れる予定」と聴かされていたので、だまされたと言うことに気がつき、ショックを受けておりました。
結果としては、慰謝料が支払われ、和解書が結ばれて終わったのですが、私は本当に終わったのかどうか、悩んでしまいました。
そんなことがあってから、私は単に法律的な説明や離婚の流れを説明し、書類を作成するだけではなく、心のケアも行うようにしました。
特に、離婚に対する「親の思い」と「子の思い」は必ずしも一致しません。
ですから、「夫婦の別れ」が「親子の別れ」にならないように、しっかりと親権や面会権の内容だけではなく、離婚後の夫婦の子育て計画もアドバイスを行うようにしております。
私は離婚を勧める訳でも、止める訳でもありません。クライアントがどのようにしたら、幸せになれるかを最優先に考えて、一緒に離婚について考えております。
そのために、カウンセリングの要素も取り入れて面談を行っております。
離婚問題と言う、精神的な負担を少なくして、一人でも多くの方に笑顔になってもらいたい。
それが私が離婚業務を始めたきっかけでもあり、今でも守り通している信念なのです。