去年のドラフトでは、育成枠を除くと、5人の捕手が指名されました。
球界では常に捕手の人材不足が叫ばれていますが、
この5名の新人捕手について、一人ずつ紹介していきたいと思います。

まず、日ハムの1位指名を受けた大野。
直前まであまり名前が挙がらなかったので、
「ひょっとしたら1位はないのかな?」と思ったりもしましたが、
やはり一本釣りを企てている球団がありましたね。
しかし、逆に言うと、日ハム以外の球団は、大野を1位指名しようとは
しなかったということになります。
大野の肩は本当に安定しています。
キャッチングに関しては、個人的にはあまり良いとは思えませんが、
これはまぁ、好き好きなのでしょう。私の理想は、谷繁や細川ですが。

減点材料としては、やはりバッティングでしょう。
プロで「打てる捕手」になれるとは正直、思えません。
イメージとしては、倉(C)、嶋(E)といった感じです。
大学レベルでインコースに同じような凡打を繰り返している打撃センスは
大いに疑問です。見ていると、打席での意欲をあまり感じない。
守っている時には活き活きとしているんですが・・・。
しかし、これは、ある意味、根っからの捕手らしい捕手とも言えます。
捕手が、あまりにも打撃に興味を持ち過ぎているようだと失格です。
やはり、捕手は、守備が何よりも大事。
打てる捕手は魅力ですが、それはあくまでも守備がしっかりしててこそ。
打てない捕手は使えますが、守れない捕手は、捕手としてやっていけません。

そういう点からすると、大野は、プロで捕手失格になることはなさそうです。
消極的な評価の仕方ですが、上位指名された捕手でも、プロで捕手失格に
なるケースは少なくありません。

「守備の人」と思われた宮本や古田が、打者としても一流になったように、
大野もいつか打撃開眼する可能性はあります。
しかし、守備に関しては、急に開眼することは、まずありません。
よって、守備型の捕手である大野は、素材としては楽しみと言えるでしょう。

いやぁ~、昨日の天皇杯の準決勝はすごい試合でした。
特に、ガンバ大阪と横浜Fマリノスの試合は鳥肌ものでした。
私は基本、野球好きで、サッカーは主に野球のオフシーズンに
楽しむ感じですが、昨日の試合を見ていると、サッカーの方が
面白いなと思う部分もあります。

とりあえず、Jリーグが上手くできているなぁと思うことは、
通常のリーグ戦だけでなく、天皇杯とナビスコカップ、
そしてACLが同時並行で行われることです。
ですから、リーグ戦では優勝の望みがなくなったチームでも
カップ戦のトーナメントで勝ち残っていれば、楽しみは持続するし、
強いチームは強いチームで、「二冠」や「三冠」といった
大きな目標を持てます。

先日のクラブワールドカップで、あの世界的ビッグクラブの
マンチェスターUと、Jリーグのガンバ大阪が真剣勝負していたのを
見た人も多いと思いますが、ああいうのは野球ファンとしては
すごく羨ましいですよね。

日本のプロ野球も、アジアシリーズとか、交流戦とか、
クライマックスシリーズとか、少しずつ工夫していますが、
それでも、これといったインパクトのある改革はありません。
メジャーリーグの球団がシーズン中に真剣勝負をしてくれるというのは
難しいと思いますが、とりあえず、天皇杯のようなトーナメント形式の
カップ戦を、シーズンと並行してやれないものでしょうか。
サッカーの天皇杯と同じように、早稲田大学や東洋大学、ENEOSや
トヨタといったアマチュアの強豪チームにも一応、
参加資格を与えて。

何だかんだ言っても、日本はまだまだ野球がメジャーな国です。
しかし、それに胡坐をかくのではなく、どんどん進化して行って
より、野球ファンを楽しませて欲しいと思います。

CSや日本シリーズで敗れているので、なぜかそんな気がしませんが、
さりげなくセリーグを二連覇中の巨人。
今季は、大補強が上手く行きましたね。
ラミレス、クルーン、グライシンガーと「やりすぎだろ!」というくらいに
大補強を敢行しましたが、結果的には、この誰が欠けていても、
リーグ優勝はできなかったんじゃないでしょうか。

ということで、12球団別のU-25トッププロスペクトの最後の巨人です。

1、坂本
2、中井
3、西村
4、東野
5、金刃


1位は、今季、高卒二年目ながら、レギュラー遊撃手として頑張った坂本。
数字で見ると大したことありませんが、記憶に残る活躍だったと思います。
タイプとしては本来はサードでしょう。遊撃手としては守備範囲が広いとは
言えませんが、肘をしならせるスローイングには魅力があります。
打撃は、やや雑なところはありますが、パンチ力があるので、怖さもあります。
将来的には、打率300のHR20を期待できる素材でしょう。

2位は、今季イースタンリーグで強打が目立っていた中井。
高校時代のイメージでは、プロでは中途半端なアベレージタイプと思っていたのですが
意外にも豪快なフルスイングで飛距離があります。長打力は坂本以上でしょう。
横浜の吉村の一年目ほどの衝撃はありませんでしたが、
ここ数年のジャイアンツの高卒一年目の中では、一番の素材かもしれません。

3位は、もうすでに実績十分の西村。年齢的にこれ以上の上積みがあるかどうか
微妙なところですが、怪我が少ないのが良いですね。
ああいうタフネス右腕は、阪神の久保田もそうですが、監督からしたら重宝するでしょう。
西村にはシュートという特徴もありますし、他球団の評価は意外に高いのではないでしょうか。

4位は、まだまだ伸び代を感じさせる東野。大学に進学していれば、
今年のドラフト組でした。上位指名も十分ありえたでしょう。
体格もありますし、スケールを感じさせる本格派です。

5位は、何人かで迷いましたが、無難に金刃を選びました。
昨年はちょっと出来すぎだな~と思っていたら、案の定、今季はプロの壁に
モロにぶつかりました。
しかし、貴重な左腕ですし、球威も制球も水準以上ですので、
左腕不足の球団からしたら人気が高そうなタイプです。

その他では、去年の高校生ドラフト1位の藤村、打撃が魅力の田中大など。
辻内はさすがに復活は難しいと思っています。