去年のドラフトは、比較的、不作と言われていましたが、
今年も、というか、さらにというか、不作な気がします。
ただ、あくまでも現時点での話。
これから、急成長を遂げる選手もいるでしょうから、
秋になってみると、ガラッと印象が変わるかもしれません。

現時点で、目玉と思われる選手は、岩手・花巻東の菊池でしょう。
プロ垂涎の的の大型左腕。スケールの大きなタイプですね。
よほど大きな怪我でもしない限り、複数球団による1位抽選と
なることは必至でしょう。
去年の赤川以上の素材だと思います。

その他では、これまた左腕の日本文理大学の古川。
高校時代から甲子園を沸かせた投手ですが、大学で早くも
頭角を現しています。
3年よりも、2年の頃の方が目立っていた気がしますが、
それでもそれほど評価は落ちていないでしょう。

それから、六大学からは、法政の武内と慶応の中林。
武内は、荒々しいフォームですが、それがかえって打者に怖い印象を
与えているタイプですね。リリーフ向きのタイプですが、
あの真っ直ぐだけで一年目からある程度はやれそうです。
中林は、凄みこそありませんが、試合を作れるタイプの先発型。
先輩の加藤から測ると、中林もめちゃくちゃ人気になるとは
思えませんが、上位指名候補であることは確かでしょう。

あともう一人、立命館の藤原は、意外に人気しそうなタイプです。
プロでの希少性という点では、嫌らしい球筋を持っている藤原の方が
中林よりも人気が高いのではないでしょうか。
新入生のレベルという点では、六大学や東都に劣る印象の関西学生リーグですが
毎年のようにドライチ候補が出てきますね。

上原に続いて、川上の移籍先もほぼ決まったようです。
アトランタブレーブス。
アトランタというと、96年のオリンピックの開催地でも
ありましたね。
オリオールズと同じようなチーム状況ですので、
川上なら、先発の3番目くらいには入れるのではないでしょか。
個人的な予想としては、「勝てる投手」という点では、
去年の黒田よりも、上原や川上の方が上だと思っています。
去年の黒田や福留ほどの派手な争奪戦にはならなかったみたいですが、
オリオールズやブレーブスは、良い契約をしたと思います。

さて、FAメジャー挑戦組のビッグ2の移籍先がほぼ決まりましたが、
まだ移籍先が決まっていない選手もいます。
相川、高橋健、井口。
相川は、残念ながら、最終的にはヤクルトにお世話になるしかない雰囲気です。
高橋健は、相川と違って、受け皿が決まっていない分、さらに不安でしょうね。
ただ、左腕ですし、恐らく人的補償が発生しないCランクの選手なので
いざとなれば、国内球団なら、欲しがる球団はけっこうありそうです。

井口は、先日のロッテとの交渉で、ほぼ決まりのような雰囲気です。
ところで、記事の中に、「ある国内球団の監督からはメールを
もらっている」とありましたが、そんなことをしそうな監督さんとなると
原さんが真っ先に思いつくのですが…。

各球団、新人の合同自主トレが続々と始まっています。
今年の新人の中で、特に注目されるのは、巨人の大田でしょう。
裏工作が実って、蓋を開けてみれば、たったの二球団でのくじ引き。
50%の強運で、念願の巨人入りを果たしました。

その大田ですが、和製ジーターなどと呼ばれていましたね。
しかし、タイプで言えば、Aロッドでしょう。
攻守ともにジーターほどの繊細さはありませんし、ルックスのタイプも正反対。
そして、ジーターは中距離打者ですが、大田は長距離打者です。
日本で言えば、ホークスの松田をさらにスケールアップさせた感じでしょうか。

大田は、一年目から一軍で戦力になると思います。
巨人は大田をじっくり育てる方針のようですが、松井のように
シーズン途中にも一軍に上がってくるでしょう。
一年目からすでに坂本以上の打撃だと思います。
ただ、守備は、プロでショートというタイプではない。
最近は、ほとんどが人工芝なので、誤魔化しはききますが、
それでも、ショートで使うとなると、福留のようなことになって、
大田の持つスケールを委縮させかねません。
やはり、サードが一番似合う選手です。

去年、鳴り物入りで日ハムに入団した中田は
一年目は全く一軍で活躍できませんでしたが、
大田は中田よりも、適応が早いでしょう。
今年の新人王も十分、可能性はあると思います。
足も肩もありますから、秋山のようなスケールの大きな
5ツールプレイヤーに育ててみても面白い気がします。