井口は、どうやらロッテに決まりそうな雰囲気になりました。
ロッテというのは意外でした。
以前ならわかりますが、せっかく去年、根元という良い若手が
台頭してきたばかりだったので。
根元は、もはや期待というレベルではなく、普通に3割以上、
打率333も望める選手だと思うのですが…。
まぁ、西岡も今江も怪我の多いタイプですから、
長いシーズンを考えると、一人くらい良い選手が余るようでないと
なかなか優勝争いもできないわけですが。

ところで、ロッテは、井口に3年6億円程度を提示したようです。
もし、これで合意ということになれば、これはかなりお買い得と
言えるのではないでしょうか。
34歳~36歳ですから、決して若くはありませんが、
野手としてギリギリ、ピークを保てる時期でしょう。
ついこの前、FA市場を騒がせていた横浜の三浦が、
36歳からの4年で12億とか、3年で10億とか報道されていたことを
思うと、井口のお買い得感が際立ちます。
結局、選手の値段というのは、競合相手があるかどうかで
大きく変わるということですね。


ようやくFAメジャー挑戦組の移籍先が決まり出しました。
まずは、上原ですが、オリオールズで決定のようですね。

えてして日本人選手は、イメージだけで特定球団に憧れを
持っていたりするものですが(田沢もそうでした)、
上原は、かねてから「球団にこだわりはない」と語っていたように、
花より団子という感じで本質的な選択をした印象です。

オリオールズは先発投手が揃ってるとは言い難い球団ですし、
早くからラブコールを送ってくれていたので、良い決断ではないでしょうか。
全盛期のパフォーマンスは望めない上原ですが、それでも国際大会に
強いのは相変わらずですし、大舞台にも強いですから、
メジャーでかなりやるんじゃないでしょうか。
特にフォークは向こうで有効ですしね。
もし、私がメジャーのスカウトなら、上原を球団に強く推薦します。
岩村のレイズのように、オリオールズも上原の加入によって
サクセスストーリーを描いて欲しいですね。

さて、次は、川上でしょうか。
一部報道では、今週中にも明らかになるそうです。
川上もオリオールズが選択肢の一つだったと思うのですが、
はたして上原との両獲りはありえるのでしょうか。

去年、横浜に4巡目指名されたのが、早稲田の細山田。
4巡目と言っても、横浜の4巡目は先頭なので、
実質は、3.5巡目といった感じです。

細山田は、高校時代から評判の捕手で、本人さえプロ志望なら
2004年のドラフトでもプロから指名があったでしょう。
しかし、恐らく下位指名だったと思うので、
大学を経由して正解だったのではないでしょうか。
大学でしっかりと経験も積めましたし。

大学で順調に成長した印象ですが、ただ、3年くらいの段階では
捕手は人気のあるポジションだし、数年後のドラフトでは
争奪戦かな?と思われていたくらいなので、この4巡目という
指名順位は、意外に人気がなかったですね。
確かに、最終学年では、打撃もイマイチで、やや魅力に欠けてました。
もともと守備型な捕手ですが、そうは言っても、東洋大の大野ほどの
ディフェンス型でもないんですよね。
肩も実戦的ではあるものの、プロレベルでの強肩という印象はありません。
捕手としてやや線が細いのも気になります。

大野と同じく、細山田も、一番の課題はバッティングでしょう。
大野ほどのディフェンス力を感じない分、せめてバッティングがある程度の
レベルにないと、プロでの存在価値を見いだせないタイプです。
その打撃ですが、実戦的という点では、大野以上だと思います。
打席での雰囲気とか、スケールとかは全く感じませんが、
ミートするのが上手く、何となくヒットを打ってくれるタイプ。
プロでも、打率250くらいは期待できそうな感じがします。
長打力はありませんが、全く非力という感じでもなく、意外にツボもあります。
大野に比べると、対応力が優れているという感じで、打撃も柔らかいですね。

こうやって細山田の打撃や守備を改めて考えてみると、
何度も、「実戦的」という表現を使ってしまいます。
つまり、そういうタイプの捕手なんですよね。
見た感じ「良い捕手だな~」とか、「良い打撃してるな~」とかは全く感じない。
でも、試合に使うと、打撃も守備もバランス良く、それなりにやってくれる。
そんな感じの捕手です。
だからこその、微妙な4巡目という指名順位なんでしょうね。
プロで言うと、日ハムの鶴岡、オリックスの辻、FAで横浜入りの野口
そんな感じの捕手になりそうな気がします。