【寄席紙切り芸の第一人者、林家正楽師匠の御冥福をお祈り致します】
前回に書いたWOWOWドラマのDVD−BOX『邪神の天秤−公安分析班−』について追記させていただきます🙇
爆破事件の爆発物を調べると、以前に過激派団体が使用していたものと同じで、少し前に出所していた過激派の元メンバー【郡司】という男に公安部が目をつけます。
余談:郡司を演じる、松田洋治氏(仮面ライダーアマゾンの子役、家族ゲームらの俳優だけでなく、もののけ姫のアシタカヒコなど声優としても活躍)ですが、オールバックに眼鏡の風貌の犯罪者役で、最初は気が付きませんでした🙏
尾行など監視されていないか警戒心が強くなっている郡司に対して、二段構えの尾行で無事アジトを見つけ出します。
鷹野(青木崇高氏)らは外出中を見計らい、見張りを立て氷室(松雪泰子さん)がピッキングで開け、郡司のアジトに侵入。
素早く監視カメラを設置し、爆弾に関する証拠を捜索します。
しかし、予定より早く帰ってきた郡司に公安は退去を迫られ…
緊張感を煽る音楽など、音楽での演出も映画のような贅沢さ♪
鷹野と氷室は、殺された議員の秘書から改めて話を聞きに行きますが、話すことはないと断られます。
しかし、直後に秘書と関係者との会話で秘書に違和感を覚えた鷹野は、早速秘書のプロフィールを調べてもらいます。
監視していた郡司が爆弾の入ったカバンを持って外出。
居酒屋に入った郡司を見張っていると、待ち合わせていた相手は、あの議員秘書でした。
テーブル下での爆弾と金の受け渡しを確認し、店を出た二人に任意をかけて確保の命令が。
鷹野に秘書の資料が送られ確認すると【顔が違う❗】
秘書は実在の人物とは別人で、戸籍や身分証明書を乗っ取り、なりすましていた【背乗り】でした。
鷹野は駐車場で車に乗ろうとしている、なりすましの秘書に『あなたは誰ですか?』と声をかけると、秘書は車に乗り込み、ニヤリと笑いカバンの爆弾のスイッチを…
戸籍の乗っ取りや爆発物の取り扱いなど、なりすましていた背乗り男の背後に組織的な犯行を感じます。
背乗り男の身辺調査。
そして、乗っ取られた男性の実家を訪れて両親から聞き込みをするが違和感を覚えて家宅捜索へ。
背乗り男と乗っ取られた男性は面識こそありませんが、ある共通のカルト教団の信者だったことに辿り着きます。
乗っ取られた男性の両親が熱心な信者で、ある理由から教祖に息子の戸籍や身分証明書らを渡してしまっていました。
そのカルト教団は公安にマークされており、殺された議員は危険視し破防法を適用しようとしていました。
カルト教団は、議員の秘書として背乗りを送り込み、一年かけて邪魔な議員の暗殺の機会をうかがっていました。
そして、カルト教団に潜入させていた氷室のエス(SPY)から爆発物の情報を得た公安部は、カルト教団へガサ入れを決行しますが…
想像以上の展開と謎が待っていますよ🙋
気になった方は、レンタルかWOWOWオンデマンドをご利用してみてはいかがでしょうか🙇
今までのチームワークで解決に奔走し筋読みする捜査一課十一係の刑事的なやり方と、エリート集団で個の能力で解決しようとする公安部のやり方に戸惑う鷹野。
しかし、鷹野は真実はいずれ明らかにされ、それが早いか遅いかの違いと氷室に言い放つと変わり者扱いされます。
古巣の捜査一課十一係からは、隠蔽体質の公安のやり方に怒りを買いますが、それでも公安部のやり方に習います。
公安部のキャストについて
慎重派のリーダー(佐久間班・班長):佐久間を演じる筒井道隆氏は、若かりし頃はトレンディドラマでの好青年役が多かったですが、最近は敵役やクセのある役どころなど演技の幅も見せてくれます。
捜査一課十一係の情報は吸い上げて利用し、公安の情報は黒い塗りつぶしで渡す非情さもエゲつない(笑)
鷹野に強く当たるが、鋭い助言も閃く能見警部補に、徳重 聡氏。
佐久間班長も一目置く最年長の国枝巡査長に、小市慢太郎氏。
最年少で情報収集に携わる溝口巡査に、福山翔大氏。
公安のメンバー以外で、蝶の力学で衝撃的だった相羽町子を引き続き演じる、菊地凛子さん。
相羽町子の弟の隼人は、鷹野の元相棒で捜査中に殺されています。
隼人の死が公安絡みの事件らしく、鷹野が公安部への移動の動機でした。
羊たちの沈黙のハンニバル・レクターや、踊る大捜査線(ザ・ムービー)の小泉今日子さんの様に、鷹野が氷室を同伴して、猟奇殺人の手口や心理、臓器の扱いについて、相羽町子に見解を求めます。
天秤に心臓と羽根を乗せるという猟奇殺人は、サイコパスの仕業か、それとも蝶の力学の様にそうせざるを得なかった理由があったのか、謎解きが楽しみです🤘