『はね』とは空を飛ぶために昆虫(虫類)や鳥類が持つ身体の器官の1つです。
では、早速『はね』を漢字に直して下さい。
3つあります。
大抵は2つまで書けても、残る1つが問題になるのではありませんか?
各々の漢字の使い分けは最後にするとして、クイズの回答にはヒントが必要かもしれません。
一応全てに触れておきましょう。
1つ目は漢字一文字、2つ目は漢字二文字、3つ目は漢字一文字です。
『1つ目、2つ目』と申し上げたのには、理由があります。
2つ目の漢字は、1つ目の字に別の漢字を加えた言葉です。
二字熟語と言えます。
本来ここではヒント不要と思えますが、たまに出て来ない時もあるかもしれません。
○●ペンとは言っても、○ペンとは普通書かぬはず。
3つ目は思い出せるか否かに掛かっている?
昆虫採集の経験はありますか?
その際、標本の見映えを良くするために、△を広げる行為を指します。
『展△』と呼ぶそうです。
『〜そうです』と申し上げるのは、私にはそんな経験はないし、身近で観察する機会もなかったからです。
TV等の映像でさえ目にしていません。
しかし、意味はわかる。
ヘルマン・ヘッセの『少年の日の思い出』にも明確な描写があります。
ただ、昆虫が苦手な人や、逆に私のように大切に育てた者にはあまり想像したくない場面ではあります。
最後のヒント。
『展△』は『てんし』と読み、『し』がここでは問われている訳ですが、左側は『支』。
そして右側は何が来ますか?
本日問われているものですよ!
正解は以下に。
①羽
②羽根
③翅
①と②については説明は済んでいますね。
③は昆虫や虫類の羽に限定するための字です。
ただし、『翅』の代わりに『羽』を用いても間違いにはなりません。
キリギリスやコオロギが音を聞かせるのも『翅』と言えます。
だけど…①と②に関する蛇足。
本当は、総称としての『羽』で全て賄えますが、鳥の体の一部、器官としての漢字でも使われています。
②は鳥の体から離れた、抜けた状態のそれを指します。
『羽根ペン』、『羽根突き』等の装飾品に顕著。
逆に言えば、空中を飛ぶ機能が残っている限り、
『羽根』とはならず、『羽』が正しい。
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