本日は先週22日(日)に続き、今井美樹さんのコンサートに行きました。
会場はフェスティバルホールではなく、自宅からやや遠いフェニーチェ堺大ホール。
米原同様フェニーチェ堺も満員の大盛況でした。
こちらの方が収容数は多いものの、コンサートホールだけあって、音の密度は濃かった。
滋賀県立文化産業交流会館はあの規模としては珍しく多目的ホールだったので、入った瞬間驚きました。
具体時には、1階席は傾斜がなく、しかも椅子は簡易式でした。
まるでどこかのアリーナ会場みたいでしょ?
ただし、音響自体は悪くなかったです。
10月29日(日)フェニーチェ堺大ホール
1. 幸せになりたい
2. 彼女とTIP ON DUO
3. SATELLITE HOUR ★
4. あこがれのままで
5. Miss You
6. あなたがおしえてくれた
7. Goodbye Yesterday
8. 愛の詩
〜20分間の休憩〜
9. 年下の水夫 ☆
10. 海辺にて
11. re−born
12. 祈り
13. メドレー△:Anniversary〜DRIVEに連れてって〜微笑みのひと
14. 雨にキッスの花束を ★
15. 瞳がほほえむから
16. PRIDE △
〜ENCORE〜
17. 新しい街で
18. PIECE OF MY WISH
今井美樹さん…リード・ヴォーカル
真壁陽平さん…エレクトリック・ギター
なかむらしょーこさん…ベース・ギター、コントラバス☆
鶴谷智生さん…ドラムス
河野圭さん…キーボード(ピアノ、エレクトリック・ピアノ)、シンセサイザー(オルガンとして)★、フェンダー・ローズ△
目に付くのは、00年代後半の楽曲が積極的に選ばれている点。
正直、“愛の詩”がこんなに素晴らし楽曲だなんて思いもしたかった…とは嘘で、生で接したことによって再度聴き返したくなったのは事実です。
“年下の水夫”は今井美樹さんが歌うには、少々奇抜な歌詞故にファンから敬遠されたのかな?
『水夫』の言葉が日常使われないのも大きい。
この再演は『Classic Ivory』で取り上げられたことが関係していると思います。
「retour」収録の“新しい街で”もまさかアンコール1曲目で披露されるとは思っていませんでした。
いずれにせよ、私は美樹さんの演りたいように演れば良いと思います。
そこから改めて当時の歌に耳を傾けるファンも現れるでしょう。
“愛の詩”と“年下の水夫”が「Milestone」、“祈り”と“re-born”が「corridor」から。
滋賀県立文化産業交流会館の備忘録で、“re-born”を思い出せなかったのは、2009年の引っ越しの際、購入したての「corridor」を紛失したため。
それと翌年に開かれた同ツアーに家庭の事情で行けなかったのも多少は関係あるかな?
“雨にキッスの花束を”のモノローグが当時と寸分違わぬ表現で驚いた方も多いでしょう。
薬師丸ひろ子さんも“あなたを・もっと・知りたくて”でモノローグを発しますが、当時とは若干アクセントが異なります。
でも、薬師丸さんの例と比べるのは不適切。
そもそもテンポがまるで違う。
それこそ“雨にキッス…”の語りが少しでも変われば、全体の印象が変わってしまう…。
米原では死角になっていたキーボードの構成がわかりました。
ピアノはやはり持ち込んでいません。
これは会場で借りていないとの意味です。
客席から見て斜めを向いていたのが2段構成のキーボード。
そのうち下段のキーボードがメインとして使用され、鶴谷さんはピアノとエレピの両方の音を再現しました。
上段はオルガンに特化していたようです。
“SATELLITE HOUR”に於いてプレイ。
一方正面を向いていたのは、フェンダー・ローズです。
その上にキーボードを1台設置し、“PRIDE”とメドレーの両者で演奏しました。
ご存知のように“PRIDE”にはストリングスやシンセサイザーの演奏が多数盛り込まれ、それらと共に鶴谷さんは実際にシンセを演奏しました。
ローズ・ピアノは音量の問題で限定使用になったのでしょう。
よく聴いていても、“微笑みのひと”くらいでしか音が前面に出ませんでした。
蛇足ながら滋賀県のライヴ記事の訂正をさせて頂きます。
間違いはキーボードだけじゃなかった…。
1曲目の“幸せになりたい”です。
イントロに同曲の『Classic Ivory』versionが使われ、そのまま演奏に入ったのは間違いではありません。
が、途中でテープの音が鳴り止み、バンド演奏のみになったからと言って、テンポが上がった訳ではなかったです。
まさにそれは錯覚でした。
きっと10月22日(日)は少し疲れていたんだと思います。
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