CONCERT TOUR 2018 "Sky" その1 | 愛は限りなく ~DIO, COME TI AMO~

愛は限りなく ~DIO, COME TI AMO~

一粒の雨にさえ心揺れることもある。いつもどんな時も心閉ざさずに…。

昨晩今井美樹さんのコンサートへ行って来ました。

会場はフェスティバルホールで、例によって途中20分の休憩を挟んだ二部構成。

8月16日(木)から始まったツアー最終日でもあり、美樹さんの第一声も『今日が最終日です!』でした。

昨日や一昨日の流れと被る話になりますが、新作「Sky」から7曲も披露!

しかし、旧曲との組み合わせの妙や簡単な曲紹介を付け加えることにより、さほど重苦しい印象は受けなかったです。

 

今回も『ビクターロック祭り大阪』と同じく、チケットは手数料無料で入手できました。

ただし、無料だからなのかどうかはわかりませんが、今回は1階の後ろから2列目にあたった(苦笑)

しかも端の席です。

なので、あんまりよく見えなかった箇所もあります。

とりわけ、ギタリストが正面を向いて演奏する機会がなぜか少なく、使用機種がわかりにくかったです。

しかしながら、2階席が天井として思い切り被る位置だったにも拘らず、さほど音のコモりは感じず、非常に鮮明な音響で聴けました。

 

 

10月13日(土)フェスティバルホール

 

1. PRIDE 〇

2. Anniversary 〇

3. DRIVEに連れてって

4. 同じ空 ☆ ※

5. Misty 〇 ●

6. Blue Rain ☆

7. 瞳がほほえむから

8. あなたはあなたのままでいい ☆ ★

9. A PLACE IN THE SUN 〇

 

~20分間の休憩~

 

10. Martiniqueの海風 ☆ 

11. 青い空と赤い花 〇 

12. 滴 ☆ 〇

13. あなたがおしえてくれた ☆ ●

14. 私はあなたの空になりたい ☆ 

15. The Days I Spend With You

16. Free to Fly △

17. 幸せになりたい

18. 雨上がり光る花のように ☆

19. Beyond the World ☆ ●

 

~ENCORE~

 

20. Goodbye Yesterday

21. PIECE OF MY WISH ▲

 

数字のこの色は新作「Sky」からの楽曲

この色は昨年配信限定で発表された楽曲(ソフト化されていない)

 

 

今井美樹さん…リード・ヴォーカル

 

黒田晃年さん…エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター☆

大神田智彦さん…ベース・ギター、コントラバス★

鶴谷智生さん…ドラムス

河野圭さん…ピアノ、エレクトリック・ピアノ〇、オルガン●(エレピとオルガンはキーボードで出した音)

川江美奈子さん…バッキング・ヴォーカル、キーボード(エレクトリック・ピアノ、オルガン、ピアノ)、シェーカー※、ハーモニカ△、鉄琴▲

 

※6ではアコースティック・ギターとピアノのみの演奏

※14のギターは前半がアコースティック、後半からエレクトリックに替わる

 

 

とにかく音の良いライヴでした。

音響の優れたコンサートと言っても、定義は人によって様々でしょうが、全てのパートがきちんと聴こえることが前提です。

その意味で本公演では、ギターのカッティングからアルペジオ、ソロまで満遍なく客席に伝わったし、ドラムスのシンバル類が爽快と言ってよいほどの響きでした。

ただし、スネアのチューニングはさほど高くなかったから、キンキンとした印象はありません。

最初~“PRIDE”のサビ~聴いた時、少し締まりがないと感じましたが、直(じき)に慣れました。

 

17時11分に客電が落ち、場内に前奏曲が流れると途中からメンバーが登場し、その前奏曲に合わせて演奏するではありませんか!?

そして、知らぬ間に前奏曲は全て生演奏に取って代わられ、しばらくしたら“PRIDE”のスキャット(母音唱法)が聴こえてきて、今井美樹さんが舞台に登場。

イントロのスキャットは川江美奈子さんが歌っておられました。

『まさかこの曲が1曲目とは…』と思いませんでした(苦笑)

過去にも例があるし、次の曲はきっと速い楽曲になるだろうと予想していました。

 

2曲目は、前回2015年ツアーの1曲目を飾った“Anniversary”。

本来なら同曲を最初にしてもよかったでしょうが、歌いやすい曲を最初に持って来たのも理解できます。

特段速い曲とまでは行かずとも、幕開けに使うにはもってこいだったでしょう。

同曲では管楽器のパートはシーケンサーに任せ、河野圭さんはエレピを弾いていました。

フルートのパートは多分川江美奈子さんがシンセサイザーで出していたと考えられます。

 

川江美奈子さんの活躍は地味ながら大きく、コーラスやハーモニーはもとより、河野さんがオルガンを弾いている時、ピアノの音が聴こえると川江さんが熱心にキーボードを弾いている姿が見えます。

この場合は川江さんがキーボードでピアノの音を出しているという意味です。

例を上げると、“あなたがおしえてくれた”や“Beyond the World”で河野さんはオルガンを弾きましたが、同時にピアノの音も聴こえてきました。

キーボードの演奏位置を休憩時間に確認したところ、グランドピアノとキーボードを同時には弾けません。

椅子もピアノ用とキーボード用の2台置いてありました。

したがって、同時に複数の鍵盤楽器の音が聴こえてきたら、大抵もう1台は川江さんが演奏しています。

 

アンコールの2曲は珍しく予想通りでした。

“Goodbye Yesterday”と“PIECE OF MY WISH”を本編で歌っておらず、まさかこの2曲を外す訳にも行かず、それに“Goodbye Yesterday”を最後に回すのも考えられなかったため順番まで当てられました。

ただし、逆に言えば久し振りに歌うような珍しい楽曲が登場しないこともわかった…。

まあ、別にそれが不満でもないし、珍曲目当てにコンサートへ行くのでもないですから。

第一、ファンも上記2曲なしではライヴを鑑賞した気持ちになれないでしょ?

あとは、珍しく“微笑みのひと”を歌わなかったです。

これは他にリズミカルな曲があったからかもしれません。

 

“The Days I Spend With You”はヒット曲云々とは別にライヴでは必要な曲でしょう。

大抵はバンドのインター・プレイも含んでおり、それに向いた曲調です。

本公演でもドラム・ソロ、ベース・ソロ、ギター・ソロの見せ場がありました。

しかし、なぜかピアノ・ソロはなし。

他の曲でピアノ・ソロやオルガンのソロを存分に弾いているのもあるでしょうが、ギター・ソロだって負けず劣らず多かったです。

 

珍曲歌っていますよ!

第二部の幕開けに披露した“Martiniqueの海風”を聴いて喜んだ人は多いのでは?

「A PLACE IN THE SUN」(1994年)の表題曲は頻繁にライヴで歌われますが、他の曲は“Miss You”くらいしか例がなく、この選曲は正直嬉しかったです。

ボサ・ノヴァ風の速いリズムで舞台奥のスクリーンにも明らかにカリブ海を思わせる風景が映し出されていました。

ちょうど第一部の黒のジャケットから白いカーディガンに着替えたこともあり、一層涼し気な様子が伝わってきました。

本公演の名演のひとつ。

 

今たまたま“Miss You”の名前を出しましたが、これはローリング・ストーンズの有名曲とは無関係(笑)

同じく「Sky」から歌われた“Misty”もエロール・ガーナーの名作(1954年)とは同名異曲です。

私もCD購入当初は、エロール・ガーナーの曲に歌詞を付けたカヴァーかなと思いました。

実際はそうではなく、川口大輔さんの書いたメロディに土岐麻子さんが歌詞を付けました。

♪Like a misty blue いまは 曖昧な色が 私らしいから♪と『曖昧な色』として表現されています。

他に歌詞に♪ぼんやりとした♪の言葉もありますしね。

 

同曲では今井美樹さんの抑えた歌声を堪能できました。

少しリズミカルで悲しい曲ですが、はっきりとは表現せずに少し気持ちを内側に潜めた歌詞とメロディを美樹さんが落ち着いた歌唱で表現していたのが素晴らしかったです。

ただし、今本当に気分の滅入っている人にはお薦めできない…。

なお、演奏は河野さんがエレピとオルガンを巧みに使い分け、川江美奈子さんはピアノ(キーボード使用)を演奏していました。

ここで川江さんのヴォーカルはなく、美樹さんだけの歌だったのですが、それによって歌詞の説得力が増したと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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Ibaraqui, le 14 octobre 2018