昨年11月に行われたジリオラ・チンクェッティの日本公演を知らずにいました。
いやいや、そんな夢のような出来事があったんですね!?
友人の話で初めて知り、それは私にとって寝耳に水としか言いようがありませんでした。
今も放心状態に近いです。
『ジリオラ・チンクェッティのコンサートはどうでしたか?』
正直に多忙のせいで知らずに過ごしてしまった旨を告白し、それ以上その話題には触れませんでした。
もっとも、やり過ごしたのだから、私に何を申せましょうか。
友人との電話の後、即ネットで詳細を調べました。
公演が行われたのは、川崎市のCLUB CITTA'というライブハウスで、公演日は11/18(土)と19(日)の2日間。
チケットは9月半ばに売り出され、指定席は両日とも完売し、立見が追加で販売されたとの由。
11月18日と19日って一番忙しい時期でしたが、それでも休日だし、遠征するに何の問題がありましょうや。
そもそもなぜコンサートの開催そのものを知らずに来たんだろう?
CLUB CITTA'での公演だから『Strange Days』に広告が打たれていたのは容易に想像が付きます。
しかし、あの雑誌はここ数年立ち読みすらしていません。
『レコード・コレクターズ』はどうか?
実は同誌も昨年6月号の『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド特集』以来購入していませんでした。
ただ、同誌の場合は書店で最新号が発売された際、最低表紙や目次には目を通していたつもりです。
書店には別の課題があり、必要に迫られて何度か足を運んではいました。
けれども、他の目的で書物を探しているのと、“のほほん”とした時とはやはり違ってしまうのでしょう。
TOWER RECORDSにも気晴らしに見に行ってはいましたが、ワールド・ミュージックのところまで目が行ったか否かは憶えていません。
なぜタワーの話をしたかと言えば、実はオーラは久々の新譜も来日に合わせて出していたのです。
題名は「愛の旅路」で11月15日(水)に発売されました。
新作の発売は嬉しいですが、コンサートの直前とは…。
もし、タワーでワールド・ミュージックの棚まで見に行っていれば、絶対目に入ったでしょう。
そして、帯かどこかに必ず来日の予定が記されているはず。
さすがにお店が独自に広告や手書きの告知文を当該CD近くに置くのは、開催地が川崎だけに、少し考えにくいと思います。
とにかく悪いことが重なったので、知らずに昨日まで来てしまった訳です。
いっそ知らずにいればよかった…嘘です!
仮に11月15日(水)にCDをお店で見付け、帯かセロファンの外に貼られているステッカーでコンサートが開かれることを知れば、それが2日後であろうと3日後であろうと立見券を求めて現地に行きます。
それだけは間違いありません。
第一、このブログを始めたのもオーラがきっかけだし、数ある音楽家の中で最も取り上げる頻度が高かったのも間違いなくオーラですよ。
もし24年ぶりの日本公演を見に行っていれば、1週間はその話題を続けたのは確実(笑)
しかし、おかしいですね。
これだけ頻繁にオーラの作品を記事でご紹介しているにもかかわらず、バナー広告にライヴの告知が出ないなんて。
入手不可能なアルバムは別として、CDで出ている(出ていた)ものは殆ど取り上げたはずですよ。
オークションで冷やかし程度に検索しただけでも、類似の商品広告が嫌というほど出るのに、いざという時にまるで役に立たないなら話になりません。
でも、ここは前向きに考えましょう。
何も昨年の来日が最後だなんて決まった訳ではありません。
逆にオーラ側にも、これだけ多くの日本のファンが来日を望んでいたと伝わったはず。
しかも、昔は主要都市を回ってその歌声を聴かせていたオーラにすれば、ファンは首都圏以外に居ることも、もしかしたら思い出してくれるかな?
Blue Noteやbillboard Liveでの公演は、あまり歓迎できるものではありませんが、地方都市での公演を現実的な視点で考えればそれが理想的な形かもしれません。
さすがに、大阪でライヴがあるなら昨日まで知らずにはいなかったでしょう(苦笑)
とにかく、音楽への熱意と歌唱力さえ失っていなければ、また日本へ来てもらいたいです。
繰り返しになりますが、首都圏から離れた地域のファンが涙を呑んだ点も考えて頂きたい。
個人的には、再来日が実現すると信じています。
これから「愛の旅路」を入手してこちらでその感想を綴って行きたいと思います。
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Ibaraqui, le 8 janvier 2018