ぼくの子供時代は、男女に対するイメージが何とも堅物過ぎて、息が詰まりそうな境遇に幽閉されていた状況。
然し現在は、男はどうあれ、女はこうじゃなきゃいかん、と言った固定概念が、ドンドン取っ払われ続けている。
何故、偏見が悲劇を惨状として具現化するのだろう。アレルギー体質はしょうがないのに、それだけでも悲惨。
ぼくも20歳迄そうだった。痒がっている人が目に映る度、テレパシーの如く伝わり、当時の苦痛が瞬時に蘇る。
本当は、自分も障害者だし、行動障害を幾度となく起こしてきたから、同じ立場の当事者を解るべきなのに…。
障害に対する配慮が為されてきたのはごく最近、何なら、今世紀に入る本の1・2年前、今から20年程前に遡る。
人類の破滅へぼく達は一歩目を踏み入れてしまったのかもしれない。優生思想に憑りつかれた高慢ちき共め。
そんなに弱虫がウザいのか? おれ様第1は、世界の方々に蔓延り、踏ん反り返った奴等が、破滅に手を穢す。
助け合いの概念より、蹴落とし合う。酷い人間社会。膿も癌も取り除けぬ侭、ぼく達は滅んで行く運命だろうか?
ぼくが、一昨年の身代わりになれば、今後も人を傷つけず、未来の安泰へ貢献していた…、思い上がりでしょうか?