おれが初めて拝む人物は、主演のジャニーズだけではなかった。今や中堅声優の朴璐美さん(代表作: 鋼錬のエド、デジモン02の一条寺賢、トリコの小松等)、元宝塚の湖月わたるさん、2人はナレーション出演。
他にも男性キャスト2名と豪華なメンバーで、この演目は繰り広げられる。前半の部は、1次予選の様子や登場人物の心情が描かれる。
且つ、名高きクラシックナンバーに歌詞をつけてキャストが歌う…。
流石はジャニーズ。歌声は確かなスキル。曲の後半でマイクをスタンドから外したり、決める所で必ず見事に決まる。ファンもメロメロは必至。
アヴェ・マリアのソロも力強きファルセットで、ぼく達観衆を魅了した。
そして、ぼくの大好きなレオちゃん。歌声は勿論、朗読でもジャニーズ達との絡み…、演技に感情が篭り、犇々と我等観衆に伝わって来た。
前半の部が終わり、直ぐ様トイレ休憩。開演前の騒動も手伝い、後半開始ギリギリ迄、2度も済ませた。始まったら閉鎖状態になってしまう。
後半は、オーケストラがメイン。キャストは思いを読み上げるだけ。
コンクール本選まで物語は省略され、詳しく知りたきゃ本を読めとか。
そしてフィナーレ。ナレーターとキャストが歌声合わせ、今回の演目を華々しく締め括る。カーテンコールに主演ジャニーズのコメントも。
客席を後に、オーチャードホール内ロビーで、キャスト一同のお見送りが…、流石になかった。ガードは、一流にとって堅固たるべきだろう。
余韻と共に、ぼくは文化村に別れを告げ、渋谷駅へと足を進めた。