一昨日の感動は、ついさっきの如し。本来は当日内が相応しくも…。
ぼくは去る6日、朗読劇オーケストラ「蜜蜂と遠雷」を楽しむべく、人生初の文化村オーチャードホールへ参戦。大好きな家入レオの初舞台。
午前9時過ぎに自宅を発ち、小田急線で下北迄。途中の海老名で快速急行に乗り換える間際、居眠りから飛び起きた。思いがけぬ偶然。
下北から井の頭線乗り換えで渋谷へ。メトロよりも、他の用事がない限り運賃も安く時間も手っ取り早い。前以て刷った地図を頼りに会場へ。
オーチャードホール玄関前、おれより先についたジャニーズファンを発見。打ってる今考えてみれば、おれも人生初のダイレクトジャニーズ。
開場迄時間を潰すべく、隣接館の東急百貨店7階、これまた大好きな書店を訪ねるぼく。然しその間、ヘマこいて幾度も御手洗の世話に…。
それだけでも精神的エナジーを消耗、メールを打つより通話が手っ取り早かった。無論、正露丸も服用。ロビーでお袋と話し一先ず安心。
玄関付近のプレゼントBOXに相変わらずのイラストを投函。現在のぼくに出来るのは絵を描く事のみ。然しジャニーズへは厳格な制限付き。
正露丸に助けられ、具合も落ち着き、漸く飲食スペースにて昼飯を口にする。売ってたサンドイッチが旨そうだった。流石に値段はお高め。
開演5分前に迫るとチャイムと館内放送。平成もラストスパートのご時世にブザー等、古臭い代物か。幼少から苦手なおれには助かった。
そして開演。雷の合図でオーケストラの団員が次々と位置に着いた。
その美しき音色に浸るのは何年振りか。序曲だけでも優雅な気分にさせてくれる。その魔法は幕を開けたに過ぎなかった。