夏の暑気に負けた訳ではない…、そんな言い訳したくない。ぼくは今、精も根も尽き果てている。
やる気の侭に突っ走って来た。その反動もぼくの中では只の口実。バイタルの波とでも言おうか?
そんな時は御袋が優しく気遣う。無休でフル稼働がモットー、怠惰御法度の世界は光陰矢の如し。
結果論の国で生きる我等。見えざる場で努力するも、本番に弱い奴等は表面のみで裁かれる始末。
それでも、内面の理解者は確かに存在。ぼく達は一時的に救われる。でも、高みを目指したいぼく。
狭い世界に揉まれ、傷つき、自信の目を摘み取られ、ぼくは夢を棄て、奈落の底へ墜ちるのみ…。
親の言い成りや指示待ちのYESマンは、独り放られると何をしていいのか途方に暮れ、縮こまる。
其の侭、繋がりや居場所等作れず、孤独に野垂れ死ぬ。独りで何も出来ずに、頼る勇気すらなく…。
絶対の自信は四六時中ある訳でも無く、だからと迷惑を控え過ぎ、臆病…。弱みを打ち明け損ねて…。
墓穴を掘っていた、知らぬ間に…。強くなるには、心から信頼出来る方への告白。最高の助けに…。
あれだけ追い詰めてたのが、少なからずや重荷を軽減してくれる。本当の意味で心底救われる。
口先だけの姑息なプレイは、信用が薄らぐ。ヘラヘラした発言、大事な時期に擦れ違う人間関係。
大人が誰も信用できる訳でも無いけど、1人でもいれば心強い。人間関係のピースも完全合致。
気楽に構えられない人への後ろ盾。それが居場所となれば、甦った命は希望の旅路を歩み続ける。