発達障害に気付かされたぼくは、何もかもがドン底だった。そんな心情で決める所圏外の覚悟。
親父の怒号や仕打に、おれは何も言い返せない。おれより先に障害者となった身分(体の方ですが)。
我が子の気持ちに寄り添わずして、親が務まる筈など…。働いているからと良い気になれる物か?!
障害者2年目で、おれは所構わず吼え抜いた。限界を越えよう物なら何時だろうと関係無かった。
纏わり憑く古傷を振り払う苦しさ。藻掻きの1つ。おれは闘っている、正体不明の敵やぼく自身と。
そしてヤバい悪にも呑まれた。発達障害と知って間も無き当時、裁判停止のニュースを知ったぼく。
彼も又自閉症で、コミュニケーションが出来なかった。事件を起こしたも其の所為で成立など状態。
おれは障害者… どんな罪も許される… 間違った思想がぼくに憑りつく。何かしらのショート。
障害者3年目で、作業所なる施設へ通い始めた。紆余曲折を経て、元のぼくを取り戻しつつ…。
其れでも生き辛さは付き纏う。無理解者、世の中に散らばる天敵の数々。日々の生活に修羅場在り。
此れ迄噛み付いた奴等は数知れず。暴言に何故至ったか? 悔やんでも悔やみきれぬ荒れた牙。
ぼくは十字架を更に背負うのか? 同行通院の母や、旅で世話になる大阪暮らしの妹にも迷惑が及ぶ。
特に旅となれば、子供なんて切っても切れないストラクチャー。自己回避策は、当然の課題也。
此の侭ぼくを解らずに現在を過ごしてたら…、今のぼくは生きて無かった。どうなってたのか?