死ねの一語で人が死んだら、要は死ねと一度言っただけで人を殺せたら…。
其れ以上に恐ろしい事は無いとしか思えない。言葉だけで殺せるんだよ…。
言葉の凶器は、此の上なくおっかない。心に傷を一瞬で負わせられるから。
生きたスパンに関わらず、其の傷は天秤にかけるなんて、全くの言語道断。
死ぬ迄癒えぬ傷と共に生きる。意識していなければ、笑って暮らせるのに…。
ふとした何気ない件でフラッシュバック。誰にでもある事を軽んじ無いでくれ。
同じ暴言に麻痺して、今日も又其の繰り返しと狼少年の如くスルーしてしまう。
人の言葉。たった一言で、自分も人も周りも世の中も全体が重篤な傷を負う。
逆に効果なく感じるのは、落ち込んでいる人間を元気にしようとしても、跳ね返されたり、真面目に叫んでも、全く取り合ってくれなかったり。解ってくれよ…。
何も解っていない人間に、言葉を投げられたくない。軽率にしか思えないから。
重篤なトラウマを負う人に忘れろなんて、只々自分がウザいから軽率な発言。
勉強が出来ても成績が良くても、人間1人思い遣る事が出来ない奴も沢山。
だから、人間関係に悩む若者さえ後を絶たず、寧ろ増えるばかりの今現在。
過去をたった一言で、清算できれば…。救いの一言に偶然出会えたら…。
言葉 救世主にも、虐殺魔にもなり得る諸刃の剣。絶えず責任と共にある。
仕草、何気ない言動、其れだけで世界が大きく変わる。1つの世界に響く…。
忙殺の余り、暇だなで傷つけかねない。傷を抱えて生きる人は山程いる。
ぼくだって其の1人。沢山の人を傷付け、逆に数知れぬ奴等から傷をうけた。
同情を求めようが、虐めの餌になるだけで…、実に苦しかった多感な思春期。
集団生活の場というのは、只々競争で追い遣る修羅場と言わせたくない。
何気ないキャッチボールを学ぶ場。人間を学ぶ場。気持ちを解る練習の場。
余計な事にまでランクさえつける残虐な感性が、後に虐殺へ追い遣りもする。
悲劇は一生続いたら、何処で其の連鎖を断ち切ればいい? 永遠に続く悪循環?
嫌だ…。死にたくなる人の気持ちが否応無く伝わる。ぼくを蝕むなんて止めろ!!!
人が人で無くなる原因も、逆に奈落から救出される切っ掛けも、何気ない事。
実体の無い化け物は、咄嗟に出て来ても全然可笑しくない現世に生きている。