the 有頂天ホテル | ほんのにちようび

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心に残った本のあらすじと感想をつづります。

(時に映画、マンガ、音楽などについても)

有頂天ホテル


インフルエンザで死んでいた間にたまっていたものを、まとめ書き。


[あらすじ]

新年のカウントダウンパーティまで残すところ2時間となった、都内の有名ホテル”アバンティ”。さまざまなイベントが重なるこの年の瀬を乗り切るのが、副支配人・新堂(役所広司)の役目なのだが、そんな新堂をあざわらうかのように、さまざまなトラブルが降りかかり・・・


映画館では、最初から最後まで何度となく笑いが沸き起こっていた。

好奇心旺盛な登場人物たちのちょっとした出来心。それが引き金になって次々とトラブルが起こるさまが、ツボにはまりだしたらもう監督の術中だ。


個人的には役所広司(←私の小学生時代のヒーロー)の演じる役どころが好き。副支配人のときの役所広司は、彼がよく演じるような落ち着いたキャラクターなのだけど、別れた妻と偶然再会して素に戻り、「自分をえらくみせようとする」という彼の役どころはとても新鮮だった。


豪華ゲストの人数にも、とっちらかった話を最後まで惹きつける脚本の構成力にも驚いたけど、もっとも良かったのはあるセリフ。「いらっしゃいませ」という副支配人・新堂(役所)のあいさつで始まり、また同じ「いらっしゃいませ」で終わる構成のこの映画で、とある人物がそれに対して「帰りは遅くなる」と答えるシーンは、笑いの絶えないこの映画のなかできゅっと締まるすごく素敵な場面だった。それがどうして素敵なのかは、映画を見ればきっとわかるはず。


BGM:天国うまれ/甲本ヒロト(the 有頂天ホテル用書き下ろし)

    YOUの歌声もすてきだった。