- 穂村 弘
- 本当はちがうんだ日記
- 集英社 ★★☆
ほむほむの新しいエッセイ。いつもながら目のつけどころが絶妙。「世界音痴」のころと基本的な内容(ニュアンス)は変わってないのだけれど、閉じた感じがやや薄まって(客観性が強くなって)面白くなったと思う。帯裏にも紹介されているけれど、たとえば
私は十年間通ったスポーツジムでとうとうひとりも友達を作れなかった。ダンベルを上げたり下げたりするだけで、誰ともひと言も口を利かない私は「修行僧」と呼ばれていた。
ちがうんだ。修行じゃないんだ。
のあたりなんか面白かった。
それから、あとがきは秀逸。「現実入門」の時も思ったけれど、この人のあとがきはすごく鮮やかだ。
BGM:月の爆撃機/THE BLUE HEARTS