プロ論 | ほんのにちようび

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心に残った本のあらすじと感想をつづります。

(時に映画、マンガ、音楽などについても)

著者: B-ing編集部
タイトル: プロ論。
★★★

最近、書店に行くと「これでもか、これでもか」と並んでいるので、つい買ってしまった。

カルロス・ゴーン、楽天社長・三木谷浩史、糸井重里、藤子不二雄Aなどなど、各界の著名人50人が自らの体験と仕事観を語る、という内容。なんせ、帯からして、
『仕事、好きですか? 毎日がつまらないのは、あなたが「真のプロ」じゃないからです』
ときている。ここまで挑戦的な文句をつきつけられたら、もう読むしかないでしょう。

読み終わって、さすがに真のプロたちは良いことを言っているなあ、としみじみ実感した。以下、いくつか特に心に残ったもの、はっとしたものを要約して抜粋。


佐々敦行(元内閣安全保障室長)
・自分のことばかり考えている人はいい仕事ができない。最大多数の最大幸福 を念頭に。
・危機管理の基本は、悲観的に準備し、楽観的に対処すること。楽観的に準備し、いざとなると悲観的になる人のなんと多いことか。



糸井重里(コピーライター)
・迷ったときは、何が欲しいのかではなく、何が捨てられるかを考えてみる。
・自分が欲しいものは宣言しておく。そうすれば誰かが助けてくれるかもしれない。



中島義道(電気通信大学教授)
・挑み続ければ、負け続ける。でも、一流を目指そうとするその気概と苦しみ は、必ずいい仕事を残してくれる。一流を目指すことと、二流でいること。いずれにしても苦しいのだから、一流を目指す苦しみのほうが、自己欺瞞で苦しんだり、プライドを捨てたりするよりよっぽど楽。


平尾誠二(神戸製鋼所 ラグビー部ゼネラルマネージャー)
・時間は命の一部である。今の時間を大事にできない人には、未来への道は開けない。


秋元康(作詞家)
・自分にとって何が幸せなのか、どうすればドキドキできるのかをしっかり考えておく。
・正直に生き、嫌われる勇気を持つ。
・行動を起こした人が成功する。



白石孝次郎(海洋冒険家)
・大切なことは大志を抱き、それを成し遂げる技能と忍耐と仲間を持つことである。その他はいずれも重要ではない。


笑福亭鶴瓶(落語家)
・人に認められるには、まず自分の型を持つ。生きていくうえでの基本的なこと、約束を守る、家をきれいにする、お礼の手紙を書く、などの行為を大切に。


きっと、読む人によって心に響く部分は違うのだろう。だが、成功した人が共通して持っているのは、ゆるぎなき信念と行動だった。そして、私の心に一番突き刺さったのは、実は上のどの言葉でもなく、北村龍平監督のこの一言だった。  

  「死んだ顔して生きてるんなら、死ね」  


BGM:アパート/スピッツ