馬山城は国道254号沿いの「道の駅しもにた」の裏山がそのまま城になっていた。いまは米山寺のあるあたりから東側の平坦な丘の上を「馬山東城」、西の端に伸びる低い山稜上を「馬山西城」と呼び、居館と詰城だったと考えられている。
甘楽町の国峰城主であった小幡氏の城と考えられている。
この週末は西隣の吉崎城をターゲットにして、その前の足慣らしと思って道の駅チカのこの城に入ったが、広さも見どころも思いのほかのボリュームで、下山したときには夕方近くなっていた😅
→現在位置(Googleマップで)
ここを登ってゆく途中で振り返ると、城のある斜面が下の鏑川沿いから一気に立ち上がっているようすが見える。

そして、てっぺんまで30メートルを切るあたりに…
曲輪だ〜🙌
少し外傾しているが、アパート一室ぐらいの広さの平場があった。
そして、縁がちゃんと切岸加工されていたようす。
土塁あった?
ここから正面の急斜面を登ると、上には三日月形をした曲輪。標高でいうと310メートル。
長年の風霜を受けてか、だいぶ外傾している。
この曲輪からは真北にも尾根が下っていて、そちら側の斜面は少し緩くなっている。
が、それ以外の方向はきちんと切岸加工されていたようす。
最初の曲輪を俯瞰しても、ちゃんと段郭してる✨
さて、ここからさらに上へ登ってゆくのだが、落ち葉の積もった急斜面で登るのがタイヘン💦
動線のようなものが刻まれているように見えなくもないが、実際には踏むとズルズル滑り落ちる急斜面…
そして、いよいよてっぺん目の前。
すごい光景😨
主郭がボコッと盛り上がり、その裾にそれなりの広さの曲輪が広がっていた。
で、ここを登るんだが…
なんか、土橋みたいなのがエライ角度で登ってるんですけど😨
てっぺんまでの急斜面に張り付くように、竪堀みたいなのが登ってるし…
で、掴まる木は少ないし、落ち葉が積もってズルズル滑るし…💦
とにかく慎重に登ってゆく。
そして、登りきったところには礎石みたいなのが二つ、1メートル強の間隔で並んでいる。
真ん中に丸い穴が空いているので、鳥居の礎石か?
鳥居の前は、中より一段下がっていて、虎口のようになっている。
それにしても、ここが山城にしろ神社にしろ、えらいスパルタなところに構えているな😨
ここを入れば、ようやっと主郭。
広さはバドミントンコートより狭いぐらい。
物見台+αといったところか。
祠と、城址碑が立っている。
祠はひとつ倒れているな…😢
周囲がしっかり切岸加工されている有様は、もはや言うまでもない感じ。
西に尾根が急傾斜で下りていて、曲輪がいくつか見える…
だけでなく、降りてゆく動線もあるな…
事前の情報では、この尾根には何も無さそうな感じだったが、これは土木の跡が残っているかも知れない…
一丁、降りて見に行くか💨
って左側、高度感ありすぎだろ🥶
(下仁田 馬山東城・西城 その2に続く)
★馬山東城
群馬県甘楽郡下仁田町馬山
城内にある米山寺の駐車場が利用できるとのことだが未確認。道の駅から徒歩10分程度。土木遺構は無い。
丘城
(2024年12月24日 記)