最初に躑躅ヶ崎館を訪問したときは団体旅行中で、武田神社の見学時間約40分で出来るだけ広い範囲を見て回らなければならなかったので、所在を知っていた大手、北側の曲輪群、そして西曲輪をサ〜ッと見て回っただけだった。
翌週の追試ではゆっくり時間を取ることにしたので、この機会に北東にあるという躑躅ヶ崎遊亭を見に行った。
惣堀北虎口から見える竜華池の築堤が、既にハンパない存在感を放っている😂
遊亭に行くにはこの築堤を途中まで登るが、ついでに池を見に行ってみる。
もともと躑躅ヶ崎館や甲府城などの堀にも水が引かれていたという相川を堰き止めて大正年間に出来た農業用ため池で、管理釣り場にもなっているようだ。
築堤の一段下まで戻って、東側に見える真新しい橋へ入ってゆく。
手摺などが整備されたわりにワイルドな雰囲気だが、道はしっかりしているので迷うことはない。
そして橋。
竜華池の洪水吐の上を横断するもので、ここだけ立派な舗装😂
そして、ここから見おろす躑躅ヶ崎館も、なかなかのパノラマ🙌
何しろ、復元整備された大手の向こう側に見える森が、主郭のあった武田神社…
橋を渡ると、ほどなく「躑躅が崎遊亭跡」という案内が現れるので、それに従って左に入る。
緩く右カーブすると、浅い竪堀のような中へ登ってゆくようになる。
虎口には石積みがあるな😮
信玄時代のものかな?
遊亭はテニスコートぐらいの広さの曲輪で、竜華池に面した北側に盛り上がりがある。
盛り上がりの上には祠が立っている。
いつの頃からか金比羅神社が祀られたとのことで、今も大切にされているようす。
東の方は、土橋状などにされたような跡はなく、そのまま尾根になって登っている。
北の池の方に向かって竪堀のようなものが降りているが、尾根へ深く切れ込んで動線を狭めたりしているような感じではなかった。
ここから遊亭を振り返る。
風雅をたのしむ場所の雰囲気ではあるが、何しろ城館を一望できる立地…🤔
遊亭には説明板が2枚立っているが、新しい方。
やっぱり、有事の監視所という見方もあるらしい。
あずまやが建てられ信玄が心を休めた場所といえども、戦乱の時代の中にあって軍事と無縁ではいられなかった、ということか…🥺
次はふたたび団体旅行中のシーンに戻って、武田神社の北の方に広がる遺構たちを見に行った時のようすを。
残り時間はあと20分💦
どこまで見られるか…
(甲府 躑躅ヶ崎館 その3に続く)
★躑躅ヶ崎遊亭
山梨県甲府市古府中町
武田神社の駐車場利用で訪問できる。
山城?
(2024年6月19日 記)