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古城山砦は市川三郷町の中心地から南南東方向、大門碑林公園の裏山のかなり奥にある。そしてさらに奥の四尾連湖寄りには烽火台を従えている。

戦国時代に使われた砦らしい。そして後に主郭に浅間社が勧請されて信仰の山ともなっていたが、現在は主郭に多数残る石碑が面影をとどめるだけとなっている。

(電子国土webの地図上に筆者作図)

 

例によって訪問当日の朝にGoogleマップで見つけ、そのまま登ることに決めたのだった😅

 

古城山へは、北の大門碑林公園と金毘羅神社、南の四尾連湖からハイキングコースが通じている。この中では碑林公園から登るのがもっとも確実だろうが、こんないい加減な下調べではそんなことが分かろうはずもなく、1:25000地形図に山道が示されている金毘羅神社から登ることにした。

 

砦への玄関口となる金毘羅神社までは、地形図にはいくつかのルートが描かれているが、一番西の市川公園北交差点の南からつづら折れに登る道(下図中に赤線を引いたルート)以外は全て荒廃して使えない。

金毘羅神社より下のルートは今回確認していない

(電子国土webの図上に筆者作図)

 

今回は北西からいったん南に進んだのちに東に登る道を登ってみたが、50メートルも進まないうちに道は消え、あとは斜面の直登となった😂

 

金毘羅神社は、いろんな山城でも見るような素朴なものだった。

 
こんな場所で息を切らしてる場合でない😑

ここはまだトバ口💦

先は長い…

 

神社からの登路が、これまたハッキリ見えない💦

尾根線を拾いながらテキトウに登っていると、右下からトラクター道っぽい跡が入ってくる。

 

入ってみると、傾斜は緩いが落ち葉が溜まって、かなり歩きづらい💦

この道型も、数百メートルで消えてしまう。

 

さらに100メートルも進むと、こんどは左下から竪堀のような道跡が登ってきて、尾根線上をうねりながら登ってゆくようになる。

二又になったりしているが、これも砦のものではないだろう。

 

それにしても、キャタピラの付いた車両でもなければ登れなそうな道…

砦の跡地にできた浅間社への参道だろうか…?🤔

 

この堀底状も100メートル足らずで尾根に詰めあげ、少しの間土橋状の細尾根を登ってゆく。

ここで標高約440メートル。

 

この尾根を抜けると急登になるが、右の方へ斜めに登ってゆく道が続いている。

 

この急登を抜けると、またまた左下から道跡。

登ってきた道は右から枝線のように合流するようになっている。

標高でいうと470メートルぐらいのところ。

この道が碑林公園から登ってきた道だった😂帰りに降りてみた。

 
ここからしばらくの間、城と関係あるのかないのか、おもしろいものをたくさん見ることが出来る。

(電子国土webの図上に筆者作図)

 

少し先では、こんどは右下から竪堀状…🤯

何だこの山?

 

このあたりで、まだ砦までの中間地点😂💦

 

少し行くと、ヘアピンカーブの正面に石を積んだ祠らしいのが…

これ「愛教山の石龕」といって、町指定の文化財である由。浅間社の信仰と関係があるらしい…

 

このヘアピンの向こう側が、またまた竪堀状に穿たれている😮

 

ここからつづら折れの掘割道を登ってゆくと、標高510メートルあたりで左上に堀切らしいのが…

 

しかし、この先にも道のようなものが続いている。

右側の急斜面を登っても曲輪のような平坦地は無く、掘割道に穿たれた斜面が続いているだけだった…

この道の枝線かな?

 

ここから道は尾根を大きく離れ、西側の裾をトラバースして569メートルのピークを迂回してゆく。

尾根から降ろされそうで心配にるが、すぐにピーク先の鞍部を左手に見る。

堀切でもありゃしないかと思って覗き込んだが、それっぽい凹はあるけど…

これがまた沢の源頭を利用した堀切で、手前側に見える小さな土橋で渡っているらしい😮

 

ここからつづら折れになりつつ、切通しのまま登ってゆく。

標高620メートルを少し越えたあたりでは、倒木に塞がれてトレイルが外側へ迂回している。

手を入れて維持している道では無さげな…

思えば、これが旧道だった…

 

それにしても、このコースでトレイルランをしているらしい人を見かけた。

四尾連湖から続くコースらしいが、今登ってきた側がちゃんと降りられれば良いコースなんだろう…

 

そんなことを思っていたら、こんな案内が…

登りは金毘羅神社からだったが、途中から分岐して碑林公園へ降りられるようだ😮

 

ここから登ること、比高にして20メートルぐらいで…

尾根に詰め上げたところに、古城山・浅間社の案内が…

 

て、道のすぐ脇に…

 

コレって、堀切だよね…?

 

市川大門 古城山砦 本編に続く)

 

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(2024年3月6日 記)