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岩山城は成田空港のすぐ南、空港南部工業団地のすぐ東の丘陵に眠っている。

よくこんな場所に残ったな、という立地😮

来歴なども分からないらしく、現地に道標や説明板なども全く無い。いや忘れられたように荒れている…

 

前日は好天だったが車を停める場所を見つけられずに断念、この日は朝から冷たい雨が本降りだったが、風和里しばやまで止むまで待機、昼になって止んだところで徒歩で訪問した。

 

現在位置(Googleマップで) 

城への入口は、南側ではなく少し離れた東側、空港南部工業団地の東側にある西濃運輸の物流センターの前の、小さな交差点から東へ入ってゆく。
この小道は公開日現在Googleマップでは描かれていなかった

 

道は工場を南から回り込んで、一旦北に進んでから東に折れる。

コーナーの内側に神社があるが、ここは城ではない。

 

現在位置(Googleマップで) 

少し進むと、立入禁止の看板が立つ、柵された広場が現れる。

ここは少し広くなっていて、普通乗用車2台ぐらいなら、ここに停められるかも…

 

城へは、右の方から奥に入ってゆく道を進んで、左に曲がるコーナーのところで正面の森の中へ突っ込んでゆく💨

見るからに🌿🌿だが、雨上がりでも怯んでいられない🥶

 

なお、コーナーを左に曲がると数十メートルでドンづまりになるが、ここから右の森に入っても良い。

但し、草の少ないところを気分良く進んでいると1本北の尾根に引き込まれてしまうので、すぐに右側のヤブに入って南に斜め横断するように進むこと。

 

入山したときはオレンジのリボンが何ヶ所かに掛かっていて、それが目印になった。

だが、いつまでも掛かってはいないだろう…

踏跡はあるが🌿🌿で見づらく、城まで到達するには熟練が必要だろう…

実際、入口を探すのもこの山中でも迷いまくったのだ…

 

しばらく行った先にある、この倒木帯を越えてゆくのが正解ルート。

しかし、一見して道があるように見えない…🥶

 

倒木の下などに踏跡があるので、見逃さないように、東に伸びる尾根から外れないように、ジリジリと進んでゆく。

雨上がりでびしょ濡れになった😅

 

荒れたヤブの中に細々と付けられた踏跡を突進すること10分ぐらい…

正面がヤブに囲まれた低い丘のようになったところを左に避けて行くと…

 

見つけたど〜🙌

この写真ではサッパリ分からないが、正面左の平場から右側の主郭の立ち上がりが、明らかに人工的な曲線を描いているノダ✨

 

ヤブの中に埋もれて見分けはつきにくいが、北側の帯曲輪らしい平場から立ち上がる切岸ゲッツ😁

 
立っているすぐ右側の盛り上がりが最西端の曲輪らしいので、登ってみる。
途中で、左側に見事なカーブを描く堀切りが横たわっているのを俯瞰するが、覆いかぶさる灌木がジャマったら…💦
 

そして登った先の曲輪は、この有様…🥶

 

もう、ええわっ💨

 

遺構も無さそうなので、すぐさま帯曲輪に降りた。

すぐ先の右手が堀切なので、そっちを見に行くことにした。

ちょうど成田空港の到着便ラッシュのようで、九十九里方面から入ってくるたくさんの飛行機をAB両方の滑走路で捌いているらしく、轟音が前後からひっきりなしに鳴り響く。

 

で、右に曲がって堀切の入口…

 

ヤブですな💦

 

入口に早速倒木がもたれかかり、奥もササが生えている。

少し入ると、左にカーブというより折れている。

が、ここも倒木だらけ…

 

折れから先に行くと、🌿🌿がまばらになっていて断面がよく見える…

 

スゴイ堀切や〜🤯

 

ヤブが薄くなってハッキリと見える断面は、想像以上にデカかった。

南の方に向かって竪堀っぽくなってるな…

 

南端はヤブっぽい急斜面に突き出て終わっていた。

ヤブの向こうに人の家の屋根が見える…

 

少し戻った、ボサがきれいに無くなっているこのあたりから、折れのある北の方を向くのが、絶景かな…?

折れは🌿🌿の中で、残念…😢

 

主郭はヤブが濃そうだし登る場所も無さそうなので、城の北側を貫く帯曲輪から東の方へ進むことにした。

コレが、ヤブに倒木でなかなかシンドイ💦

 

何とか突破すると、主郭がちょうど終わるあたりに出た。

帯曲輪は、このあたりで大きく広がっている。

 

主郭と東隣の曲輪の間には、堀切があるらしい…

 

入ってみると、堀切はごく浅かった。

右の主郭側が高く、左の反対側は人の背丈ぐらいの掘り込み、それも歩いて登れそうな緩斜面。

 

堀切の真ん中あたりから、主郭に登ってゆくらしい虎口があった。

が、倒木倒竹に塞がれていて、突っ込めそうな感じがしない…💦

 

主郭への登り口は他に無さそうなので、今回はパスで😅

 

城はさらに東に続いているが、北側の帯曲輪も尾根上の曲輪もヤブや倒木で突入するのは骨が折れそうなので、南から回り込むことにした。

ここから見上げる主郭、なかなかの偉容✨

 

東の方の曲輪は、この通りの荒れっぷりだった…

これを整備するの、大変そう…💦

 

思ったほど奥行きはなく、東西30メートルぐらいか。

東端には、短いが立派な土塁が横たわっていた。

 

さて、この曲輪の先には…

 

これまたデケェ堀切🤯

 

よく見ると、幅は15メートルほどもあるが、底が平坦な箱堀のような断面になっている。

南へは、ごくちっこい竪堀状が降りている。

すぐ下はもう麓だが、往時はここから登降出来たか??

 

全体の断面は、こんな感じ。

底が平坦で、曲輪のようにも見える。

 
この先がまた荒れ放題で、堀切の向こう側への登り口を探すのに苦労する…💦
南の端が、倒木はあるものの🌿🌿が少なく、傾斜も緩そうだったので、ここから登った。
土塁の天端のような盛り上がりを越えてゆくが、曲輪に降りたところで振り返って撮った写真も、もはや何じゃコリャの有様…
 
登った先の曲輪も、やはり🌿🌿の園だった。
植林地としても灌木が混ざり合ってぐちゃぐちゃ、手入れされた跡がないような…💦
 
東端は土塁で縁取られているが、もはや写真では何が何だか…😂
 

そして、この曲輪の向こう側を南北に走る堀切が、城の東端らしい。

が、中は灌木で満たされてる…😮

 

ヤブの中をなんとか降りていって、断面の見えるところまで来たが、何しろ氷雨上がりで湿気がものすごく、レンズ保護フィルターが曇ってしまう😭

 

これで終わりじゃーっ💨

 

側壁の傾斜が60°ほどもある鋭い堀切だけに、ヤブで十分見渡せなかったのは残念至極…

 

さて、こんなびしょ濡れのヤブから早く離脱しなければ💦

北の帯曲輪はこの堀切の北まで伸びているようだが、何しろどこから見てもヤブまみれで、倒木なんかあればスンナリ帰れるかどうかも分からない。

 

こういう時は、もと来たところを戻るに限る。

 

ヤブの比較的少ない曲輪の南側を縫うように進み、堀切を越えて、主郭の前で北の帯曲輪に移って帰投した。

それでも途中にあった倒木帯の突破には苦労したし、挙げ句に立入禁止の柵された広場には出られたものの入ったところとは違う場所に飛び出してしまうなど、最後までヨレヨレグダグダだった…😵‍💫

 

まぁ、城内は大方見て回れたし、遭難騒ぎになることもなく無事に帰れたから、ヨシ😅

で、せっかくなので車を置いた風和里しばやまから帰る前に、着陸してゆくヒコーキ見物…😅


やっぱりジャンボは威風堂々ね✨
満足して帰陣💨
このあと、帰りの信号待ち中にANAのカメさん(A380)が降りてきたのだった。そっちは見ただけ…😅

 

★岩山城

千葉県山武郡芝山町岩山

アプローチ道の最奥に普通乗用車2台分程度のスペースあり。

平山城

 

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(2024年3月23日 記)