久方城は国道296号が匝瑳市に入ってから2つ目、吉田城そばから1kmほど先の同じく左側の台地上にある。
吉田城と同じく歴史不明らしい。
吉田城を首尾よく攻め落とした勢いで突入しようとしたが、ここはアプローチが大変💦
車を停めるスペースを探すより前に、城近くまで行く道がことごとく乗用車でやっとの狭さ、枝打ちの枝などが散乱して踏んづけると車の底にボコボコという有り様で、車で近づくのは止めた方が良い。
これが主郭部と東側の曲輪との間の堀切だったらしい。
この道が左カーブを描いて登る途中で、右側に登ってゆく道が分かれている。
これが主郭部への虎口だが、なんだか人の畑に入っちゃいそうな…😮
入ってみると、かつては耕作されていたかも知れないが、今は壮絶なササやススキのヤブが広がる…
奥の主郭に向かって、草を刈られた道のようなものが出来ている。
トラクターか何かの轍が刻まれてる…
この道をドンづまりまで行くと…
え…?
主郭って、このヤブの中…?😨
傍らには大きな犬の置物が立ってもいるし、おっかないったら…💦
正面突破はさすがにムリそうなので、せめて主郭との間を仕切ってる空堀まで行ければと、ヤブの少ないところを探して入り込んでみる…
と…
コレ、主郭外側を守る空堀外縁の斜面か…?😮
けっこう、鋭いな…
少し北の方には、
コレ、主郭まで渡る土橋だな…
しかし、その奥は壮絶なまでに荒れた竹ヤブ…
こりゃぁ、ムリだ😅
突入できても遺構が全く見えなそうなので、速攻で退散💦💦💨
主郭まわりは壮絶なヤブで、ここに調査や整備の手をつけるのは大変そう💦
この城の遺構が残っているのはここだけでなく、外郭のような場所が台地の北東〜東に続いていて、そちらにも遺構らしいものがあるという。
登ってきた切り通し道の続きから、そっちへ行ってみるか💨
この先も、道は横堀状になりつつ続いている。
100メートルほど行くと、右への分かれ道がある。
これが…
立派な空堀やんけ😮
奥には左の方に入る虎口らしいのも見えるし…
しかも、ここから先の道の右側、ガッチリした土塁だし😮
土塁の中は墓地と寺院らしく、そのために後世の改変が入っているのかも知れないけど、人の背丈より少し低いぐらいの立派な土塁だった。
奥の、左への分岐正面に切れ目が入れられている。
墓地に入るために土塁を削ったものか?
それにしても、ついつい目が行ってしまう😂
左への分岐から入ってゆく道は、2つの外郭のような曲輪の境界になっていたらしいが、それらしい痕跡は無い。
左側は登ってきた道の主郭と反対側だが、畑やヤブ、住宅などになっていた。
どこまでが城かも、分からない雰囲気…
この先も城の外郭のようなところが続いているらしいが、城の遺構らしい土木の跡は分からなかった。
道の左側にある、この神社が城の南東端とのこと。
この外側に竪堀っぽいのが降りているらしいが、その跡らしい道は、堀型がすっかり失われて平坦になっていた…
何しろ主郭部はヤブまみれ、外郭は人の生活の場そのもので、城の全貌を掴むのが難しいったら…
匝瑳市は近年城郭をはじめとする歴史遺産の調査や整備に本腰を入れるような雰囲気が感じられるので、ここもそれに期待、というところか。
★久方城
千葉県匝瑳市久方
周囲の道は狭く、車を停める場所も無い。
丘城か?
(2024年3月21日 記)