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城の南東にある登城口から登って帯曲輪を半周し、登った曲輪のちっこい虎口の北隣に、こんどは土橋で渡ってただろう立派な虎口があった😮

 

虎口を出た横に立つ説明板を見ると、左右で土塁の位置がズレた「食い違い虎口」だとのこと。

外から見ると、確かに南側の土塁が外に突き出している。

 

そして…

 

こんな町中でこんなV空堀を見られるとは思わなかったぜ👍

 

と、ガッツポーズしたくなるような見事な空堀が、土橋の北側に伸びていた。

少し外に出て遠目から眺めてみると、これは見事な平城じゃないか✨

 

そして、今の城趾の正しい入口は、此方側らしい。

城の説明板が立っている。

だから傘で突くなっての…😮‍💨

 
縄張図も描かれているが、それを見ると広さのある舌状台地の真ん中にチョコンと土塁に囲まれた正方形の本曲輪を置き、周囲をあまり加工しないで外郭に仕立てたような感じだ。

この説明板を見る限り、ほかに見ものとして古墳を転用した物見台が南の方にあるらしい。

では、城の中央にある本曲輪を通って行ってみるか💨

 

虎口から郭内に戻ってすぐ、左の方へ入ったところが本曲輪とのこと。

 

先ほど虎口から登ってきた曲輪は本曲輪の外周を囲んでいて、低い土塁で仕切られている。

 

それにしても向こう側に見える新京葉線の紅白鉄塔、エライ存在感だな🤣

この鉄塔は建て替えられたものだが、運用開始当時は房総線という名で、日本で初めて50万V運転された送電線だぞ〜💪

 

東側に構えるコイツが物見台😮

 

こちら側の空堀は、向こう側よりもだいぶ浅い感じ…

そして、物見台の手前で埋められているらしい…

 

外側にあるという古墳(腰巻2号墳)は、完全にワラビ野だな…😂

 

ここにはもう一つ、腰巻3号墳がある。

ここもワラビ野🌿🌿

 

本曲輪の方を振り返ると、埋められたとはいえ空堀を渡る土橋の奥に門がありそう😮

 

ここは正しく門跡で、発掘調査では2本の柱跡が見つかったとのこと。

門が立ってた様子が妄想されてくるなぁ🤗

 

門跡から少し出たところから眺める物見台も、ゴツいじゃない✨

 

このあたりの外側、本曲輪を囲む外郭として機能していたんだろうが、空堀と東側の切岸までの広い平坦地に古墳が二つ並んでいるだけで、土塁や空堀などで仕切られたような跡が無い…🤔

不思議な空間だ…

 

雨はまだ止まず冷たい北風も吹いていたので、今日はここまでにして退散することにした。

古墳の並ぶ横から下に降りる階段があったので降りてゆくと…

 
駐車場あるやん❗

 

アプローチ道は住宅や工場などと城の切岸の間をすり抜ける狭い道だが、

入口の案内ちゃんとある😮

 

法面の上に城の看板も😮

 

それほどの距離もなく、送電線の下を走る「けやき通り」に出る。

ちゃんと車での登城が出来る城だった😮


何しろ、こんな街なかにこんな目の醒めるような遺構を残す土の城があって、地元に愛され大切に守られている事ことをひしひしと感じた。

そして、行政がそれを制度面から後押ししているのが素晴らしいと思った。


その気持ちを汲んで、大切にしたい城だ😊


【完】

 

★松ヶ崎城

千葉県柏市松ヶ崎字腰巻

東側に駐車場あり。但し進入路は狭い。

平山城

 

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(2023年11月7日 記)