永明寺山に通じる林道の登り始め間もなくに構える諏訪氏館から山道を登ると、金毘羅神社に登りつく。
ここからが、城の心臓部になる。
物見石と主郭の間には、馬出か帯曲輪のような平場が広がる。
ここに神社から登ってきた道と北側の尾根から帯曲輪状を通って入ってくる道がぶつかって、城内有数の要衝といった雰囲気。
さて主郭に登る。
道を外れて土塁を直登しようとする不届き者をたしなめる看板。
道のない城でも気をつけなきゃ😅💦
南東側には、何となく土塁のような盛り上がり…
そして、上原城主郭は四等三角点(その名も『上原城』)なんやね🤗
夏草に埋もれかけてるけど…
主郭にあるものはそう多くないので、搦手の方にある大堀切を見に行くことにした。
そちらは4年前にも見ている。
下の帯曲輪だか馬出だかに降りる。
途中から見下ろす物見石あたり、絶景や😮✨
ここから、細い武者走り状を通って北の方に進む。
せっかくなので、はなれ山の正面へ。
堀底からはそうとうな高さだが、天端は削平されていないようだ。
ここから大堀切へ降りると切岸をいためるので遠慮。
物見石の前から神社まで戻り、北東の方から伸びる歩道へ。
そして、左舷前方…
やっぱり、デカいな😮
4年前に見たときも、存在を知っていた大堀切よりもこちらの方にビックリしたように思う。
大堀切から比べると断面は小さくなっているが、大堀切からほぼそのまま東に落ちてゆくこの竪堀は見事✨
数十メートル先で奥の谷に飛び出して終わっているようだ。
さて、城は大堀切までらしい。
大堀切を過ぎると城道ははなれ山の裾を通って、間もなく搦手口になる。
車止めは付けられているが、虎口らしいものはない。
戦国時代にこのあたりで勢力のあった諏訪氏の詰城としては、なんともコンパクトな城、というのが正直な印象だった。
麓の居館が敵襲にさらされたときに山上から戦闘の指揮を執るための司令所のようなものだった?
★上原城
長野県茅野市ちの
諏訪氏館付近と城の搦手側入口の少し上に駐車スペース有(リンクはともにGoogleマップへ)。
山城
(2024年2月19日 記)