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姫城は葛尾城の南600メートルほどにある標高646メートルのピークにあって、葛尾城の支城と考えられている。

葛尾城本体からの比高は160メートルほどもあり、姫城との間をつなぐ尾根は急角度で落ち込んでいるので、甲冑を着た武者が往来するのはかなり大変だったろう…

(電子国土webの地図に加筆)

 

姫城分岐からは急な下りが続くというので覚悟して突っ込んだが、現物を見て息を呑んだ🥶

 

土の斜面の安息角に近くね?💦

ま,そこまでは無いだろうけど…💦


写真では傾斜は分かりづらいが、立木が生えている角度をよ〜く見ると、この斜面の凶悪っぷりが見えてくる…か?

ったくヘタクソ❗

 

100メートルほど下ると斜度が緩くなってきて、歩いて下れるようになる。

途中に鉄塔の基礎が残っていたが、コレ葛尾城登山道の途中にあったのと同じだな…😮


鉄塔跡と判断したのは、コンクリの頭に等辺山形鋼が顔を出していたからだけど…?

同じようなのが、さらに下にも…

なおも下っていき、ようやく傾斜が緩んで平坦に近くなったところに、比丘尼石方面に行くという分岐が現れた。

後で調べたところでは、比丘尼石は千曲市側からもう一つの支城である岩崎城までの登山道の途中にあるらしい。


比丘尼石との分岐からは、しっかりとした道が城に向かって伸びていた😮

すぐ奥には、尾根いっぱいの平場が50メートル以上続いている。

ここは馬場だということだ。


馬場の南側は、いきなり高く盛り上がっている😮
いよいよ、姫城の中心部が近いようだ…

この盛り上がりのむこうに、明らかな堀切が横たわっていた😮
遺構の濃さは、この城で一番✨

東側にもしっかり竪堀を落としていた✨

道は堀切を東側で横切って、主郭の東の裾を通っている。

ちょうど、ヤマツツジが満開だった✨


城にきれいな花が咲いているのを見ると、なんか兵どもが夢の跡を思い出してしまう…


すぐ先が、主郭への登り口。

急な切岸につけられた踏跡ぐらいの雰囲気で、なんかスパルタ…💦


主郭は南北に細長い。
支城というわりには、相当デカいようだ…😮

いちばん北の奥に説明板が立っている。
この背後は、もう北側の堀切に落ち込む…

南側の端にも堀切がある😮

底には歩いて降りられる…
だいぶ薄いな💦

城はここまでで、この先の尾根に遺構は見えなかった。


主郭の両側を堀切で断って、要所を削平しただけの簡素な城だが、葛尾城の南面を守るにしては曲輪が大きく、かなりの兵力を駐屯させる事が出来るサイズだった。

防御も薄いみたいだし、出城でなく居館跡という見方も出来るか…?🤔

 

★姫城

長野県埴科郡坂城町坂城

坂城神社からの葛尾城登山道が尾根に登るところから分岐が出ている。葛尾城域まで登ってしまうと比高140メートルの急斜面を登降することになる。

山城

 

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(2022年5月7日 記)