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この日一日、若い衆のアテンド任せに、わりと体力のいる城攻めをしまくってきたが、日も傾いてきた事だし、ラストにするか…

ということで、勝沼氏館に向かった💨


勝沼氏は武田氏の親族衆で、大月方面に勢力を持っていた有力国衆・小山田氏に対する目付と、笹子峠までの統治を行っていた。

1973年にワインセンター建設のための調査で発見され全面保存に至った事で知られる(ワインセンターは主郭部の東の隣接地に建設)。

 

実はこの時まで駐車場の位置を知らず、一度は祝橋の北側の旧道に車を停めたが、オフメンの案内で県道38号沿いの登城者向け駐車場に車を置いて、館の北東側から入る。

ほんの僅かで、館を取り巻く見事な土の空堀にぶつかる😮


空堀の内側の土塁、外から見ると櫓台のようやね😆

ここから、まずは南の突端に進む。
空堀の南端には、東橋の土台となった石垣が残されている。

堀底に降りて、石垣を南から眺める。

ここから館内には入れないので、戻って北西側の北門から入ることにする。

途中の空堀の美しいこと✨


空堀は西の端の土橋で終わっていて、主郭へはここから入る。

隣にはトイレと説明板がある。

土橋を渡ると内側にもう一本空堀があって、これを木橋で渡って北門から中に入る。
ここには木戸らしい門が整備されていたようだが、長年の風霜を受けてボロボロになっている😮

北門のところから、外周の土塁の内側を這う空堀も見事✨

そして、館の中には建物跡がたくさん並んでいる。

この日は建物跡の写真を全く撮っていなかったので、2年前の同じ頃に訪問したときの写真で…😅

まずは中央付近の御座所と母屋。
(2019年5月26日撮影)

東の方に行って、くつろぎ所の横に小さな土塁。
(2019年5月26日撮影)

北東の方には水路
(2019年5月26日撮影)

そして、おトイレまで😆
(2019年5月26日撮影)

その背後あたりの土塁に登っても、絶景を楽しめる✨

東橋の台も、上から眺められる😮

さて主郭の方はこのぐらいだが、オフメンに案内されて東郭の方も見てきた。

1995年から10年間にわたって発掘調査が行われた一帯との事で、最近調査・整備されたらしい。

主郭の建物が礎石に柱を立てていたのに対し東郭では地面に穴を掘って柱を立てていたらしい。

職人工房や家臣屋敷が発見されたとの事。


主郭からワインセンターの前を通って東に行くと、まず見えてくるのが主郭のものよりずいぶん小ぶりな空堀。

この部分は二重になっている。


さらに進んで、中央あたりに見えた木橋のあたりには、北に向かって水路が伸びていた。

このあたりを奥から振り返ったところ。

空堀が縦横に走って、複雑な様相を見せている。

傍らには説明板があった。
発掘調査によって経路の変遷が明らかになったらしい😮

いちばん東には、茅葺きの建物が整備されていた😮
こんなのの存在は知らなかったので、かなりビックリした。
東門の外側に見つかった家臣屋敷か。

とにかく土の遺構がくっきりハッキリ、東郭も見ることができて盛りだくさんだった😆 


それにしても、 この日は山城3本登ってなかなかに疲れたが、まだまだそのぐらいなら大丈夫そうだな💪

 

★勝沼氏館

山梨県甲州市勝沼

駐車場は県道38号沿い『平和之塔』の斜向い

平城

 

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(2022年1月18日 記)