公園城になっていた後閑城 に続いて、このあたりにゾロゾロ眠るという土の城の中から磯部城を選んだ。
国道18号からは、碓氷川に架かるやなせ大橋を渡り、信越本線の踏切を渡って間もなく。
 
城の南側の麓にちょっとした広場があって、車も停められるらしい。
けど、入口はやたら狭い…💦
 
広場には、縄張図入りの説明板が立っていた。
 
築城は鎌倉時代だが遺構は武田の築城術っぽく、その来歴は明らかになっていないようだ。
鎌倉時代に、居館の詰城として築かれ、戦国時代に武田氏が進駐してきて接収した時に改築されたときの遺構が今に残っている、という事らしい。
 
城へは、広場から道が続いている。
 
入ってゆくと、左側早速にただならぬ土木の跡が見えてくる…😮
 
これは本丸南東側の空堀のようだが、最後に見に行くことにして、まずはこれから行く三の丸側の遺構から。
三の丸は、正面右手に立ちあがっている。
 
左側に「壕(空堀)」という標柱が見える。
この空堀もダテではなかった😮
 
小さくて浅いけれども、三の丸の切岸をしっかり守っていた。
 
三の丸へは、道をそのまま登ってゆく。
行く手に虎口が見えている😮
 
で、三の丸…
 
なんか、削平されていない自然のまんまに見えるんだけど…💦
🌿🌿も、なかなかに強盛だぞぇ…💦
 
城道は三の丸へは入らず、さらに登ってゆく。
左側に双馬出が見えてくるが、ココも🌿🌿で踏み込めないような空間…💦
 
城道は双馬出にも入らず、なおも登って二の丸の虎口にいたる。
その手前、二の丸の立ち上がりの裾にも空堀。
 
二の丸虎口は、曲輪の東側、櫓台との間から登っている。
手前で二の丸の切岸をトラバース気味に登っているので坂虎口か?
 
虎口を登りきって右手を見ると、緑に覆われた櫓台。
 
このあたりでアオダイショウ🐍を見かけたが、すぐヤブの中に入って行った。
踏んづけないよう気をつけつつ、櫓台へ。
完全な緑色の世界だった…
 
さらに外側はどうなっているかと、北東側に降りる道があったので降りていったら…
そうとうにデカい堀切が横たわっていた😮
ココは南の方に進んで見た方がカッコイイ✨
 
ココを進むと三の丸に降りてしまうようなので、二の丸に戻った。
登り切る寸前で眺める、二の丸北側の切岸の鋭いったら…😮
 
そして二の丸。
北側が少し盛り上がっていて、土塁で守られているようだ。
 
さて、本丸はこの西隣りだな、と思って虎口の方へ寄って見るが…
 
え?コレ?😮
 
今までの整備された様子がウソのように、どヤブやんけ🥶
仕方なく、虎口から突っ込むのはやめて、本丸の北側に踏まれた道を通って行った。
反対側からの入口…
 
トレイルはあるが、やっぱりドヤブ…🥶
突っ込んでも何も見えなそうなので、敬遠して先に進んだ💨
 
道は本丸西側の斜面を降りてゆく。
その途中に帯曲輪が1段だけあった。
 
下りきってみると、本丸の切岸はやはり鋭かった✨
 
切岸の下を這うように付けられた細い踏跡を辿って南へ回り込み、城の入口近くまで戻ってくると…
 
最初に見かけながら後に回したこの空堀、やっぱスゲーわ😮
 
なかなかに素敵なラストで、小粒ながら遺構のしっかりした城への訪問を〆てくれた😊
 
★磯部城
群馬県安中市鷲宮
城の南側入口前の広場に駐車可。但し入口狭い。
平山城

 
 
(2021年11月30日 記)