能見城は新府城防衛のために築かれた防塁上の砦の一つ、という事だったが、その防塁は「能見城防塁」とも呼ばれ、今のJR穴山駅から御名方神社を越えて七里岩の段丘を横断するように、1.5kmにわたって築かれていたという。
能見城に登った次は、その御名方神社…往時の黒駒砦に目標を定め、徒歩で向かった💨
 
御名方神社はかなり深い杉林に囲まれ、薄暗くなっていた。
まずは鳥居。
 
そして社殿の前。
 
社殿のすぐ横には、かつて「黒駒の松」と親しまれていたという松の切り株があった。
説明板には元気に枝を広げている松の写真が載っていたのだが、枯死してしまったのか…😢
 
社殿の前から西の方に真っ直ぐ伸びる道…
少し凹んでいるけど、往時の空堀の跡か??
 
主郭の裏が最高所だった。
往時の主郭にあたるのか?
 
さて防塁はどこだと探し回ると、この主郭らしきの裏手に大きな空堀が横たわっていた😮
🌿🌿で分かりにくいが、🌿の間に地割れのように口を開けているのが、防塁の空堀😮
 
こちら側には土塁が築かれていたようだ。
だいぶ大人しくなってしまってたけど…💦
 
堀底まではかなり急斜面だったが降りてみる💨
が、堀底はササに埋め尽くされてる…
 
東側を望んでみたが、似たようなもんだった…😮
 
防塁は神社の境内から出る前に途切れてしまっているようだった😢
 
遺構はこれだけらしかったので、神社を後にした。
東側からみた神社の森の様子。
 
この後、能見城防塁の末端に位置したという御崎神社まで行ってみたが、遺構は無かった。
また、手前の交差点に堂坂砦の標柱が立っていたが、ここにも遺構は無かった。
 
このあたり、まだ何か眠っているのか??
 
★黒駒砦
山梨県韮崎市穴山町
駐車スペース無し。能見城から徒歩が無難。

 
 
(2021年12月1日 記)