この日は、twitterやInstagramで知り合った城友サン達4人で、上田市郊外の太郎山塊の尾根上に連なる、村上連珠砦を攻める事にしていた。
村上連珠砦は、この土地に配流された源盛清を祖とする村上氏が、本拠地の葛尾城との連絡のために太郎山中に砦を築いたのが始まりとされ、戦国時代には侵攻してきた武田氏に対する防衛の役割も担った。
国道18号や しなの鉄道線のすぐ脇に立ち上がる末端の尾根にも垂直の崖が見えていて、相当険しい山稜な事は容易に想像できる😨
 
そんな山塊に攻め込むので、体力の不安がひときわだった😅
(上田 道と川の駅 おとぎの里から望む)
 
オフメン4人は麓に集まってから、悪路に強い1台に乗り合いで、山中の菖蒲平にある駐車スペースに登って行った。
入口が非常に分かりにくい上、なかなかの悪路なので、普通の乗用車では辛いだろう…
 
菖蒲平に登って、比高300メートルと少し楽をして😅まずは鳥小屋山頂にある高津屋城を目指した。
最初は歩きやすい緩やかな登りだったのが、間もなくズルズルと滑りやすい土の急斜面に変わった💦
早速、遅れを取る…
 
みんな登るの速過ぎますって😅
 
登りきって辿り着いたのが高津屋城。
 
地面スレスレに、縄張図入の説明板が立っている。
小さなピークを削平して主郭にし、東西にごく小さな段郭を造成、東側に2本の堀切を入れた、簡素な砦のようだ。
 
そのまま東へ下ってゆくと、小さいけど岩盤の見える堀切が横たわっていた。
 
堀切の先を行くオフメンたち✨
 
さらに先に、2本目の堀切。
土の城チックな小さい堀切だけど、かなりの鋭さ✨
この堀切のところで高度を大きく下げている⤵
 
オフメン・スケール入りで✨
 
堀切で高津屋城は終わりのようだ。
 
息もつかせず、再び登りにかかる💦
幸い、それほど急でも長くもなく、間もなく城の遺構らしい尾根の立ち上がりが見えてきた。
この上に番所のような曲輪がありそうな雰囲気…
 
この上の尾根は、片側が土塁になっていて、主郭に向けて少しずつ登っている。
 
登り切ると主郭😮
 
ちっこい城だと侮っていると、曲輪を囲う土塁のキレイさに驚かされたワ〜✨
 
ここは『鳥小屋山』の山頂でもあるという事だ。
そして、ここにも地面スレスレに縄張図入の説明板がある。
 
けど…
 
ココもさっきと同じ『高津屋城(鳥小屋城)』なのか?😮
 
ネット上では、最初のを『高津屋城』、ココを『鳥小屋城』とするのがスタンダードになっているようだ。
初っ端の高津屋城より標高が40メートルほど高いピークらしい。
 
そして、北側には数段の段郭があり、石積みもあるらしいということで、探索に降りてゆく💨
最初のはコレ
 
そして2段目
すっかり、なで肩に…
 
石積みというのは、1段目下のコレか?
確かに、積まれてはいる。自然のモノではないっぽい。
 
ひとしきり見て回った後、虚空蔵山城に向けて東へ降りてゆく💨
説明板には、主郭の東の裾に堀切が描かれていたが…
 
コレのことか…?
凹みは埋まっているのかも知れないけど、間違いなく堀切😊
 
城の末端は、尾根から南東に突き出た物見台のような感じだった。
向こう側が完全に空なのが恐ろしいので、寄らずに通過💨
 
この後は、いよいよ虚空蔵山城へ。
 
 
★高津屋城 ※西側の小ピーク
★鳥小屋城 ※鳥小屋山頂
長野県上田市上塩尻、埴科郡坂城町南条
菖蒲平の駐車場、無理であれば下塩尻登山口に。
山城
 
 
(2021年11月14日 記)