主郭西側の横堀から入って堀切を抜け、主郭北東の尾根を目指して進む。
真っ先に目に飛び込んでくるのが、尾根の付け根に穿たれた、この堀切✨
もう、ホレボレするような土の曲線美💕
主郭から堀切を挟んで北東に伸びるこの尾根にも、曲輪と堀切がいくつか並んでいる。
堀切の隣の郭3には、ちっこい堀切が2本
この曲輪の終端は、また驚くべき光景だった
ここは城郭の末端ではなく、外にも曲輪がある。
尾根上にある曲輪を仕切るだけにしては、そうとうな念の入れようだ😮
これが末端の曲輪
削平が甘いのか、かつてはもっと高かった二重堀切側の土類が均されたのか…
尾根を戻って主郭の下に登る。
比高はそれほど無いものの、主郭の周りに技巧的な土の遺構がギッシリ詰まっていて、山城好きにはこたえられないステキな城だった✨
鎌倉時代に新補地頭として入った三村氏が築城し居城としたが、その後転出している。
現在残る遺構は戦国時代末期のものとの事。
【完】
★武居城
長野県朝日村西洗馬
麓の武居城公園に駐車場あり
山城(比高70m)
(2021年7月27日 記)